親善試合 7/22 バルセロナVSLAギャラクシー 試合評価
■ 目次
試合支配率
※赤色はバルセロナ、黒色はLAギャラクシー、白色は互角
・バルセロナ30分、LAギャラクシー0分、互角60分
全体的にはバルセロナペースの90分ではあったが、若干のリードという要素が多かった。
試合での問題点
前半と後半で対照的な悪い部分があった。まずは前半組では、パス回しが遅く、攻撃の面で不十分なレベルであった。初めはブスケツを起点にしていたが、マークをされてからは縦パスが目立ち、サイドからサイドやサイドチェンジが少なくなり、LAギャラクシーの守備陣が狙いやすい攻撃しかできなかった。前線の動きの量も不十分で、中継役がいない分、スアレスが終始孤立する羽目になった。
後半は最終ラインがガタガタの守備を見せた。主にベルマーレンがピケとのラインに不慣れで、CBの横を何度も簡単にパスを通された。ドウグラスの中へのカバーも不十分で、ギリギリの所での守備が何度も目立った。ベルマーレン自身は多くの選手とコンビを組みライン設定を覚えること、ピケはコンディション不足もありスピード不足が目についたのでしっかり練習を( `ー´)ノ
試合での良好点
悪かったことの逆で、前半は守備が安定していて、後半は攻撃が良かった。前半は攻守の切り替えも含めてブロックとカバーリングが出来ていた。少し心配していたバルトラとマテューのコンビも問題なさそう。後半はイニエスタを中心にパスが速く展開され、何度もサイドの裏を取ることに成功した。前線の積極的な動き出しも好印象を受けた。
コンディション調整にはとても良かった試合になった。怪我人も出ず、現段階ではトップチームの多くの選手は、25分ぐらいがハイレベルでプレーできるコンディションだと理解できた。起用出来る全選手を起用し、試合の出場時間も限定的にすることも出来た。
若手の選手のアピールは結構良かった。セルジ・ロベルトとラフィーニャは運動量を含め前線で仕事をしようと頑張り、サンドロやムニルは前線で何度も動き出しを見せて得点の意欲も見せた。サンペルはほとんど良いパスを出し、グンバウは走りまくった。ハリロビッチはもっとボールを呼び込む動きと声を出しても良いが、ゴールへの意欲は見せた。
ちょっと目についた選手
・バルセロナ
MFセルジ・ロベルト
コンディションが良いように感じる。運動量もある程度あり、昨シーズンの良い流れと期待を継続するプレーを見せた。ゴールも決め、この試合でまたルイス・エンリケの評価を上げた選手であろう。今シーズンにアピールしてやろう精神がとても見てとれた。
MFラフィーニャ
この試合では前線の起用だったが、メッシのように右サイドに固定せず中央でも良いプレーを見せた。今シーズンの課題になるであろうアシストや得点という目に見える数字の部分で、やってやろうプレーが何度も見れた。特にゴールへの意識が高く、シュートを数多く打った。
最後に一言
結果はどうでもよい試合だったが、今シーズンの初戦を勝利出来たのは物事を上手く進めるうえで良い流れを作れた感がある。コンディション調整、若手のアピールという面でも実のある試合であった。明日も練習があるが、これまでの練習を真面目に取り組んできた証明となる全体的に良い試合であった。後、怪我人が出なくてよかった~( ̄▽ ̄)