2016冬のコウチーニョ獲得、現実的に厳しい気が・・・

代表ウイークで特にネタがない最近は、バルサの今夏の市場マーケットが閉まっていたこと、前線と中盤の手薄感もあって早くも冬の補強選手のニュースが飛び交っている。

今夏終盤には前線にノリートやフェグリなど現実感がある選手の名前が並んでいたが、最近ではバルサはノリートの移籍金の高額を懸念して獲得レースから離脱し、リバプールのコウチーニョ獲得に動き出す可能性が高いと言われている。

今回は「リバプールの中盤の攻撃の核である、コウチーニョ獲得は簡単ではない」というテーマです。

コウチーニョ(23)獲得は嬉しいが、リバプールが交渉するのか

“今季も”かはさておき、リバプールはシーズン前に自分達が考えていた成績を現在は残せないでいる。監督であるブレンダン・ロジャース監督の解任をつい最近発表したばかりで、8試合を終えて3勝3分2敗の10位でありそこまで悪いとも思えないが、8得点しか決めれていないのがフロントとしては大きな問題だったのだろう。

後任の監督もまだ決まっておらず様々な監督の名前が挙がっているが、ある程度のビッグネームの監督を引っ張ってくることは予想される。この代表ウイークで新監督を決めて、チームとして進むべき道を決める上で重要なのが中心選手を誰にするのかというテーマである。

その中で、コウチーニョの名前が挙がらないことはとても考えにくい。恐らくバルサが欲しいぐらいだから、どの監督としても中心選手に置きたい選手だと予想できる。

次の新監督次第だがコウチーニョを獲得する上で、リバプールがまともに話し合ってくれるかも怪しい。フロントも有望な若手選手の放出を望んでいないとみられ、交渉自体たいして出来ないまま終わる可能性は高いようにも思える。

移籍金3000万ユーロ?これで獲得できるの?

バルセロナは3000万ユーロ(約40億円)での獲得を狙っているとニュースされているが、感想としては「こんなに安くて良いの!?」と思えてしまう。初めだからジャブ程度で、ここから交渉で移籍金が上がる分を踏まえて、バルサフロントは最高4000万ユーロぐらいと考えているかもしれない。

しかし、バブルのマーケットが続く最近では何とも若手の有望株には安い感じがしてしまう。自分では前にも書いたが、5000万ユーロぐらいからのスタートだと思っていたので、この金額なら一気に決めてほしいと思えてしまう。

コウチーニョの契約解除金がいくらかどれだけ調べても出てこなかったので発表自体なかったのだろうが、契約解除金がそこまで高くない額だと推測できる。4500~5000万ユーロぐらいかなと勝手に推測。

そこら辺の具体的な数字は分からないが、最近の市場のバブルを考えれば、コウチーニョの放出にリバプールがこの3000万ユーロ~4000万ユーロの移籍金で首を縦に振るとは思えない。リバプールは今夏ベンテケを約63億円(約4800万ユーロ)で獲得しており、それ以下でコウチーニョを売ることは普通ならありえない気がする。

コウチーニョ自身バルサに来て勝負する気があるのか!?

ネイマールやダビド・ルイス(PSG)といったブラジル代表のチームメイト達がコウチーニョの勧誘を行っているが、そもそもコウチーニョ自身がバルサに本当に来たがっているのか分からない。

ブラジルの選手なので、ブラジル代表のレジェンド達(ロマーリオ、ロナウド、リバウド、ロナウジーニョなど)が多く活躍したバルセロナを嫌いだとは思わないし、レアルファンと言った情報も聞かないので、バルサのクラブに対しての障害はなさそうである。

しかし、選手個人としてバルサに来ることは必ずしもステップアップとなるわけではない。スタメン争いは激しいものがあり、どこでプレーするかはルイス・エンリケの判断にはなるが、恐らく基本的に前線の両ウイングが主戦場になると予想される。

中盤のセントラルは1月からアルダ加入もあり、ラキティッチとイニエスタの3人で基本的には回しそうである。南米トリデンテのバックアッパーがバルサの選手層で最大の問題であり、出場機会がリバプール時代より少なくなるのは間違いないだろう。

若手の有望株で来季以降も期待は出来るが、来期にはラフィーニャ復帰は確実で、ポグバ獲得?なんて言うのももしかしたらあるかもしれない。中盤のセントラルはイニエスタを中心と考えた場合、空きは1つでポジション争いが来季以降最も激しくなる可能性が高い

そう考えるとやはり前線の起用だとは思うが、南米トリデンテが怪我でもしない限りコウチーニョを優先的にルイス・エンリケが起用するかは微妙であり、特に重要な試合を毎回ベンチから見ると言うのは選手の心理的に厳しいものがある。

コウチーニョ獲得はバルサには間違いなくプラス(ポグバの獲得をしなくていいも含めて)になると思うが、出場時間がある程度少なくなってもバルサで成功する気がないとコウチーニョがバルサに移籍する可能性は低いと思う。

これはコウチーニョの気持ち次第だし、冬のマーケット時のバルサの怪我人の状況次第というのも大きいかもしれない。南米トリデンテの2人ぐらい怪我してたらコウチーニョも「バルサに行く」と返事をしやすそうだが、怪我人がほとんど帰ってきていたらスタメン出場は難しいと考えて、「この冬はひとまずリバプールに残るか」と考えなくもないかなと思える。

コウチーニョ獲得でデニス・スアレスとポグバはサヨナラ!?

もしバルサが冬でコウチーニョ獲得できたならば、来季のデニス・スアレス復帰とポグバ獲得の可能性は極めて低いかもしれない。

デニス・スアレスの方は間違いなく出場時間が確保できないことで、移籍を志願するだろうと思われる。今夏にセビージャで出場出来ないと判断したら、ビジャレアルに移籍していたし。

ポグバの方はありがたい気もするし、悲しい気もする。元々高額な移籍金と年俸が問題であり、それさえクリアできればポグバ獲得に反対するバルサファンは少ない気がする。絶対にクリアできないミッションなのだが、選手の質としては欲しい若手選手の筆頭だと思う。フロントは強行で獲得しそうな気もするが・・・。

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ