リーガ第22節 2/8 A・ビルバオVSバルセロナ 試合結果

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マテュー、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、シャビ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シュテーゲン、バルトラ、マスチェラーノ、アドリアーノ、イニエスタ、ラフィーニャ、ペドロ

選手交代

69分アウベス→アドリアーノ、73分シャビ→ラフィーニャ、79分スアレス→ペドロ

欠場者

ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)、マシップ(判断)、モントーヤ(判断)、セルジ・ロベルト(判断)

 

アスレティック・ビルバオ  監督エルネスト・バルベルデ

GKイライソス

DFデ・マルコス、エチェイタ、ラポルト、バレンシアガ

MFスサエタ、サン・ホセ、ミケル・リコ、ムニアイン

FWウナイ・ロペス、アドゥリス

エレリン、アウルテネチェ、グルペギ、ベニャ、アケチェ、イバイ、ウィリアムズ

51分バレンシアガ→アウルテネチェ、69分スサエタ→ベニャ、77分ムニアイン→グルペギ

試合詳細

バルセロナのスタメンは、ベストメンバーから2人のローテーションを決行。マスチェラーノの所にマテュー、イニエスタの所にシャビと、共に計算できる選手をスタメン起用。

前半、終始押し込まれるが堅守からのカウンター

試合が始まるとすぐに、ビルバオのメンバーはバルセロナの陣内に入り込んできた。この瞬間にこの試合、ビルバオは前線からの激しいプレスで主導権を握ろうとする戦い方であることが判明する。

そして、その狙い通りにバルサは自陣に押し込まれる展開になる。困ってボールを前線に大きく蹴り出すというバルサらしくない展開が何回も続く。

ビルバオは4-4-2のシステムで、前線からのプレスは人にマークをつけ、バルサのマテュー、アルバのサイドにボールを送らせる作戦を取ってきた。恐らくマテューのつなぎでのミスと、右に回すとピケとメッシーがおり、そこでボールが落ち着くと考えたんだろう。

バルサもいつも通りの4-3-3だが、中盤を介しての攻撃には至らなかった。ビルバオの激しいプレスを前に、中盤のパスワークはほぼ完璧に封じ込まれた。

前線からのプレスで主導権を半分握っていたビルバオだが、これといってチャンスは生まれなかった。バルサの集中した守備と、ビルバオの攻撃の迫力の無さが大きな要因である。

そんな時間帯が15分まで続くと、そこで不意に試合のスコアが動いてしまう。

15分にメッシーのフリーキックが壁にリフレクトしてコースが変わると、これがイライソスの逆を突く形となり、手先で触れるもゴールに吸い込まれた。

これで少し気落ちしたのか作戦なのかは分からないが、ここでビルバオは10分間ぐらいプレスの力を弱めてしまう。その結果、バルサのパス回しと攻撃が見事にビルバオゴールを襲った。

20分にスアレス、22分にシャビの両者のヘディングの後の25分に、カウンターからメッシーが落としたボールを、スアレスがコースを狙って振りぬいた右足のシュートは、またイライソスの手先に触れながらゴールに入った。

この2失点からまた前線のプレスを強めたビルバオだが、チャンスシーンはほとんどなかった。前半の最大のチャンスはバルサの連係ミスでブラボが飛び出した所に、アドゥリスのヘッドがポストを叩いたシーンだった。

バルサは相手に攻められることにあたかも慣れているかのように、大きく慌てることなく前半の45分間を冷静に2点リードで終わらせることに成功した。

後半、前線の攻撃の精度が勝敗を決める

後半に入っても試合の展開は変わらないものの、前半から前線の選手の攻撃の精度によって、チャンスシーンはバルサに多く生まれた。ビルバオの攻撃が5回でいい形の攻撃になるのが1回なら、バルサは2回で1回みたいな感じだった。

後半に入ったらカウンターを中心にビルバオのゴール前まで何度も迫るバルサだったが、得点は奪えなかった。守備でもピンチは少なかったので、少し気を抜きながら試合を見ていたバルサファンも多くなった頃に失点は発生する。

59分にマテューが前でプレスをかけた後ろのスペースにウナイ・ロペスが走り込み、そこに綺麗なパスが通りシュート。シュートはブラボが弾くも、こぼれ球をミケル・リコに押し込まれて1点取り返される。

最近のバルサは失点後のリアクションが良く、失点後すぐに点を取り返す。あたかも、ここで得点を奪えば相手に大ダメージが与えれることを見透かしたかのように。

61分に、抜け出したスアレスが中に狙いすまして折り返すと、走り込んだメッシーがヘッド。そのシュートが相手ディフェンダーに当たりながらゴールに入った。この得点だけでは許さないのが最近のバルサの調子の良さを伺わせる。

64分にもメッシーのパスをPA内で受けたネイマールがドフリーな状況で、狙いすましてビルバオゴールにシュートを突き刺す。

この得点によるスコア(4対1)でほぼ試合の勝敗は決まった。直後の66分に、アドゥリスに1点目とほぼ同じ形でニアサイドをぶち抜かれて1点返された。

しかしこの時間帯ぐらいから、前半から前線のプレスで走りまくったビルバオに疲れが見え始めた。プレスも弱まり、バルサの精度の高い効率的な攻撃は何度もチャンスを作った。

そして、疲れのせいか75分にエチェイタのタックルが、足の裏を向けながらスアレスの膝付近に入った。このプレーで1発退場で10人になったビルバオは、ここでほぼ完全に終戦となった。

この後はバルサが上手くパスを回しながらチャンスを作り、ビルバオの前線に唯一残っているアドゥリスを上手くケアし、試合は進んでいく。

85分に、ブスケッツの抜け出しの折り返しにペドロが決めて5得点。

終わってみれば両チーム合わせて7点という乱打戦を制したバルサが、この試合の納得の勝者となった。

試合結果

アスレティック・ビルバオ2VSバルセロナ5

得点者

15分メッシー

25分スアレス

59分ミケル・リコ(ビ)

61分オウンゴール

64分ネイマール

66分アドゥリス(ビ)

85分ペドロ

 
 

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