「ルールにはないルール」の捉え方は難しい

「ルールにはないルール」と言うと、ガンバ大阪の遠藤保仁選手がCMをしていたシーンを思い出す人も多くいるだろう( `ー´)ノ

確か「サッカーの試合中には相手の選手が倒れたら、外にボールを出す」という暗黙のルールみたいな内容だったと思うが、今回はその内容の事について取り上げます。

ボールを外に出すのは正解なのか!?

まず私の個人的な意見を述べさせてもらうが、「サッカーに限らず、勝負事や何事でもルールを守り、正々堂々実力の全てを出し切って勝利を目指す」というのが、私の信念である。

しかし、今回取り上げているテーマでもある内容は、ルールを守るという所に触れず、正々堂々という所にも触れているのかは疑問がつく。

何故なら、倒れている選手がいる場合は審判の判断で試合を中断する事が出来るからである。逆に言えば、審判が止めないならプレーを続行しても問題はないという事である。

サッカーにおいて、しばしば主役の的になる審判問題だが、確実な正解はないと思う。流れの中での瞬間的にする審判の判断は、尊重されるべきだと思う。

私も中学時代などは、「何が何でも勝つ事が重要であり、負けたら何の意味もないので、ボールを外に出さずに倒れている選手は無視すればよい」と思っている時期もあり、みなさんもこんな考えの時期もあったのではないだろうか。

こんなふうに選手一人一人の考え方や、ファンの間でもこのテーマに関しては意見が分かれるだろう。

CL第4節のアヤックス戦の先制点のきっかけにもなるセットプレーを獲得する前のシーンでは、バルサはボールを外に出さない事により、このゴールチャンスを得られたものであることを覚えているだろうか。

そして、その後の数分間のアヤックスの選手達のタックルが、少し悪質になっていたのもこの事に対しての怒りだと考えて間違いない。

倒れている選手がいた時に外にボールを出すという行為に正解はないが、基本的にはボールを外に出すことが相手に対しても敬意を示す行為なのではないだろうか。

サッカーというスポーツで競っている以前に、人としての敬意がそこには必要だと感じる。

 
 

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