15/16リーガ第1節 8/23 A・ビルバオVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
試合結果
アスレティック・ビルバオ0VSバルセロナ1
得点者
54分スアレス(アルバ)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKブラボ
DFアウベス、マスチェラーノ、ベルマーレン、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ(C)
FWメッシー、スアレス、ラフィーニャ
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、セルジ・ロベルト、サンドロ、ムニル、カマラ、グンバウ
選手交代
18分アウベス→セルジ・ロベルト、65分ブスケツ→バルトラ、82分ラフィーニャ→サンドロ
欠場者
ドウグラウスとアドリアーノ(怪我)、ネイマール(病気)、ピケとマテュー(累積)、ビダルとアルダ(制裁中)
アスレティック・ビルバオ 監督エルネスト・バルベルデ
4-2-3-1
GKイライソス(C)
DFデ・マルコス、エルストンド、ラポルト、バレンシアガ
MFミケル・リコ、ベニャ、スサエタ、エラソ、サビン
FWアドゥリス
エレリン、レクエ、ボベダ、グルペギ、アケチェ、イバイ、ビゲラ
52分バレンシアガ→ボベダ、62分ミケル・リコ→グルペギ、62分サビン→イバイ
試合詳細
バルサはほぼ予想通りの現ベストメンバー。CBにベルマーレンが入り、怪我から復帰したアルバもスタメン出場。注目のGKは安定感抜群のブラボの出場となった。
前半、計算通り!?のリスク最小限サッカー
お互い高い位置からプレスをかけながら最終ラインが高いため、コンパクトな試合で進んでいく。序盤からハイパーに慎重なバルサがボールの主導権を握る。後方でのパス回しが目立ち押し込めてはいないが、悪いボールロストを失くすためのパス回しを見せた。ビルバオはカウンター狙いで、バルサからボールを奪ったら迫力ある攻撃を何度も見せた。
お互いチャンスがないまま時間が過ぎ、1番初めに試合が大きく動いたのは17分のアウベスの負傷であった。アウベスが怪我で負傷交代し、セルジ・ロベルトがそのまま右SBに交代で入った。
その後もバルサはボールを変に失わない為に、ほぼビルバオ陣地に攻め入ることなくパス回しをする。チャンスがない試合だったが、ビルバオのミスからバルサが前半最大のチャンスを得る。
29分に、エルストンドがロングボールの処理を誤りボールはスアレスに。スアレスのターンに足を出した所をファールを取られ、バルサがPKを獲得。メッシのPKはイライソスに完璧に止められ、待望の先制点のチャンスを逃す。
この後もバルサに度々チャンスが訪れる。
34分に、セルジ・ロベルトが裏に飛び出して上手いボールタッチで1人抜きクロス、スアレスが上手く合わせるがここもイライソスにセーブされる。41分には、速攻からメッシのパスを受けたスアレスがシュートするが、ディフェンスのブロックにあう。
WOWOWの解説者の見解通りバルサらしくないのかはあなたの判断に任せるが、ルイス・エンリケの表情や動きを見る限り、ほぼ想定内の前半の戦いだったように感じる。自分的にもほぼ現段階でベストな試合をしたようには感じている。もし違うように感じたのであれば記事の最下部にコメントを残してくれれば。
後半、スアレス弾と全員の頑張りで開幕を勝利で飾る
後半もお互い試合の入り方に変化はない。試合展開も特に変わった所はなく進んでいく。しかし、ビルバオのプレスが一瞬弱まった瞬間にバルサが得点を奪う。
54分に、アルバが裏に抜け出しダイレクトでクロス、中でフリーのスアレスが左足のボレーで合わしバルサが先制。待ち望んでいた先制点がここで来たかという感じのゴールであった。
先制点を取られたビルバオは前からのプレスを強めるが、それが逆に最終ラインと中盤にスペースを作り、バルサのパス回しが取れなくなる原因を作った。先制してから数分間バルサペースで試合は進んだ。
60分に、左で作って最後は逆サイドのセルジ・ロベルト。強烈なシュートを放つが、クロスバーを直撃してゴールならず。
先制してから良い流れだったバルサに、急遽不運な事故の怪我人が出る。65分にブスケツも負傷交代。バルトラが代わりに入り、マスチェラーノがアンカーに入った。
時間が経つにつれてビルバオは、前線へのロングボールが目立つようになる。バルサの試合らしくないハイボールが行き来する展開になっていく。そんな展開の中、ビルバオはこの試合で最大のチャンスを掴む。
79分に、クロスボールのクリアボールの跳ね返りをフリーでイバイがシュートするが、力んだのかシュートは大きく枠を外す。
80分過ぎから疲れの見えるビルバオに対してメッシのドリブルが効果を発揮し出す。個人技からシュートを放つなどチャンスを作りながら、マイボールに貢献した。
80分ぐらいからはバルサの守る選手達の頑張りが目立つ試合になる。体を張りながら守り、ビルバオにチャンスを作らせない。最後までバルサは守り切り、スアレス弾の1得点を不安定と言われた守備陣の頑張りで乗り切った。
決してバルサらしくない試合内容の勝利だがシーズンを通して何度かある、苦しい展開を耐え凌いで勝利した試合であった。この頑張りのバルサなら、どこが相手でも対等以上に戦えるのは間違いないと思えるほどの試合を見せた。また、様々な不安を大きく減らした試合でもあった。
タグ:アスレティック・ビルバオ, 試合結果
素晴らしい内容の文章、楽しく拝見させて頂きました。
この記事とほとんど同じ気持ちで試合を観ていました。
解説者が盛んに「バルサらしくない」を連発していたのが少々耳障りでした・・
前半のやや消極的にみえたパス回しが、後半に効いてきたと思います。
前半のビルバオのプレスはチーム全体で機能していて、よかったですからね。
冷静に試合を見ていたらバルサの安定した戦いだったと思います。
これから少しずつコンディションをあげていき、控えの選手に出番が回ってきそうな状況になってきたので、昨年よりもチーム全体で戦うバルサが見れたら嬉しいですね。
レアルがまさかのドローだったので、バルサの初戦での勝利はより価値がありますね。
それにしても今年のリーガは例年になく混線模様になる気がします!
全選手の気合いの入ったプレーでハラハラするような試合を期待します!