アウェーゴールの見直しで進むべき道
FIFAのブラッダー会長が、H&Aにおけるアウェーゴールのルールを見直す必要がある事を述べている。
内容は主に「セカンドレグでの延長戦においてアウェイのチームが、30分長くアウェイゴールを決める時間が増え、不公平だ」という事である。ホームで戦うチームが不利なのかの議論は置いといて、このルール改正には大いに賛成したい。
まだ確定事項ではなく、ただの意見なのでルール改正には時間が掛かるだろう。
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消極的なチームが多い現状
最近のチャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでの、ファーストレグをホームで戦うチームの戦い方には失望する事が多い。
アウェイゴールを恐れるあまり、前に積極的に出るチームが少ないのが現状である。こんなホームチームの戦い方にアウェイチームももちろん、セカンドレグがホームなのだから最悪0-0でも良いという考えに至ってしまう。
すると、攻撃をしようとするチームが少なく、あわよくば点を取れればというチームがあまりにも多い気がする。勝つ為には理解できるのだが。
ファーストレグは様子見の要素が大きく、サッカーとして見ていて楽しくないという試合が多いのが現状である。
見ている人は勿論、ファンも自分のチームが積極的に攻撃をするチームを見たいものではないだろうか。先週のラージョのように。
バルサも勝たなければいけないので、ファーストレグが慎重な入りでそのまま終わる試合もある。確かにセカンドレグに勝負が分からないという興味を持てるが、あまりにもファーストレグの試合が退屈になるのは、サッカーとして面白くない。
アウェイゴールを撤廃すると・・・
それではアウェイゴールのルールを撤廃するとどうなるか考えてみよう。(延長など他のルールは置いときます)
ファーストレグのホームチームが点を取りに来るのではないだろうか。セカンドレグのアウェイより、ホームで行われるこの試合で点を取ってしまおうと考えるにちがいない。
こんな単純な考えだけではなく、両チームにおける駆け引きがあるのは分かるが、シンプルに攻撃しようとするチームが増えると思う。
それは見ていて楽しくなるのではないだろうか。バルサの対戦チームに多く見られるような、相手の攻撃を受けての考えではなく、自分達から積極的な行動をとるチームが増えるだろう。
戦略的にも見ていて楽しくなるだろう。駆け引きという部分でも難しくなるのではないだろうか。
実現はまだ先かもしれないが、実現する事がサッカーの戦い方に影響するのは間違いないだろう。
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