欧州スーパーカップ 8/11 バルセロナVSセビージャ 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はセビージャ、白色は互角

20150812セビージャ戦

・バルセロナ15分、セビージャ10分、互角95分

イニエスタが交代するまでの65分ぐらいまではバルサペース、そこからセビージャが同点に追いつくまでの80分までセビージャペース。その後は互角の試合展開だったが、リードを奪って守りに入ったラスト5分はセビージャペース。

試合での問題点

イニエスタ交代後から同点に追いつかれるまで、試合の主導権を自ら渡してしまった形になった。やはりボールを持てないバルサは、守備だけに回っても相当の苦労をするということが判明した。ボールポゼッションをキープする為に、メッシの位置をいじるのが一番の策になるかもしれない。この試合ではネイマール不在だったので中盤に下がられると前線に迫力がなくなるが、南米トリデンテが揃ったときにはしっかりとした対策を取るべきである。

マテューの左SBに黄色信号が灯った感じである。改善可能な範囲であるが、ポジショニング含め、マークの受け渡しなどが全然できていない。逆サイド時に中に絞り過ぎており、マスチェラーノと被り過ぎである。2失点目ももっと早めにイボラのマークをマスチェラーノに指示していれば、マテュー自身は中に絞らずにクリア可能だった。マークが足りない時の周りへのコーチングも不足しているように見られ、中盤の選手が下がらなければいけない場面が何度もあった。

最終ラインはマークのズレやマテューの連携がダメだったが、中盤の守備はもっと悪いものがあった。3人で守るのは無理なのに、ラフィーニャがそこまで積極的に下がってこない。ブスケツが最終ラインに吸収されたら中盤のスペースがぽかっと空き、何度もフリーでセビージャの中盤の選手が前を向いてボールを持てていた。直接ミドルシュートなどではやられなかったが、今度はやられてもおかしくない状況が何度もあった。

試合での良好点

攻撃陣はチャンスを作っていた。良い位置でのシュートが多く、もう少し流れの中から得点を奪えてもおかしくなかった。メッシを起点にして、セビージャ相手に数多くのチャンスを作れていた。後は効率性の部分だが、FKからの得点を考えれば大体こんな感じの得点数かと納得させるものがあった。

ペドロの劇的なゴールが素晴らしかった。なぜにスタメンでないかは疑問だったが、試合後のルイス・エンリケのコメントでは「足に違和感があった」らしい。これがバルサでの最終戦でのゴールになると予想されるが、ペドロの存在感を見せた決勝ゴールであった。SDと移籍願望について意見が別れているが、自身の心の中の残留希望に従って、どんでん返しで残留してくれれば嬉しい( `ー´)ノ

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

FWメッシ

この試合ではMVPに選出され、バルサファンも納得の選出であった。FKから序盤に2得点を奪い、試合の流れでも違いを見せた。スピード感はまだ足りない気がするが、それでもこの出来を披露するのが怪物であった。次のビルバオ戦でもネイマールが欠場する中、攻撃の中心として活躍してくれれば。

 

・セビージャ

MFコノプリャンカ

今シーズンからの新加入選手だが、この試合で存在感を大きく見せた。左からのクロスや中で合わせる技術があり、同点ゴールも記録した。今季のセビージャの新加入選手で一番ブレイクしそうな選手だと感じられた。チームに馴染めば怖い存在になりそうである。

 最後に一言

5対4と派手なスコアでの勝利であり、4失点はいただけないが、この試合に勝利したことが何よりも良かった出来事である。内容もこの時期にしては予想以上に高く、イニエスタ不在まではほぼ試合をコントロールしていた。この勢いでスペインスーペル・コパも獲得したい。延長戦までもつれて選手に疲れが溜まっていると思うので、ひとまずしっかり休んで次の試合に挑んで欲しい。年内4冠目獲得おめでとう(*´▽`*)

 
 

1 Responses to “欧州スーパーカップ 8/11 バルセロナVSセビージャ 試合評価”

  1. レト より:

    ラフィーニャの前線が思ったより良かったのが印象的でした。
    控えがサンドロとムニルではまだまだ頼りないと思いましたが、これならアリかと。
    逆にマテューとバルトラはシーズン初タイトルでいきなりやらかしてしまいましたね。
    アブデヌールの獲得も本気で検討する羽目になるかもしれません。

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