15/16リーガ第3節 9/12 A・マドリードVSバルセロナ 試合前の注目ポイント
リーガ第3節(日本時間9/12土曜日の27時30分キックオフ)で、アトレティコ・マドリード(ビセンテ・カルデロン)と対戦する。
・アトレティコ・マドリード
アトレティコは開幕からリーガで2連勝中であり、バルサと同じ勝ち点6で並ぶ優勝を争うライバルチームである。また無失点であり、近年の鉄壁な守備力は相変わらず健在といった感じである。
アトレティコの選手の台所事情はおおむね良好であり、恐らく全選手がこのバルサ戦に起用できる状態となっているはずである。代表戦明けだが、リーガ開幕からのほぼベストメンバーと思われる11人をスタメンで起用してくるだろう。予想スタメンは
4-4-2で中盤はライン
GKオブラク
DFファンフラン、ホセ・ヒメーネス、ゴディン、フェリペ・ルイス
MFオリベル、ガビ、ティアゴ、コケ
FWグリーズマン、ジャクソソン・マルティネス
FWの位置にもしかするとバルサキラーでもあるフェルナンド・トーレスが起用されるかもしれないが、長いシーズンで何度も対戦する可能性を考慮して、新戦力の数選手がバルサ戦でどれだけ使えるかを試す意味を込めてこのメンバーで間違いないだろう。
戦い方は基本的に変更はない。シメオネらしく、守備を起点として攻撃するチームである。試合立ち上がりに主導権を握る為に5分間ぐらい全力のプレスをかけ、そこから試合に入るチームである。
守備は綺麗な3列から構成され、前からボールを積極的に奪いに行く守備と下がってディフェンス組織を構築するのをはっきり使い分けて戦うだろう。基本的には最初は前からボールを奪いに行き、そこからバルサの調子を見極めて戦い方を変更してくる。
攻撃では新加入選手のジャクソン・マルティネスがなかなか不気味で怖い存在である。選手のレベルはもちろん高いが、アトレティコの中でどれだけ持ち味が発揮できるかは未知な部分が大きい。
グリーズマンやコケといった昨季から活躍している選手ももちろん警戒だが、攻撃の新加入選手がどれだけバルサにダメージを与えるかで、今季のアトレティコ戦の苦しさは変わってくるだろう。その基準をシーズン開始間もない時期だが、見極めるのに役立つ試合になりそうである。
・バルセロナ
対するバルセロナは前半戦は元々選手層が薄い中、怪我人や累積で起用できる選手は限られている。その為に予想スタメンもほぼこれで間違いないだろう。予想スタメンは、
GKシュテーゲン
DFバルトラ、マスチェラーノ、ベルマーレン、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
欠場想定選手
ピケ(累積)、ブラボとアウベスとドウグラス(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)
一番気になるのは右SBだが、セルジ・ロベルトは怪我明けなので無理に使わないと予想。アドリアーノが本来なら起用されそうだが、正直ここ最近不安定なプレーが続いているので、高さの面も含めてバルトラの起用を予想。1対1ではバルトラも不安定だが、守備の強化としてはバルトラの選択がベストな気がする。
怪我人がいるといっても中盤から前は現ベストメンバーを組める状態であり、代表戦明けでのコンディションだけが心配だが、アトレティコも一緒なのでそこは言い訳にしたくはない1面である。
それを含めなくてもアウェイのアトレティコ戦は、ある意味前半戦で1番難しい試合と言えるかもしれない。難しいスタジアムとアトレティコの守備から得点を奪うのは非常に困難なミッションである。アトレティコのセットプレーや速攻から失点を防ぐのも大変であり、最悪引き分けでもOKという試合だと感じる。
そうとは言っても直接のライバルチームを叩くチャンスであり、チームの勢いを加速させる為に勝利は欲しい試合である。特に最近のバルサは少し低調気味な試合なので、CLも始まることもありそろそろ強いバルサが見たい思うのがバルサファンの本音である。
前置きはさておき、この試合で一番の重要なポイントはGKも含む後方の8選手のパス回しである。アトレティコが前から激しくプレスをかけてきた時に、上手くスペースを作りながら動いてパスを回さなければいけない。昨季のリーガ37節のアトレティコ戦では、何度もバルサのGK含む8人対アトレティコの中盤から前の6選手での、パス回し対プレスの勝負が面白かった一面であった。
アトレティコからボールを支配する為にも、この後方の8選手のパス回しが重要になってくる。基本的にそこからアトレティコを自陣に引かせることで、バルサの勝率は上がってくるだろう。攻撃では苦労するだろうが、守備を楽にするためにもボール支配はこの試合でも重要な1面を持っている。
もしアトレティコのプレスをかわせない場合は、思い切って引いて速攻を狙うのも1つの手になる。失点のリスクが激高だとは思うが、速攻ならバルサの得点する可能性も上がると思って間違いない。こういう試合展開なら少し博打感覚の試合になり、先制点がどっちに入るかで有利不利が大きく変わってくる試合になりそうである。
基本はリーガ開幕戦のビルバオ戦のようにバルサがボールを長く支配しながらピンチの場面を最小限に防ぎ、少ないチャンスを前線の南米トリデンテが決めてくれる試合展開が最も勝てる試合展開だと感じる。バルサらしくない試合かもしれないが、我慢の試合をすることが勝利へ一番近づくだろう。
バルセロナの注目選手
・MFラキティッチ
中盤のセントラル2人がこの試合での注目選手で間違いない。最近少し目立つ活躍をしていないラキティッチの印象だが、しっかり攻守で仕事をしている。パス回しを含む攻撃面での質の高い動き出し、体を張った運動量でチームの守備を助けてほしい。大きく目立たなくても、ラキティッチの存在はいまだにバルサの中盤で大きい。
・MFイニエスタ
パス回しといえばバルサの中盤でこの選手抜きでアトレティコに勝つのは不可能だろう。少々苦しくても足元でキープし、チームのビルドアップを助けてほしい。この試合では低い位置でプレーし、主に守備面と攻撃の起点を引く位置で作ってほしい。
アトレティコ・マドリードの注目選手
・MFオリベル(21歳/スペイン/推定移籍金3000万ユーロ)
ポルトにレンタルしていた昨季で大きく飛躍したイメージがあるオリベル。現在では将来有望な若手のスペイン人の1選手と言って間違いないだろう。テクニックを活かした攻撃が持ち味であり、バルサ相手にどれだけ良い攻撃を見せれるかはバルサファンだが注目したい。今季中にはフルのスペイン代表に招集されるだろう逸材。コケといい、アトレティコのカンテラは良いMFが出てくるものだ( ̄▽ ̄)
・FWジャクソン・マルティネス(29歳/コロンビア/推定移籍金2800万ユーロ)
今夏のアトレティコの獲得選手の中で、1番目を引く選手なのは間違いない。コロンビア代表だけでなくポルトでも大活躍し、実力は間違いなくトップクラスのFWである。パワーとスピード、そして柔らかさもある選手であり、かつてセビージャに在籍していたカヌーテに近いFWのように感じる。何でも1人で出来るFWだが、周りの選手との連携面では不安があるかもしれない。
負けもあり得る試合だとは思うが、変な自信でバルサが勝てると信じている。前線の南米トリデンテがいるだけでついそう思えてしまう。この試合も含めてバルサは次の代表ウイークまでの22日間で7試合を戦うことになっており、中2・3日の試合がしばらく続く。選手層的に厳しい状況だが、バルサなら勝利出来ると信じたい9月の戦いである。
この試合が終了するのが大体朝の5時半ぐらいで、約4時間半後の9/13(日)の10時からは日本で開催されるクラブW杯のチケット発売開始時間なので、もう一度寝る人はしっかりアラームを( `ー´)ノ。ずっと起きている人は寝ないように努力しよう<(`^´)>。繰り返しになりますが決勝のチケットの方が売れるのが早いと思うので、そちらからの予約を優先した方が良いと思います。
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