スーペルコパ1st 8/14 A・ビルバオVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

スペインスーペル・コパのファーストレグ(日本時間8/14金曜日の29時キックオフ)で、アスレティック・ビルバオ(サン・マメス)と対戦する。

・アスレティック・ビルバオ

ビルバオは昨季リーガでは追い上げて7位であり、国王杯の決勝の対戦相手であった。しかし、現在は選手の台所事情は厳しいものがる。

昨季からのムニアインの怪我、ミケル・リコとイトゥラスペとウィリアムズも欠場が予想される。中盤から前線にかけて主力の選手の大半が抜けている状態である。

システムは4-1-4-1、4-4-1-1を採用してくるだろう。どちらにしても前線のアドゥリスがターゲットマンとなり、サイドの選手がサイドをえぐる攻撃を主に仕掛けてくる。

ビルバオはリーガの中では珍しく、長いボールを多用するチームでもある。伝統的な部分もあり、この試合でもサイドチェンジも含め前線へのロングボールも多いだろう。

守備では人数をかけてしっかり守るチームであり、中央寄りのコンパクトな守備で間違いない。国王杯の決勝戦の時とは違い、メッシへマンマークは付けてこないだろう。

 

・バルセロナ

バルセロナはサン・マメスという苦手意識を持っているスタジアムでの試合だが、良い試合をして勝たなければいけない試合である。セカンドレグのカンプノウでのホームの試合に向けて、有利なスコアをもって帰らなければいけない。

攻撃面ではメッシを起点に心配な部分はなく、スアレスを含めてチャンスの演出は間違いないだろう。そのチャンスを増やす為にも、良い守備をして攻撃の回数を増やすことが重要になる。

守備面ではビルバオに前線にボールを運ばせないことが肝になる。精度の低いロングボールに限定し、中盤の選手にはプレスをかけ簡単にボールを保持させないようにしなければいけない。長いボールを蹴られても、前線のアドゥリスともう1人ぐらいの関係性の攻撃に絞らせる必要がある。

やはり素早い攻守の切り替えが重要で、セビージャ戦の60分までの時と同じように、ハーフコートマッチ気味で試合を進めなければいけない。自陣での守備は不安定な部分が多いだけに、敵陣地から簡単に抜け出させない守備に期待したい。

バルセロナはセビージャ戦同様にアルバとネイマールの欠場が確定している。ネイマールの欠場は昨季の国王杯のヒールリフトの件もあったので、良かったのかもしれない。アドリアーノの去就も不透明であり、不安定だったがマテューの起用を予想。前線には間違いなくペドロだろう。GKはこのアウェイではブラボの起用と予想。予想スタメンは、

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、マテュー

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ペドロ

欠場想定選手

ドウグラスとアルバ(怪我)、ネイマール(病気)、ビダルとアルダ(制裁中)

 

バルセロナの注目選手

・MFブスケツ

中盤勝負ではバルサに軍配が上がるだろう。ビルバオは気合いとフィジカル面で恐いが、ブスケツの所で上手くボールの処理をしてほしい。セビージャ戦では少しパスミスも目立ったが、攻守の中継役として広くカバーして欲しい。

・MFイニエスタ

現段階でイニエスタがいないとガクッと戦力が落ちる感じがあるバルセロナ。イニエスタがいるので、中盤でのボール支配ではバルサに軍配が上がると予想される。プレスも含めビルバオを自陣から上げないための押し込む攻撃を、イニエスタがゲームメイクしてほしい。

 

アスレティック・ビルバオの注目選手

・GKイライソス(34歳/スペイン/推定移籍金300万ユーロ)

ビルバオのゴールを何回も襲うと考えたら、イライソスの出来はバルサの得点面に大きな影響を及ぼす。変に当たってしまえばゴールを奪うのが時間と共に難しくなるので、前半辺りに最低1点は取っておきたい相手である。

・FWアドゥリス(34歳/スペイン/推定移籍金400万ユーロ)

ビルバオの攻撃の起点になる選手。高さもそうだがポストプレーにも警戒が必要。現段階でアドゥリスを抑えたら攻撃面では、ビルバオはそこまで恐くないと思われる。アドゥリスに入るボールを少なくすることと、入ってもピケとマスチェラーノで封じなければいけない。

 

アウェイでのサン・マメスの1戦だが、相手の選手事情も考えれば勝利したい試合である。ここからリーガも含めて3連戦なので、初戦にガツンと力の差を見せたい試合でもある。何よりスーペル・コパのタイトルがかかっており、その前半部分になる90分間を優位に進めて、セカンドレグにつなげたい1戦である。

 
 

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