成長を感じさせるネイマールの進化は止まらない!?

南米トリデンテの活躍に比例して勝利しているバルセロナだが、その中でも目覚ましい活躍を見してくれているのがネイマールである。

3選手の中では一番若く、実力的にも安定感でも一番低いと考えられるのがネイマールだが、シーズン初めの頃とはネイマールの実力は格段に上がっている。

今回は成長したネイマールの変化と、将来バルセロナにおいてなるであろう姿についてのテーマです。

メンタルの成長により、シンプルに相手にダメージを

昨シーズンからバルセロナに加入したネイマールは、ブラジル代表の10番で将来のバルセロナを引っ張っていく存在として期待されている。

それだけの実力を加入当初は持ち合わせてなかったのは確かだが、選手のポテンシャルとしてはとても高いものがある。それはもちろんバルセロナを引っ張るものと、世界でも指折りのものである。

テクニック、ドリブル、動き出しなどは元々レベルは高かったが、対戦相手に対して効果的な部分は少なかった。言い代えれば、チームの勝利の為に自分の能力を活かす方法をまだ理解していなかった。

例としては、ドリブルではスピードに乗れば振り切れるのに、止まってゴネゴネしたりする機会が多かった。バルセロナのサッカーに慣れていない部分はあったが、それでも昨シーズンの活躍は期待以下だったのは間違いない。

しかし、今シーズンからは体重を5kg増やしたことも関係あるのか、対戦対手に対してとても脅威な存在になっている。シーズン開幕からドリブルのキレは増し、得点という数字でも大活躍している。メッシーのパスに裏に抜け出す攻撃パターンは、今やバルセロナの攻撃に不可欠になっている。

それら全ては、ネイマール自身のメンタルの成長による所が大きい。無駄なプレーを省き、相手のゴールにシンプルに向かうことにより、ネイマールのポテンシャルが徐々に発揮されている。

上記では無駄なプレーと書いているが、無駄なファールの数も少なくなっている。仕返しでのファール、イライラからくるファール、挑発に乗ってのファールなどは今シーズンはほとんどない。

つい先日あったビジャレアル戦では自分のプレーがほとんど出来ずに、昨シーズンのネイマールならボールをロストしたら、いらないファールを何度も犯していただろう。それでもファールをせずにボールを追いかけるネイマールは、昨シーズンより圧倒的にメンタルの成長を感じさせるシーンであった。

サッカーに集中することが重要と分かってきた今のネイマールのメンタルがあれば、これからの活躍にも期待出来る。さらに予想を超えて大きく成長するだろう。

ネイマールは数年後のバルセロナの点取り屋になる!?

現在ではバルセロナのエースであり点取り屋と言えば、バルサファンだけではなく誰もがメッシーの名前を第一に挙げるだろう。今シーズンのメッシーの活躍は素晴らしいものがあり、昨シーズンの不調を忘れてしまうほど輝いている。

サッカー界の歴史上でも指折りのポテンシャルを持つメッシーは、恐らくバルセロナの攻撃を引っ張り続ける存在であり続ける。

しかし、その引っ張る形はどんどん変化する。今は中央からサイドにポジションを昔のように戻し、得点、アシスト、ドリブル、攻撃の起点として大活躍しているが、数年後もこのドリブルがあるかは不安な部分である。年齢を重ねるごとにスピードがどんどん失われるだろう。

30歳近くになったらメッシーはまたポジションを中央に戻し、点取り屋という仕事より攻撃の起点とアシストで活躍すると予想している。今シーズンの序盤にアシストを連発していたように、自分より前にいる選手にアシストする機会が増えてくるだろう。

そこで心身ともに成長したネイマールが前にいれば、自動的に点取り屋の仕事はネイマールになる。今シーズンもこのホットラインでの得点は多く、メッシーのアシストがあるからネイマールが多くの点を取れているのは事実である。

これが数年後は、より顕著に表れるチームにバルセロナはなっているだろう。その時にスアレスがまだ在籍しているかは分からないが、ネイマールは絶対にバルセロナから離れない。

選手のピークとも言われる26歳前後になったネイマールのバルセロナでは、アシストはメッシー、点取り屋はネイマール、攻撃の起点をこの2人が大きく担いながら勝利していくチームになるだろう。

これからも大きな怪我なく、少しづつ成長するネイマールに期待したい( ̄▽ ̄)

 
 

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