スーペルコパ2nd 8/17 バルセロナVSA・ビルバオ 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はビルバオ、白色は互角

時間帯グラフ

・バルセロナ0分、ビルバオ0分、互角90分

基本的に互角の展開での試合だったが、ピケ退場後の55分以降は優勝の行方が決まり参考にならず。後、ピケ退場後は呆然自失で記憶が・・・<m(__)m>

試合での問題点

メッシを封じられた時の攻撃力の展開の無さが問題に。長所は短所にもつながるもので、メッシが抑えられた時にイニエスタによる崩し、スアレスへのボール供給しか好機を作れそうにない。この試合では点差からの焦りもあって、縦を意識しすぎて攻め急ぎ過ぎた感は仕方ないものの、横パスで対戦相手を振る速いパス回しは出来なかった。

ルイス・エンリケのサプライズなし。この試合でも途中交代は当たらなかった。ムニルとサンドロには厳しい状況での出場は可哀想すぎる。試合に入るにあたってほぼ変化はなく、スタメンもシステムも予想の範囲内であった。唯一の変更点は裏へのランニングとボールだけで、ビルバオのCBコンビがことごとく跳ね返す展開に。解説の野口さんが試合終了間際に言うように昨シーズンとほぼ変化のないチームは、どこか怖さや勝負にこだわれずに、選手達が淡々と試合をこなしている感がある。チームにプラスアルファが無理なら、変化が必要な段階に。いつかの欧州スーパーカップでセビージャに0対3で負けた時のムードに似ているような・・・。出来るはず出来るはずのままシーズンが終了したような気が・・・。

試合での良好点

ブラボの安定感や、守備ラインにメンバーが揃った時の守備では問題は少なかった。「なにしてんねん」というミスはいくつかあったが、ハイボールでもピケがしっかり競り合い、裏へのボールもマスチェラーノのカバーはしっかり効いていた。CBのコンビに、ピケとマスチェラーノのどちらかがいないと不安定になりそうだと完全に実感できる結果に。これを糧にローテーションを組んでくれれば。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

GKブラボ

プレシーズンの合流が最も遅く調整不足感はまだあるだろうが、それでもゴールマウスにブラボがいると安心感はあった。やはり現段階ではシュテーゲンよりブラボの方が、一歩安心して見られるという昨季からの状況に変化はないと確信。これも踏まえてGKの起用方法は難しそうだと感じさせる。

 

・アスレティック・ビルバオ

DFエチェイタ、ラポルトのCBコンビ

ただのロングボールで崩れることは少なく、中央へのボールをことごとくはね返す堅守ぶりをアピール。速いディフェンダーではないがチームがまとまったコンパクトな守備で、長所が目立つ守備が出来ていた。ビルバオの守備は全体的に素晴らしく、よく走っていた。

最後に一言

年内6冠はここで儚く夢物語になったが、選手達のリアクションはまぁ納得できる内容だった。しかし、プレシーズンから勝負にかける本気の姿勢が欠けている感は否めない。マンネリ化からくるのか、昨季の3冠の栄光からくるのか、チームの雰囲気が変に楽観的なのかは分からないが、勝利への欲求が落ちているように見てとれる。気持ちをもう一度奮い立たして、このままでは今シーズンの成功はあり得ないと感じさせるチームの雰囲気である。選手達の団結心を取り戻してほしい。

 
 

1 Responses to “スーペルコパ2nd 8/17 バルセロナVSA・ビルバオ 試合評価”

  1. レト より:

    過密日程でのコンディション調整、控えの層の薄さ、そしてマンネリズムの解消などがシーズン前半の課題ですね。
    若手の成長は不確定要素ですが、ペドロとマテューはこれ以上出場機会が増えることはない気がします。
    マテューが空中戦でことごとく失点に絡んだのも痛いですが、二人がスタメンだったことでサイドチェンジが減ったのもチームとして深刻でした。
    加えてセビージャ戦でのゴール取り消しに続き、この試合でも誤審が相次いだのは懸念事項ですね。シメオネ監督も警告していましたが。

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