CL第1節 9/18 バルセロナVSアポエル 試合評価

試合での問題点

攻撃時にどうも決定機が生み出せない。特に引いている相手にはより困難になる事が顕著に見て取れる。サイドバックが高い位置でボールを貰うと、パスを出せるコースが縦のFWか、後ろにいるMFの2つのコースしかない状況がよくある。メッシーだけではなく、サンペルのポジションがもっと前に入ってきても良いように思える。

前線の選手が良い位置でボールを貰う機会が少ない。いつも相手のブロックの外でボールを貰っていて、崩すのはとても困難になる。後ろの選手の5人がもっと連携して、相手にチャレンジする機会を増やさなければならない。

最終ラインが少しずれている場面が目立った。センターバックの二人は揃っているが、サイドバックの位置が高く、ハイボールを送られた時に少し出足が遅れて、ときより2枚で守る状況が生まれている。カバーリングの意識を常に持たなければならない。

試合での良好点

攻守の切り替えは相変わらずとても速かった。ルイス・エンリケになってから、この部分は完全に染み付いたように感じる。公式戦無失点の大きな要因であろう。

全員が良く走り、中盤や高い位置で数的優位を作り出し、ボールを奪う位置が高い。攻撃の流れにも良い効果が生み出されるだろう。

選手評価

()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ

GKステーゲン(4)

飛び出しも良く、繋ぎでも問題はなかった。最後のセービングはとても助かった。

DFアウベス(2)

攻撃では効果的な攻めが出来なかった。守備時にはラインが少しずれていることが目立った。

DFピケ(4)★

貴重な1点を決めてくれた。守備時にもまぁまぁの出来であった。

DFバルトラ(4)

相手からボールを奪うシーンが目立った。前への出足も速く、相手の攻めを高い位置で潰せていた。

DFアドリアーノ(3)

フル出場したことにより、次戦から起用できる戦力が1枚増えたことを証明してくれた。

MFサンペル(3)

イージーなパスミスは何度かあったが、全体的には合格点を与えられる。守備ではセンターバックのカバーリングも行えていて、結構守れていた。

MFシャビ(3)

あまり出来は良くなかったが、中盤でボールを落ち着かせる機会が何回もあった。試合勘という点で不足しているように思われた。

MFセルジ・ロベルト(3)

運動量豊富にピッチを走り回っていた。ボールの絡み回数は毎試合これぐらいを期待したい。たまに奪われてはいけない所でボールをロストしていたのが減点だった。

FWムニル(2)

あまりボールに絡めなかった。ときより裏でボールを受けれてたが、まだまだ実力不足は否めなかった。

FWメッシー(3)

運動量が少しだけ少なかったのが気になる所であった。相手を崩そうとする意志と、怖さはこちらにも伝わってきていた。

FWネイマール(3)

数回のチャンスを決めて欲しかった。全体的には良く、ドリブルが特に良かった。

MFイニエスタ(3)

相手は崩せなかったが、しっかり試合終了までボールを中盤で落ち着かせてくれていた。

FWサンドロ(3)

動き出しが本当に良い選手だと感じさせてくれた。積極的にプレーしていたのも好印象を受けた。

MFラフィーニャ(3)

出場時間は短かったが、前線に良く絡めて崩そうとする意識は伝わってきた。

最後のまとめ

CLグループステージ第1節ということもあって、貴重な勝ち点3を獲得出来たのは良かった。

改めて、相手も必死に戦っている事とCLに簡単な敵はいないと感じさせてくれた。もう一度ファンも引き締め直す必要があると感じさせてくれる試合であった。

今まで出ていない選手の多くが出場出来た事が良かった。そして勝つ事が出来て、次戦以降もルイス・エンリケの頭を選手選出でどんどん悩まして欲しい。

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ