国王杯準決勝2nd 3/4 ビジャレアルVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

コパ・デル・レイ準決勝のセカンドレグ(日本時間3/4水曜日の28時キックオフ)で、ビジャレアル(エル・マドリガル)と対戦する。

エル・マドリガルという苦手なスタジアムでのアウェイの試合となる。最近のデータでポジティブなのは、バルセロナは直近のアウェイ戦が7連勝中という所である。

ビジャレアルはファーストレグの結果が1対3の敗戦だということもあり、やらなければいけないことはバルセロナから点を奪って2点差以上で勝つということだけである。

その為、試合の入りは予想しやすいかもしれない。バルサに1点取られれば最低3点必要になり、勝ち上がるには4点必要になる。だから、ある程度我慢しながらの戦い方になりそうだ。

カンプノウと同様に全員で守備ブロックを構成し、高い位置でボールを奪い点を取りに来るだろう。前線から激しくプレスをかけるというより、ある程度のゾーンに入ると激しくチェックしてくる感じだろう。

もう一つの奇襲もかねて取ってくる戦い方といえば、前線からの激しいプレスも考えられる。失点のリスクをある程度背負ってでも、早い時間帯に1点を奪いにくるかもしれない。この戦い方はなくはないが、2点を取れば勝ち上がれるなら無理な戦術を取らないだろう。

ビジャレアルのスタメンの予想は簡単そうなので書いておきます。システムは4-4-2でブルーノが怪我で欠場なので、そこにトリゲロス以外は2月に戦った時と変更はない鉄板なメンバーになるだろう。

GKアセンホ

DFマリオ、ムサッキオ、ビクトル・ルイス、コスタ

MFジョナタン、ピナ、トリゲロス、チェリシェブ

FWジオバーニ、ビエット

 

対するバルセロナは焦って攻める必要はなく、落ち着いて守備に大きなほころびが出ないように戦えば良いだろう。ボールポゼッションはある程度バルセロナが支配するだろうから、無理に攻める必要はない。

何度も何度もやり直しながら、相手を焦らすと共に相手のスタミナを奪う戦い方で十分である。イニエスタとブスケッツを中心に後ろでパスを回し、前線の南米トリデンテが勝負を仕掛けるタイミングまで危険なボールロストをしなければ良い。

スコアが動かずに時間の経過と共に焦りが出てくるのはビジャレアルである。攻撃中でも相手のカウンターを警戒し、大きなスペースを開けたくはない。バルサの右サイドのアウベスサイドは特に。チェリシェブというビジャレアルのキープレーヤーがいるし、ピケとアウベスのスピードでは少し心配な部分もある。

この試合の注目ポイントは、いかにビジャレアルの1点目を取らせないかである。自分達がボールをキープするのが一番であるが、もしそれが出来ないならカウンターでバルサが1点取りやすい展開にもなっているはずだ。完全にビジャレアルに主導権を握られていることはないはずだ。

自分達の失点のリスクが高いと共に自分達の得点の可能性が高くなり、逆に自分達の失点のリスクが低いと自分達の得点の可能性も低くなる試合展開になるだろう。

バルセロナのスタメンはベストメンバーで間違いないだろう。キーパーはカップ戦なのでシュテーゲン。唯一の変更点があるならラキティッチの所にラフィーニャぐらいが考えられる。

私の予想スタメンは、

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)、ブラボ(判断)

 

バルセロナの注目選手

DFアウベス(対峙するチェリシェブとのマッチアップは面白くなりそうだ。ワンツーやドリブルでサイドを縦に突破されると大ピンチ。周りと連携して上手く守ってほしい)

MFイニエスタ(困った時のイニエスタ頼みという試合になりそうだ。中盤での相手の激しいプレスの中、ボールをキープしてほしい。守備でも大いに期待)

FWメッシー(カウンターだけではなく、セットプレー、攻撃の中心として大いに期待したい。ボールを触るためにズルズル下がる展開には絶対にしたくない。ネイマールやスアレスへのアシストが最大のミッションになるかもしれない)

 

ビジャレアルの注目選手

GKアセンホ(キーパーにのられると厄介になる。直前のリーガのレアル戦の引き分けに大きく貢献した守護神。マラガのカメニのように、バルサに相性の悪いキーパーの存在にしたくない)

MFチェリシェブ(縦への突破が何よりも警戒だ。ドリブル、ワンツー、周りを使うなど攻撃パターンは豊富である。またサイドからのクロスも結構正確であり、フリーでは上げさせたくない選手)

FWビエット(アルゼンチンの新生のFWだろう。21歳にしてビジャレアルの点取り屋。ゴール前に必ず顔を出し、動き出しがとても上手い選手。ゴール嗅覚だけと思わして足元も結構あり、攻撃の起点としても厄介になりそう)

 

この国王杯のセカンドレグの後は中三日空き、来週のミッドウイークには試合がなく約1週間空くので、温存も何も力の限りプレーしてほしい。

決勝進出をかけたこの1戦、そして次の決勝の1戦を勝てば国王杯優勝の称号はバルセロナの手になる。このモチベーションだけで選手達のやる気に疑いの余地はない。

難しい試合にはなるだろうが、全力で挑めば今のバルセロナなら良い結果になるはずだ。開始1秒からの集中したプレーでイエローサブマリンを沈ませる<(`^´)>

 
 

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