15/16CL第4節 11/4 バルセロナVSBATEボリゾフ 試合結果
■ 目次
試合結果
バルセロナ3VSBATEボリソフ0
得点者
30分ネイマール
59分スアレス(ネイマール)
82分ネイマール(スアレス)
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン 4-1-2-3
GKシュテーゲン
DFアウベス、マスチェラーノ、ベルマーレン、アドリアーノ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWセルジ・ロベルト、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
ブラボ、ピケ、バルトラ、アルバ、グンバウ、ムニル、サンドロ
選手交代
19分ラキティッチ→ムニル、67分イニエスタ→バルトラ、75分ブスケツ→グンバウ
欠場者
マシップとマテュー(判断)、ドウグラスとラフィーニャとメッシ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)
※BATEの日本語表記に少し誤りの可能性あります。
BATEボリソフ 監督イェルマコヴィッチ
4-4-2
GKチェルニク
DFポリャコフ、ミルノビッチ、ガイドゥチク、ムラデノビッチ
MFA・ボロジコ、ヤブロンスキ、スタセビッチ、M・ボロジコ
FWゴルデイチュク、モゾレフスキ
ソロコ、ドゥブラ、ニコリッチ、カルニツキー、フレブ、アレクシー・リオス、ジェブティッチ
60分モゾレフスキ→フレブ、67分A・ボロジコ→ニコリッチ、77分M・ボロジコ→アレクシー・リオス
試合詳細
バルセロナのスタメンはバックラインはローテーションをしてきた。ベルマーレンとアドリアーノを起用してピケとアルバを休ませた。少し驚きだったのが、中盤から前の6人は現ベストメンバーに近い選手を配置した。セルジ・ロベルトを右ウイングに起用し、次からのリーグの大事な2試合(ビジャレアル、レアル・マドリード)でのテストにも思える布陣を採用した。この起用でほぼ間違いなく、バルサの内部的にメッシがクラシコに間に合わないと言う伝達があったと推測される。
前半、ピッチ外の問題(ハロウィン騒ぎ)をピッチ内のプレーで黙らす凄まじいプレーの45分間
試合開始と同時にバルセロナのプレーは、ここ最近と異なるMAXに近いレベルの高いプレーが見られた。これがハロウィン問題でルイス・エンリケやイニエスタなどのキャプテン組に叱咤されたのが原因かは分からないが、ハイスピードのプレーでバルサは動き、攻守の切り替えをし、そしてパスをつないだ。
対するBATEはハーフライン付近からプレスを仕掛ける前回の対戦と同じく守備的に入ってきたが、今日は完全に対戦相手が悪かったと感じさせるほどプレスと守備組織は崩された。
BATEは4-4-2のシステムだったが、バルサはブスケツがバックラインに入ることでSBを高い位置に配置したことで、中盤でバルサから見て5対4の状況を多く作られた。またBATEの守り方はゾーンだったが、バルサの全員の動き出しが速く、攻撃性を見せたバルサに後手に回る守備をせざるを得なかった。
前半はほぼ全てバルサペースで進んでいく。バルサはシュートシーンまではいかなくても、何度もアタッキングエリアでの攻撃を見せた。
3分に、南米トリデンテのホットラインであるネイマール(この試合ではオシャレで頭にイヤーバンドを付けていた)からスアレスへ裏への浮き球のスルーパス。スアレスは胸トラップしてシュートするも、BATEの寄せでシュートを枠内に持っていけなかった。15分には、長い縦パスが起点でスアレスからネイマールへのスルーパスの速攻。最後はBATEのGKチェルニクの飛び出しで防がれてシュートまではいけなかった。
ここまで試されていた右のアウベス、ラキティッチ、セルジ・ロベルトのトライアングルの3人のパス&ゴーの攻撃はなかなか面白い感じだったが、またしてもバルサに悪魔があざ笑う。18分に、ラキティッチが右足ふくらはぎを痛めてしまい交代を余儀なくされる。ラキティッチの怪我は精密検査待ちだが、クラシコに間に合わない可能性もあるようだ。代わりにムニルが入って、セルジ・ロベルトは本職の中盤のセントラルに。
バルサにアクシデントはあったものの、それでも試合の流れには何も影響されなかった。代わりに入ったムニルも何度も右から飛び出しやドリブルで良い形を作っており、守備でも周りの先輩同様に激しくプレスをかけていた。そして、そんなムニルが起点でバルサに先制点が生まれる。
29分に、ムニルが右サイドで1人抜きスアレスとのワンツーでPA内に侵入しようとした所を、手を出して倒した判定でバルサにPKが与えられた。このPKをワンステップ気味で蹴るネイマールがチェルニクの逆に蹴り、バルサが先制点を奪った。
先制点を取ったバルサだったが、全く攻撃の手を止めず追加点を狙い攻めまくった。
34分に、ネイマールのパスでアドリアーノが抜け出してシュートするもポストに当たってゴールにならなかった。アディショナルタイムには、アウベスのクロスにネイマールがヘッドで合わせるもゴールにはならなかった。
前半は攻めて攻めまくったバルサという45分間であった。対するBATEもFKや2列目からの裏への飛び出しでバルサゴールに近づいたものの、シュテーゲンによって防がれた。BATEからしたら国内リーグでは有り得ないほど走らされた45分間であり、体感では40分ぐらいはバルサのプレーに後追いした気がするほど苦しめられたに違いない。
後半、一切手を抜かず攻め続けたバルサが完勝
後半立ち上がりの数分間はBATEがバルサのゴールに近づきはしたが、そこからはほぼ一方的にバルサが攻め続けた後半になった。
50分に、ネイマールがドリブルで引き付け、戻した所をイニエスタがシュートするがディフェンスのブロックにあった。そのプレーで得たCKをネイマールがニアに蹴り、ブスケツがファーにそらしスアレスが詰めるもチェルニクが飛び出して先にボールを抑えた。
そして攻め続けるバルサに追加点は当たり前のように訪れた。またしても最後はネイマールとスアレスのコンビで追加点を奪った。
59分に、自陣からベルマーレンの縦パスを受けたブスケツが持ち上がり左のネイマールへパス。ネイマールがドリブルで引き付けた所で中央のスアレスへパス。スアレスは体のフェイントでディフェンスの逆を取り、空いたニアサイドのシュートコースにしっかりグラウンダーで蹴り込んでバルサが追加点を得た。
その後も攻め続けたバルサは近距離からのネイマールのシュートや、ネイマールのジャンプボレーのこぼれをスアレスが詰めてポストに当てるなど追加点を狙い続けた。
バルサは67分にイニエスタ、75分にブスケツを下げて若干の主力選手に休息を与えることにも成功した。いつまで攻め続けるのかとも思える積極的な攻撃は、この試合最後のゴールを記録した。
82分に、速攻気味で右のスアレスから中央のネイマールへパスが送られ、ネイマールがしっかりゴールに押し込んでバルサは3点のリードを奪った。
試合の終了の笛が鳴るまでバルサは前線の激しいプレスを止めることなく、見ていて筋肉系の怪我が恐いので足を止めてくれとお願いしたくなるぐらいプレスをかけ続けて攻めまくった。
もっと得点が取れていてもおかしくなかったが、3得点を取れてこの試合内容と選手達の頑張りが見れれば文句は1つも言えない試合内容での勝利だった。これでバルサは勝ち点10で首位をキープし、次の第5節のカンプノウでのローマ戦を勝つことで、首位通過でグループリーグを突破するところまで持ってきた。CLではここまでほぼ予想していた理想に近い結果を残してきたことになる。
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