リーガ第31節 4/11 セビージャVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マテュー、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
シュテーゲン、バルトラ、マスチェラーノ、アドリアーノ、シャビ、ラフィーニャ、ペドロ
選手交代
73分ネイマール→シャビ、85分イニエスタ→ペドロ
欠場者
ベルマーレン(怪我)、マシップ(判断)、ドウグラス(判断)、モントーヤ(判断)、セルジ・ロベルト(判断)
セビージャ 監督ウナイ・エメリ
GKセルヒオ・リコ
DFコケ、パレハ、カルーソ、トレムリナス
MFイボーラ、クリホヴィアク、ビダル、バネガ、ビトロ
FWバッカ
ソリア、フェルナンド・ナバーロ、ディオゴ・フィゲイラス、レジェス、デニス・スアレス、エムビア、ガメイロ
69分イボーラ→エムビア、69分ビトロ→レジェス、75分バッカ→ガメイロ
試合詳細
バルセロナのスタメンはほぼベストメンバーだった。怪我明けのアルバもスタメンでの起用。
前半、意外に余裕!?の展開から危ない展開に
セビージャは思った以上にしっかりした守備組織を構成してきた立ち上がりを見せてきた。ライン間を狭めて中盤に多くの人数をかけた守備を10人でしっかり作ってきた。守備に重点を置いた試合の入りをしてきた。
セビージャは思っていた以上にそこまで激しくプレスをかけるのではなく、中盤にボールが入ってきた所を人数をかけて守ると言った感じである。後半にスタミナの温存も含めての作戦だと思われる。攻撃は主にカウンター狙いだった。
そんな守備から入るセビージャ相手にバルセロナも慎重な立ち上がりで入った事もあって、どちらも主導権を握っているといった展開ではなかった。ボールだけ保持する時間が続いたバルセロナだったが、この試合でもエースがきっちり仕事をしてくれた。
14分に、ネイマールのドリブルから右のメッシにパス。少し相手との距離があったメッシは得意の中への切り返しから、ここしかないといったポストギリギリのファーサイドのコースにシュートを流し込んだ。
先制点を奪った後も試合の流れは特に大きな変化はないが、先制点の分バルセロナの選手達のパス回しには余裕が見られた。そして、いとも簡単にバルサは追加点を奪う。
30分に、スアレスが倒されて得たペナルティーライン付近のフリーキックを、メッシではなくネイマールが蹴った。意外性と完璧なキックもあって、セビージャのGKセルヒオ・リコは一歩も動けずゴールに吸い込まれた。
2点を取られたセビージャはここから激しさと攻撃性を徐々に増してくる。高い位置からプレスをかけ始め、ボールの局面でも激しさが増してきた。お互いのゴール前に速い展開で進んでいく展開になり、それを活かしたのはセビージャだった。
37分に、クリアボールを拾ってパスを受けたバネガのミドルシュートで1点返す。ブラボにとってはシュートされた距離と触っている分、悔しい失点となったかもしれない。
1点返しとこともあってセビージャに少し流れは傾く。バルセロナは何度も危ないシーンはあるが、ディフェンス人が最後の所でボールに触れる守備は、セビージャに同点ゴールを許さなかった。
前半は2対1でバルセロナの1点リードで終了する。激しさと攻撃性が戻ったセビージャに、後半戦は苦労すると感じながら。
後半、台風に巻き込まれて同点で終戦
後半になってもセビージャの攻撃性と激しさは継続された。前半の立ち上がりとは違って、人数をかけて攻撃してきた。セビージャは前半の途中からは2トップ気味の4-4-2。
49分に、バルセロナはイニエスタのシュートの弾かれたところにスアレスが無人のゴールにシュートを吹かしてしまう。ここから5分間は、バルセロナはセビージャに押し込まれる展開になる。
これでは危険と思ったバルセロナは、もう一度ボールの支配率を高めて試合を落ち着かせようとした。しかし、前半の30分間牙を隠してスタミナを温存していたセビージャの勢いを、完全に絶たせるのは不可能のようにも思えた。セビリスタの歓声もそれを後押ししていた。
ボールを奪われて攻撃になった時のセビージャの迫力は凄まじいものがあり、台風のようであった。その台風を少しでも喰らわない為にもルイス・エンリケは1つの決断をする。
73分に、前線のネイマールを下げシャビを投入して中盤での構成力を高めようとした。バルセロナは4-1-3-2のようなシステムに変更。
しかし、シャビ投入後もボールが思っていた以上に支配できないバルセロナは、何度もセビージャの攻撃を受ける。ここまでバルセロナの集中した守備とセビージャのミスもあって同点にされなかったが、ついにセビリスタが歓喜する時が訪れてしまう。
83分に、ピケのパスを奪われセビージャのカウンターが発動。ビダルの折り返しをガメイロが押し込んで2対2の同点。
その後は同点で良いセビージャは攻撃を止め、守備にシフトチェンジ。ネイマールも下げていたバルセロナは、もう一度攻撃する為にペドロを投入。
数回良い展開の攻撃はあったものの、途中交代での采配や試合の流れを考えれば、勝ち越しゴールを残り10分もない時間で奪えるわけもなく、試合は2対2の同点で終了する。
サンチェス・ピスファンの1年間以上の無敗、ウナイ・エメリのバルセロナに勝てないという歴史は継続されたままになった。
試合結果
セビージャ2VSバルセロナ2
得点者
14分メッシ
30分ネイマール
37分バネガ(セ)
83分ガメイロ(セ)