リーガ第10節 11/1 バルセロナVSセルタ 試合評価
■ 目次
試合での問題点
攻撃が真ん中に寄りすぎている。スアレス、メッシー、ネイマールと中央寄りにいることで、ボールが狭い範囲でのパス回しになってしまっている。もっとピッチを広く、サイドいっぱいに使った攻撃を仕掛けなければいけない。サイドバックの選手の上がりの回数も少なかった。
セットプレーの守り方に問題があるかもしれない。特にファーサイドへのボールにフリーな選手が多すぎる。マークに付くにしてもしっかり体を寄せきらなければ、失点をする機会はこれからも拝見する事になるだろう。
イニエスタがいないと中盤でのパス回しが全く機能しなかった。この試合では主にラキティッチとラフィーニャだが、中盤でボールを受けれず、メッシーに頼りすぎている。どんな相手でも中盤で優位性を作り出せるようにしておかなければいけない。
試合での良好点
中盤から後ろの選手のディフェンス意識はとても高く、それなりに守れていた。特にCBの二人は抜群に良かった。ピンチは確かにあったが、相手の実力を考えたらある程度仕方のないことだと思う。
ルイス・エンリケの指示に明確な変更が少し見て取れた。フォーメーションの変更やメンバー交代は、とても効率性があった。もっと攻撃パターンは増やさないといけないが、少しずつ増えてくれれば問題ないだろう。
選手評価
()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ
GKブラボ(4)
セービング、ハイボールの処理、足元のプレーと安定していた。失点シーンはどうする事も出来ないので問題ない。
DFアウベス(2)
戦う姿勢は見せていたものの、スピードや攻撃で限界を感じさせる試合の決め手になったようにさえ感じた。誰か他の選手を右サイドバックで起用しないとダメな時期になってきた。
DFマスチェラーノ(4)★
この試合でも体を張ってチームを支えた。最近のプレーの安定感はすさまじいものがある。チームの守備を支えている大きな要因になってる。
DFマテュー(4)
最後での体を張るなど、守備では相当貢献していた。繋ぎで不安は少し残るものの、守備に欠かせない選手である。
DFアルバ(3)
守備での貢献やセカンドボールを多く拾えていたが、もっと攻撃での貢献を期待できる選手である。これからは、左中心の攻撃にシフトチェンジしても良いような気がする。
MFブスケッツ(3)
途中交代は痛めている部分の心配なのかもしれない。この試合でも中盤で唯一、合格点の出せた選手なのでいないと厳しいシーズンになりそうだ。
MFラキティッチ(2)
中盤で運動量豊富で顔はちょくちょく出せたが、回数が少なすぎた。飛び出しなど相手をかく乱する事には結構成功していたが。
MFラフィーニャ(2)
厳しい採点にしたが、中盤でのゲームコントロールをできなかったのが問題である。守備では長い距離を走りピンチを救うシーンが見れて良かった。
FWスアレス(3)
体のキレや連携などがまだまだ万全ではないが、チャンスメイクなどある程度の仕事はこなせていた。早くスアレスのゴールが見たい所だ。
FWメッシー(3)
チームの出来を表しているように、可もなく不可もなかった。もう少しやって欲しかった部分はあるが、とりわけ悪い事もなかった。
FWネイマール(2)
あれだけのチャンスがあれば、1点は決めて欲しい状況である。先制点がバルサに入っていたら、勝てた可能性が90%を超えていた。
MFシャビ(3)
途中交代で入ってチームの攻撃を活性化させた。今シーズンはこの役割がベストな選択になるという見本になる試合だった。
FWペドロ(3)
気合いはとても感じられたが、少し空回りしていた。チームに縦のスピードをもたらしてくれた。
最後のまとめ
ホームカンプノウでのまさかの敗戦で、リーガ2連敗により首位から落ちてしまった。
試合の出来自体、可もなく不可もない試合だったが、もうひとひねり欲しかった試合であった。
敗戦を引きずっても仕方ないので、次の試合に気持ちを入れ替えてCLの試合で勝利して、決勝トーナメント進出をほぼ手中に収めて欲しい。