親善試合 7/29 バルセロナVSチェルシー 試合結果
■ 目次
試合結果
バルセロナ2VSチェルシー2(PK2-4)
得点者
9分アザール(チ)
51分スアレス
65分サンドロ
85分ケイヒル(チ)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKシュテーゲン
DFドウグラス、バルトラ、マテュー、アドリアーノ
MFグンバウ、ラキティッチ、ブスケツ
FWムニル、スアレス、サンドロ
リザーブメンバー
マシップ、ピケ、ベルマーレン、アルバ、セルジ・ロベルト、イニエスタ、ラフィーニャ、ペドロ、ハリロビッチ、サンペル、ホセ・スアレス
選手交代
16分ドウグラス→セルジ・ロベルト、59分シュテーゲン→マシップ、バルトラ→ピケ、マテュー→ベルマーレン、アドリアーノ→アルバ、グンバウ→サンペル、ラキティッチ→ラフィーニャ、ブスケツ→イニエスタ、スアレス→ペドロ、72分ムニル→ハリロビッチ
欠場者
ブラボとアウベスとマスチェラーノとネイマールとメッシ(合流前)、ビダルとアルダ(制裁中)
チェルシー 監督ジョゼ・モウリーニョ
4-2-3-1
GKクルトワ
DFイバノビッチ、ケイヒル、ズマ、アスピリクエタ
MFセスク、マティッチ、ケネディ、オスカル、アザール
FWジエゴ・コスタ
ラミレス、ウィリアン
46分オスカル→ラミレス、ケネディ→ウィリアン、59分???、68分アザール→ファルカオ、87分ケイヒル→シャロバ
試合詳細
バルサのスタメンは主力抜き気味で、チェルシー相手ということで選手の見極め感が強いスタメンを並べてきた。
前半、このメンバーでのチェルシーとの実力差が出た前半
試合開始からバルサがボールを保持する展開で試合は数んでいくと思われたが、それが落ち着いてできたのは開始1分までで、それ以降はあたふたする展開で試合は進んでいく。
チェルシーがバルサのディフェンスラインへも素早いチェックを行い、囲い込みとプレスを強めて高い位置でボールを奪ってからの速攻狙いが、ピタリとはまってしまう。
まず開始3分と5分でチェルシーがセットプレーから立て続けにチャンスを演出。3分のズマのヘッドはシュテーゲンがセーブ。5分のマティッチのフリーのヘッドは、ゴールの上を超えてしまう。
開始2分以降はチェルシーの素早いチェックで流れを掴めないバルセロナは、その流れのまま失点しまう。8分にオスカルのシュートをシュテーゲンがセーブして一安心した束の間の9分に、ラキティッチとドウグラスとバルトラの3人がアザールにぶち抜かれて、最後の砦のシュテーゲンもニアのシュートで攻略され、チェルシーが流れそのままに先制する。
一向に落ち着かない展開ではあったが、対するバルサも14分に、スアレスのパスを受けてラキティッチがゴール右からシュート。しかしクルトワのセーブに遭う。その直後のCKではバルトラのヘッドが炸裂するが、ゴールの枠を捉えない。
ここでドウグラスにアクシデントが発生する。怪我をしたらしくセルジ・ロベルトが16分の時点で右SBに入った。怪我での離脱は8週間ぐらいらしい。
チャンスと選手交代で少し落ち着きを取り戻したバルサだったが、基本的にチェルシーの速攻にさらされながらこの後も試合は進んでいく。
25分にはオスカルのFKがクロスバーを叩き、バルサはギリギリの所で持ちこたえていた。25分以降はチェルシーの選手も積極的な前へのプレスから、ゾーンに入ってきた所でのプレスに切り替え、ボールを奪う位置が低くなりチャンス数は限られはしたが、1点リードの余裕と試合巧者ぶりをチェルシーは見せた。
バルセロナはバルサらしいパス回しはほとんど皆無だったが、スアレスを中心にチャンスは単発的に演出した。
30分に、ムニルのマイナスのクロスにボレーでスアレスが合わせるが、クルトワのセーブで守られる。31分のサンドロのミドルシュートもクルトワが横っ飛びでパンチング。
32分には、チェルシーのジエゴ・コスタがハーフラインギリギリの飛び出しで完全に裏に抜け出す。最後のシュテーゲンとの1対1でシュートが枠を捉えることはなく、バルサは難を逃れた。
35分にはスアレスが個人技でシュートを放つが、クルトワが驚異的な反応でキャッチ。39分にもスアレスの個人技から折り返したクロスにサンドロが飛び込むもブロックに遭い、そのこぼれ球をラキティッチが詰めているものの、ゴール上に吹かしてしまう。
前半の大半がチェルシーペースで進み、バルセロナはほとんど良い所がないまま終えた。いやむしろ、前半のこのメンバーではチェルシーとの実力差が思った以上に離れていたという結果なのだろう。バルサのプレスも囲い込みも全く機能せず、いつもバルサがしていることを逆にやられている感じの試合展開であった。
後半、選手交代からバルサペースで進む
後半に向けてバルセロナは交代なし、チェルシーはラミレスとウィリアンを投入した。
試合展開では大きな動きはなかったが、バルセロナは相手のミスとスアレスの上手いシュートで同点ゴールを決める。
51分に、相手ディフェンダーのクリアミスがスアレスの目の前に、飛び出したクルトワの頭上を越すループシュートは、ライン上でズマにクリアされるが、ラインをギリギリ超えていた判定で同点ゴールが認められた。
その後に特に動きはなく、59分にバルサは一気に8人の交代をし、スタメンで残ったのはサンドロとムニルの2人になった。前線は右からムニル、サンドロ、ペドロに変更。チェルシーも多くのメンバーを変更し、主力組が何人か抜けた形となった。
この交代で主導権を握ったのはバルセロナであった。イニエスタとラフィーニャのセントラルのコンビになった中盤は、バルサにボールポゼッションを復活させた。そして、そこから多くの時間でボールを支配し、落ち着いてきたバルサは逆転の得点を奪う。
65分に、パス回しから最後は左のサンドロへ。後ろから走り込んできたアルバをおとりに中へカットインし、インサイドで巻いたファーサイドへのシュートが、綺麗にゴールの中に吸い込まれた。バルサがここでリードを奪う。
それ以降はバルサも積極的に攻めるというより、ボールを保持して試合を終わらせようとしていた。そんな中でも、チェルシーはバルサからチャンスを作り出す。
78分に、ラミレスが2列目からの飛び出しでフリーでシュートを放つが、ゴールの枠を捉えることは出来なかった。
このままのスコアで終わるかと思われた時間帯に、バルサは失点して同点に追いつかれてしまう。
85分に、チェルシーのセットプレーのクリアボールが上に高く上がった。触れると判断して飛び出したマシップだったが、ケイヒルが頭で先に触り、ボールは無人のゴールの中に入った。これで2対2の同点に。
その後も特に攻めることはなかったバルサだったが、試合最後にチャンスを迎えた。
93分に、ハリロビッチが素早いワンツーで抜け出しクロスボールを上げ、イニエスタがダイレクトでボレーシュートを放つが、ボールはゴールの僅か横を通過する。
90分の試合の結果は2対2の同点ながら、大会の形式上勝敗をつける為、ここから延長戦なしでPK戦へ。
・PK戦 バルセロナ先行
1人目 イニエスタ〇 ファルカオ〇 (1-1)
2人目 ハリロビッチ✕ モーゼス〇 (1-2)
3人目 ピケ✕ ラミレス〇 (1-3)
4人目 サンドロ〇 レミ〇 (2-4)