怪我した選手は出場すべきなのか!?

サッカーの話とは少しそれてしまうが、数日前にフィギュアスケートでフリープログラムの前の公式練習中に他の選手とぶつかってしまい、頭とアゴから流血し、脳震とうも起きているであろう羽生結弦選手がそのままフリーの演技に出場し、2位という好結果を手にしたことがありました。羽生結弦選手は全治2~3週間だったので一安心(*´▽`*)

羽生結弦選手の気合い、根性、精神力の強さなどが見られた場面ではあるが、脳震とうが起きており万全に滑ることの出来ない選手を出すことは正しい判断なのだろうか。

テレビの解説者たちなどは「感動した」、「羽生結弦選手の精神力は凄い」などという発言をしていた。確かに羽生結弦選手の頑張りには目を引き付けるものがあったが、私的には出場を棄権するという判断が何よりも正しいと感じた。

今回はサッカー選手に限らず、スポーツ選手達が怪我をしながら試合に出場する事について考えます。

選手の判断とコーチの判断どっちが優先されるべき!?

上記の羽生結弦選手の例でもあったが、スケートリンクの横でコーチとの話し合いをし、最終的には選手自身でもある羽生結弦選手の「出場する」という判断が尊重され、試合に出場したが、選手とコーチの意見では常に対立する事が多い。

なぜなら選手は常に試合に出場したいものであり、怪我などをした場合は一日でも早く復帰し試合に出場する為に、リハビリだったり練習を重ねているものであり、その気持ちはスポーツ選手の経験があれば誰でも理解できるだろう。

対してコーチの意見や考えは、チームや個人に最大のメリットを考えるものであり、また若い選手に限らず長期的な活躍や、人としての一般生活も考慮して発言されている。

このように意見が対立している時に、どっちの意見が優先されるというのはスポーツの競技や個人スポーツやチームスポーツなどでも異なるかもしれないが、基本的にコーチや監督の意見が最優先されるべきだと私は感じる。

コーチや監督は選手達のコンディション管理や能力アップなど選手にアドバイザー的な存在である。その選手を客観的に冷静に判断している決断であるとも言える。

チームスポーツでは選手達の中での意見も違うので、監督の判断が尊重されるのも納得する事は容易だが、個人スポーツではコーチと選手がより対等に近い立場であるように感じる。

しかし、サッカーに限らず選手の出来が悪い場合、責任をとるのは多くの時は監督やコーチという上の立場になる事が多いのが現状である。選手の多くを入れ替えるよりも監督などの少人数を交代する方が楽という要素もあるのだが。

責任者と言う立場でも監督やコーチには責任があると思うので、監督やコーチの判断はより尊重されるべきだと思う。

どっちの判断が尊重されるべきという正解はないのかもしれないが、選手の怪我の再発や深刻化を考えれば、怪我のときにはしっかり回復を試みるのも選手の仕事や役目なのではないだろうか。

 
 

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