16/17リーガ第4節 9/17 レガネスVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

リーガ第4節(日本時間9/17土曜日の20時キックオフ)で、レガネス(ムニシパル・デ・ブルタケ)と対戦する。WOWOWメンバーズオンデマンドでは生放送(19時50分放送)で、WOWOWプライムでは録画放送(23時45分放送)なのでご注意を。

レガネス

・チーム状況

アシエル・ガリターノ監督率いるレガネスは、昨季2部リーグを2位でリーガ1部に昇格してきたチーム。アシエル・ガリターノ監督はこのチームを率いて今シーズンが4年目であり、チームの完成度はなかなか高いチームとなっている。リーガ第3節を終えて1勝1分1敗という結構良い結果を残しており、2得点2失点というスコアからも守備が固いチームとなっている。

アシエル・ガリターノ監督はとても真面目な監督に見え、その真面目さがチームに浸透しているのかとてもハードワークしているチームで、さらにレガネスサポーターが1プレー1プレーにとても声援を上げてくるチームなので選手も乗りやすいし頑張りやすい状況となっている。レガネスのホームということもあり昇格チームだが手を焼きそうというイメージは強い。

 

・システムや戦い方

基本システムは4-4-2(4-4-1-1)で、前線の2枚は縦の関係となっている。まずは守備からで、とても綺麗な守備組織をしている。相手がボールを持っているときは4枚と4枚と2枚の3列の守備ブロックがコンパクトな距離感になり、選手の距離感(特に横の距離感)はとても統一されていて見るからにシステム通りの形で守っている。

前線からプレスをかけるのは流れの中でかけれる時だけかけ、基本は守備組織をしっかり整えて自分達のゾーンにボールが入ってきたところでボールを奪い返す守備を見せる。ピッチを縦で3等分した時のちょうど真ん中に10人全員が入るゾーンで守り、最終ラインは高く設定し前線の選手はハーフラインの前から守備をしている。

コンパクトな守り方をしており囲い込みだったり数的有利を作ってボールを奪うのを心掛けており、守る時の選手間の距離が良いので自ずとカバーリングも出来る素晴らしい守備組織を誇っている。今期の昇格チームはアラベス含めやたら守備が固い印象( ̄▽ ̄)。リーガ第2節ではアトレティコとスコアレスドローで引き分けていたし。

攻撃は前線のポストプレーヤーであるミゲル・アンヘル・ゲレーロがボールを落とすところからスイッチが入り、そのボ-ルに対して必ず後ろのガブリエルが反応する攻撃が特徴的である。パスをつないでくるチームだがほとんどが前線のポストプレーを経由して攻撃するチームで、サイドや中盤の選手が攻撃の起点というよりも最前線の選手の1タッチや2タッチのポストプレーから攻撃が始まる

そしてロングスローも使うチームであり、敵陣地深いスローイングではロングスローでゴール前にボールを入れてくる。これまでの2得点の内1得点はセットプレー(CK)であり、セットプレーなどゴール前に入れるボールに対して相当練習しているイメージが強い。監督がとても真面目そうだから( `ー´)ノ

 

・バルセロナ戦での狙い

戦い方は上記で書いている通りの戦い方を実践してくるだろう。ピッチの真ん中や少し下がった所に守備組織を敷いて、コンパクトに守りバルセロナの攻撃をある程度受けながらも、ポストプレーを絡めた速攻やそれで得たセットプレーから得点を狙ってくるだろう。

引き分け狙いではないがまずは堅守でバルサに得点を取られないことを考え、スコアレスドローで進んだ場合はそのままのスコアでも満足で変に攻撃的な戦い方には変更してこないだろう。

 

・レガネスの注目選手

9番、ミゲル・アンヘル・ゲレーロ(26歳/CF/スペイン/推定移籍金300万ユーロ)

レガネスの攻撃の起点となる選手で、昨季はヒホンでプレーしており恐らくハリロビッチともコンビを組んでいたはず。長身の選手ではないが首より下のボール処理が上手く、少し無理な体勢でもトリッキーなプレーを織り交ぜてポストプレーが出来る選手。レガネスの攻撃はこのゲレーロがどれだけ味方にパスをつなげれるかにかかっている。

 

バルセロナ

・予想スタメン

GKシュテーゲン

DFセルジ・ロベルト、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシ、スアレス、ネイマール

欠場想定選手なし

現在バルセロナには怪我人の選手がおらず、全選手の起用が可能となっている。今回のレガネス戦では次節のアトレティコ戦を見据えて現状の鉄板メンバーで挑むと予想。MSNが揃ったことも前回の試合が初めてだったこともあり、鉄板メンバーが揃った試合を1度ぐらいは試合をしておいた方が良いだろう。この試合の必勝も狙えるメンバーでもあり、得点差が離れたら選手を休ます形になると予想。

 

・この試合での注目ポイント

レガネス最終ラインの裏を狙う動きを頻繁に見せることが出来るかに注目。レガネスのようにポジショニングがしっかりした形で守るチームほど大きな動き出しをすればマークはとてもズレやすい。ある種の完璧なゾーンで守っているレガネスなので、最終ラインの選手はラインなどポジショニングに集中しているので、バルサの選手が自分のポジションを超えた動き出しをすれば、フリーとは言わないまでも一瞬マークが空いて裏でボールを受けることは出来る。今までの試合でも中盤のプレスは強烈なレガネスだが、結構簡単に最終ラインの裏を取られるシーンが目立つチーム。

上記でも書いているがレガネスの中盤の守備は結構強烈な守備なので、正直真っ向勝負というより前線の3枚に素早くボールを入れるパス回しを行いたい。特にサイドチェンジなど大きくサイドを変えることはとても有効で、最終ラインの選手はとてもワンサイドに寄ることもあり、逆サイドだったりその裏のスペースへ走り込めばフリーでボールは受けれる。そこからネイマールやメッシが崩しをできれば、得点できるだけのチャンスは作れる。

ビルドアップはサイドの幅をいつも以上に意識して行いたい。コンパクトなレガネスの守備を少しでも広げたいというのが狙いであり、中盤でボールを受けるのは簡単ではないがサイドで少しでも余裕をもって前にボールを送りたい。フィールドプレーヤー10人でサッカーのピッチ全てのゾーンをコンパクトに守るのは不可能なので、意識を中央だけでなくサイドに持っていくことで中も使えるようになれば最高。

守備ではレガネスの前線の選手に自由にさせずに素早く攻撃の芽を摘みたい。レガネスの攻撃がポストプレーから始まるのは明白なので、まずはその選手をしっかり抑えたい所。サイド攻撃だったりテクニックがあるガブリエルでもレガネスは攻撃してくるが、前線にポストプレーをさせなければ半分はレガネスの攻撃を抑えたことになるのは間違いない。

 

・バルセロナの注目選手

FWスアレス

レガネスの最終ラインで何度も駆け引きを行い、裏を取ってフィニッシュを決めるのがスアレスに求められるところ。いつも通りの裏のスペースを狙う動きでスアレスがやること自体は変わらないが、この試合では頻繁に狙って良い試合。特にレガネスのキャプテンのCB(マントバニ、髪の毛がアルゼンチンの国旗色)は足が相当遅いので、この選手は狙い目。

 

・最後に一言

前節のアラベスに敗戦したこともあり昇格チームだからといって安心しているバルサファンはもういないと思うが、レガネスサポーターの声援も厄介になりそうなので集中して試合に入りたい。中盤勝負というよりはシンプルに前線の3枚にパスを渡すことで勝機が見え、さらに裏へのランニングで得点を奪う。バルサはレアルの後ろを走っていることもあり、まず勝利して少しでもプレッシャーをかけたい。

 
 

1 Responses to “16/17リーガ第4節 9/17 レガネスVSバルセロナ 試合前の注目ポイント”

  1. レト より:

    普通だったらそろそろネイマールを休ませてアルダを使うべきですが、
    アラベス戦のトラウマが残ってるのでアトレティコ戦まではMSNは固定でしょうね。
    せめて点差を付けてアルカセルが投入できる展開になれば良いのですが。

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