ルイス・スアレス クレの願望はゴールじゃない!?

去年の夏に獲得された選手の中で最大の注目選手は間違いなくルイス・スアレスだった。前シーズンにプレミアリーグで30ゴールを記録し、世界一のストライカーという称号を手にし、バルセロナに加入した。

バルサファンはストライカーに対して大幅に期待するし、移籍金も含めて注目が自動的に集まるのは当然なのだが、ゴール数という点では全てのクレが満足出来る数字ではない。

これからリーガの佳境、チャンピオンズリーグの決勝トーナメント、国王杯のセミファイナルなど大事な試合が増えてくる中で、現実問題でスアレスに求めるプレーについてのテーマです。

ゴール以外は比較的良くやっている!

今までスアレスはバルサで18試合出場で5ゴールを記録している。この数字だけを見てしまえばストライカーとしての役割としては、どうしても物足りなさを感じる。

しかし、スアレスという万能型のストライカーは、ゴール以外ではとてもチームに貢献している。数字で明確に分かるのは、11アシストというチーム2番目のアシスト数を決めている。シーズン序盤に出場停止を喰らっていたことを考慮すれば、相当数のアシストを記録している。

その他にも、ポストプレー、飛び出し、中央でのマークの引き付け、プレスなど様々な事で活躍している。それらを考慮するだけでも、十分な戦力と計算できる選手である。

スアレス最強の持ち味はメンタル!?

しかし、今までの試合の中で一番目につく良い所は、個人的にこの選手のメンタリティー(勝ち気)である。

1つのプレス、ポストプレー、シュートなどの1つ1つのプレーにおけるこの選手の本気度は、プロの中でもお手本になるほどだ。失敗した後の悔しがり方や怒り方は、プロ中のプロの勝負師である事を証明している。

この勝者のメンタリティーがなくならない限りスアレスのレベルから考えれば、戦力の1人としてこれからずっと計算できる選手である。

横の2人(メッシ、ネイマール)を活かすことが最優先

ここからが現実問題スアレスに求められるプレーの内容になるのだが、最大のリクエストはストライカーとしてのゴールではなく、メッシとネイマールを活かす為のラインの駆け引きとポストプレーである。

相手の最終ラインで駆け引きをし、ネイマールの飛び出しやメッシの中へのカットインの手助けが今シーズン出来る範囲のプレーになる。

本当はそこからの裏への飛び出しでの抜け出しや、スアレス経由の逆サイドの攻撃があれば良いのだが、そこまで連携は今シーズ以内では向上しないだろう。

また、最近バルサのプレーで多く見られるカウンターの攻撃におけるポストプレーも重要になる。サイドに流れてのポストプレー、サイドや中央で精度の高いパスもスアレスは計算できる。

これまでのことを簡単に言えば、スアレスの現在できる個人のプレーを最大限活かし、周りの選手を活かすことがバルセロナのチームに最大限の貢献をもたらすことになる。

その中でゴールももちろん期待できるが、自分のタイミングでの飛び出しや動き出しがまだ目立ち、チームの流れに完全に入り切れていない分、得点数は少ない数字になる。

それよりも中央での相手ディフェンダーとの1対1で、個VS個で勝負する方が、バルセロナの攻撃力は高くなる。まずは連携面よりも個人の力が重要になる。

これから良くなるであろう コンディションと連携

最近のプレーを見る限り少し体が重く、スピードや瞬発力が失われている気がする。また、体のキレも少し鈍い感覚を受ける。

体重管理や体調管理も含めトッププレーヤーのスアレスだから、コンディションはどんどん上がってくるだろう。

連携という点でもメッシーとネイマールと合わないプレーが目立つ。特に細かいスペースでの速いプレーは、合わないことの方が多い。

この連携面も少しづつ周りを理解し、また周りの選手もスアレスを理解してくることで解決する。これからはスタメンのメンバーもある程度固定され、ローテーションの採用が少なくなるのも連携面での助けになるのは間違いない。

あっ!?もちろんゴールも増えてくる( `ー´)ノ・・・間違いなく!!!

 
 

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