国王杯準決勝2nd 3/4 ビジャレアルVSバルセロナ 試合結果

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン

GKシュテーゲン

DFモントーヤ、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラフィーニャ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

マシップ、マテュー、アウベス、アドリアーノ、シャビ、ラキティッチ、ペドロ

選手交代

41分ブスケッツ→マテュー、64分ラフィーニャ→シャビ、75分マスチェラーノ→ラキティッチ

欠場者

ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)、ブラボ(判断)、バルトラ(判断)、セルジ・ロベルト(判断)

 

ビジャレアル  監督マルセリーノ・ガルシア

GKアセンホ

DFマリオ、ムサッキオ、ビクトル・ルイス、コスタ

MFジョナタン、ピナ、トリゲロス、チェリシェブ

FWビエット、ウチェ

バニュス、ドラード、バイイー、キャンベル、モイ・ゴメス、ジオバーニ、モレーノ

62分ウチェ→ジオバーニ、69分チェリシェブ→キャンベル、74分トリゲロス→モイ・ゴメス

試合詳細

バルセロナのスタメンの一番のサプライズは右サイドバックのアウベスの所に、モントーヤの起用。中盤にはラフィーニャが入った。それ以外はほぼベストメンバー。

前半、意外に消極的な戦いながらもアウェイゴールを奪う

ビジャレアルは4-4-2、バルセロナは4-3-3と両チームとも予想通りのシステムで、メンバーもそこまで大きなサプライズはなかった。

この試合の最大の注目所でもあるビジャレアルの試合の入り方は、前線からのプレスが結構強めだった。開始1分ぐらいまでは様子を見るものの、そこからはプレスでコースを狭めたらセンターバックの所まで積極的にプレスをかけてきた。

バックラインから中盤へのパスを一番の取り所と設定しているビジャレアルのプレスは、とても効果的なまま試合は進んでいくことになる。ブスケッツの所にしっかりプレスをかけることで、バルセロナは円滑にパスを回すことが困難になった。

しかし、ゴールの神様はいきなりバルサに微笑む。この試合初めての攻撃でもある3分に、スアレスからのサイドチェンジを受けたメッシーが裏に飛び出すネイマールにパスを送る。左足で飛び出してきたキーパーより先に触れられたボールは、ビジャレアルゴールに吸い込まれた。

ファーストアタックで貴重なアウェイゴールを奪ったバルセロナだったが、その後も試合の展開は変わらなかった。ビジャレアルのプレスに苦しむバルセロナは、10分ぐらいまでにボールロストからの危ないシーンを何度も迎える。

特にマスチェラーノの裏のスペースを上手く使われ、アルバのカバーとシュテーゲンのセーブによってバルサは失点せずにいられた。

10分過ぎからは試合が少し落ち着くものの、ビジャレアルにチャンスが訪れるシーンが目立った。バルセロナの攻撃は裏、裏、裏へのボールがほとんどであった。特に点を取らないでも良しとしたバルセロナの攻撃は、悪い意味で中途半端にも見えた。

お互いのディフェンダーが集中して守っており、最後のフィニッシュは簡単に打たすことはなかった。しかし、ビジャレアルの選手達の焦りが見え始めた35分を過ぎた数分後に、ビジャレアルは1点取り返すことになる。

39分に、コスタのファーへのクロスをジョナタンが走り込みながら蹴り込んで1点返す。この失点よりも残念なのが、このプレーの最中のブスケッツの怪我であった。歩けないブスケッツの退場シーンは、怪我が深刻なものであるかもしれないと連想させた。

代わりにマテューをバックラインに入れ、マスチェラーノを中盤に上げたバルセロナは、なんとかこのまま前半を終えることに成功した。チャンスシーンの回数からは、ビジャレアルの1点は仕方なしか。

後半、ビジャレアルの退場により勝敗は決定

後半に入ってもビジャレアルペースで試合は進んでいく。決定機こそないものの、バルサのゴールを何度も脅かした。1点奪えばさらに勢いが増すであろうビジャレアルは、積極的に点を狙いに来るが、なかなかバルサの守備を崩せなかった。

時間が経つにつれ画面上では分かりにくかったが、ビジャレアルの選手にも点が取れないフラストレーションがあったのか、この試合の勝敗を決める1つのプレーが起きた。

64分に、ネイマールのドリブルの抜け出しをピナが後ろからカニバサミのスライディングタックル。主審の目の前のこのプレーに一発退場となるレッドカードが提示された。これで10人になったビジャレアルは勢いを失くした。

それからはカウンターでチャンスが生まれるバルセロナと、攻めてもチャンスにならないビジャレアルの攻撃は露骨になり、バルセロナは余裕でボールを回せるシーンが目立つようになった。

そして73分に、マスチェラーノのパスを受けたスアレスがこの試合の勝ち越しゴール。87分には、シャビのパスを受けたネイマールがヘッドで追加点。

危なげなくプレーをし、点も奪い、この試合と国王杯の準決勝の戦いを終わらせることに成功。トータルスコア6対2で、バルセロナが決勝進出を決めた。

試合終盤にブスケッツがベンチで笑顔のシーンも見え、意外に怪我は深刻ではないかもしれない。足首の靭帯を少し伸ばしただけなのかも。

試合結果

ビジャレアル1VSバルセロナ3

得点者

3分ネイマール

39分ジョナタン(ビ)

73分スアレス

87分ネイマール

 
 

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