親善試合 7/29 バルセロナVSチェルシー 試合評価

試合支配率

※赤色はバルセロナ、黒色はチェルシー、白色は互角

k

バルセロナ10分、チェルシー20分、互角60分

序盤を含め、後半59分の大人数の選手交代まではほぼチェルシーペース。その後はバルサペースで試合の支配は行われた。主力組が出ていた方が主導権を握るという、分かりやすい構図の試合であった。

試合での問題点

前半のルイス・エンリケによるテスト組に近いメンバーの出来が、想像以上に悲しい出来になってしまった。チェルシーの主力が序盤にアクセル全開気味で挑んだら、ただただやられるだけで解決策はほとんどなかった。特にCBコンビは1対1で大きな実力差があり、ラインの背後も簡単に取られ良い所はほとんどなかった。

これまでの親善試合の3試合を通して、セットプレーの弱さが戻った感じが出てきている。集中力を含め、ポジションの確認、マークの確認、壁の構成方法など再確認する必要が出てきている。5分のマティッチのフリーのヘッド以外にも、マークの人数のズレが起きている場合が多く、自主的に守備に参加する意識を取り戻してほしい。

中盤のグンバウ、ブスケツのコンビが確実に失敗の結果で終わってしまった。ルイス・エンリケの結構好きなアンカーに守備的な選手を置いて、その前にブスケツを入れた守備力の強化策は、これで多くの場合(代表は昨季のリーガのH&Aのバレンシア戦)に失敗に終わっている感じがする。攻撃の起点がなくなり、パス回しが出来なくなる状態に陥る可能性が高い。試合終盤の逃げ切り以外は使えそうにない作戦な気がするが、これからどうなることやら。

試合での良好点

ドウグラスの怪我以外は、多くの選手が出場しコンディションアップにつながった試合だったように感じる。ユナイテッドの試合より激しい試合になり、厳しい試合を体験できたのもシーズンに役立ってくるだろう。

おそらく選手のテストも含めた試合で、何人かの選手はシーズンで使えそうな手ごたえをはっきりと感じさせる試合であった。その名前は今度の記事にするとして、逆に厳しそうと感じさせる選手も数人出てきたが。

ちょっと目についた選手

・バルセロナ

FWサンドロ

積極的に動き、得点も記録。フル出場も納得であり、スタメンの若手の中で1番の活躍を見せた。シュートの上手さだけでなく、左からのカットインや飛び出しなど、自分がシュートを打つ動きを実践できており、スアレスや前線の選手との連携をもっと高めたら、左や中央での起用が増えるのは間違いなさそう。

 

・チェルシー

MFアザール

試合前にアザールの昨季の評価でモウリーニョとベンゲルの意見で食い違っていたが、世界でも片手の指で数えれる順番の選手なのは間違いない活躍を見せた。ドリブルを始めれば止められず、速攻の動き出しも素晴らしい。他のチェルシーの優秀な選手がかすむ活躍を見せた。チェルシーとの試合ではアザール対策を取る必要ありと判明<(`^´)>

最後に一言

プレシーズンの対戦相手や日程が決まった瞬間から、これまでの3試合で1勝2敗も覚悟していたが、まさか現実になるとは。実質今回のチェルシー戦は引き分けだが、まだまだバルセロナに改善の余地ありと知らしめてくれた。ユナイテッド戦で変な自信が出てきた鼻を折ってくれて、ここから再出発の気持ちで挑むのにちょうど良い試合であった。

 
 

1 Responses to “親善試合 7/29 バルセロナVSチェルシー 試合評価”

  1. レト より:

    既に絶好調のスアレスやチームで共有できている崩しのパターンなど攻撃ではポジティブな印象を受けましたが、前半は守備が崩壊していましたね。
    バルトラのプレーは出場機会を増やしたいと言っていた割に情けなくちょっと不安になりました。マシップのアマチュアレベルのミスは期待していないだけマシでしたが。
    逆にサンドロは今季も期待出来そうで現時点では一番の収穫であるように思います。ペドロは今大会では全体的に低調なプレーでしたし、前半戦は前線のローテーションも重要になってくるだけにサンドロにはブレイクして欲しいですね。

コメントを残す

このページの先頭へ