後半戦は右サイドバック(バルトラ)が鍵になる!?
補強禁止処分が維持されたことにより、今冬と来夏の移籍マーケットでの新戦力の獲得が無理になっているバルセロナ。ここで最大の問題となりそうなのが右サイドバックのポジションである。
今回はバルサの右サイドバックの行く末がどうなるかについて書いていきます。
■ 目次
現在での適任は皆無!?
現在のバルセロナの右サイドバックのファーストチョイスは間違いなくアウベスである。ペップバルサから入団したこの選手はバルセロナにいくつものタイトルをもたらした選手である。また、サイドバックの選手の割に高い攻撃力は他のビッククラブと比べても大きな違いを見せてきた。
しかし、今シーズンで契約が切れて来シーズンの去就は不透明である(恐らく今シーズンがバルサの最後のシーズンとなるであろうが)。また、最近のアウベスのパフォーマンスには合格点はおろか、平均点以下とも呼べそうなパフォーマンスになっている。
そこで今夏には後釜になるであろうドウグラスを獲得したバルサであったが、そのパフォーマンスはバルサファンを満足させるものにはなっていない。(バルサに慣れる為の1年は優しい目で見てあげてほしいが)
アドリアーノもルイス・エンリケの信頼が高いとは言えず、怪我の出遅れもあってか出場時間は少なくなっている。(無難に行くならアドリアーノチョイスでも大丈夫なんだが、将来的なことを考えれば他のチョイスが欲しい)
バルサファンの中でもカンテラ出身ということもあり、一番アウベスの後釜として期待されていたであろうモントーヤは、ルイス・エンリケから戦力外を食らったことにより出番は最後のリーグ戦だけといっても大袈裟ではなかった。今冬の移籍マーケットでの移籍を真剣に考えている。(モントーヤが一番可能性があるような気がするので、ルイス・エンリケの心変わりと移籍しないように説得して欲しい)
サプライズ起用はあるのか!?
上記のアウベス、ドウグラス、アドリアーノ、モントーヤの4選手が右サイドバックの本職としてバルサには所属しているのだが、どの選手も完璧にルイス・エンリケの信頼を勝ち取れている者はいないだろう。
そこで最近注目されているのがバルトラの右サイドバック起用である。ルイス・エンリケがバルサBを率いていた時に何度か起用されたこともあり、トップチームデビュー(A・マドリード戦)も右サイドバック起用であり、経験はそれなりにある。
最近のニュースでは、「ルイス・エンリケに右サイドバック起用について聞かれた」ともあり、バルトラの右サイドバック起用は現実味を帯びてきている。(それじゃもはやサプライズ起用ではないか( `ー´)ノ)
私の個人的な意見では大賛成である。また、バルトラはティト・ビラノバ時代ぐらいからもっと起用されるべき選手であり、出場時間を伸ばせばプジョルのようにバルセロナに必要不可欠なバックの選手になると思っている。
出場時間の確保ということも含めれば、バルトラの右サイドバック起用はベストチョイスであり、問題点は攻撃面だけであろう。
今シーズンのバルトラのセンターバックでのパフォーマンスはとても高いものがあり、スタメンを張っても問題ない。問題は右サイドの攻撃の活性化やビルドアップ時の効果的なパスが足らないことである。
ある程度は目をつぶる必要はあるが、攻撃参加や運動量やスピードなどのいくつかは十分通用するだろう。後はクロスやパス出しなどの質が必要だが、そこまで求めるのは酷である。
結論からすれば、バルトラの右サイドバック起用は守備の安定を図り、その反面右サイドの攻撃の若干の弱体化になる。またメッシーが孤立したり、メッシーにストレスが溜まるかもしれない。
もう一つの最大のサプライズ起用としてはペドロの右サイドバック起用である。チャンピオンスのグループリーグ最終節のPSG戦での変則的な4バックにはなるだろうが、可能性はある。
しかしあの戦術は相当なサプライズや点を取りに行くときしかルイス・エンリケは使わないと思うので、現実的にペドロの右サイドバック起用はほとんどないだろう。
前線での起用がペドロの長所を最大限に活かすのは間違いない。前半戦の最後の方は調子が良かったので、後半戦での大暴れ(得点)に期待したい( `ー´)ノ