将来のメッシのポジションはどこに変更する!?② 妄想編
今回は「30歳付近からのメッシのポジション変更、妄想編」についてのテーマです。現実編の①の記事はページ下部の関連記事内にあります。
■ 目次
ボランチ(ピボーテ)で第2のピルロへ
この記事は非現実的な話も多いけど、メッシの頑張り次第では実現可能だと思うので、それを踏まえて読んで欲しい。
現実編の①の記事でも再三書いてきたが、メッシのパスの能力は世界を見渡してもトップクラスである。今までのサッカー史に残るパスに特化した選手と比較しても、ほとんど実力的に遜色ないだろう。
最近でパスの代名詞の選手と言えば、ミランやユベントスで活躍したピルロだと感じる。確か元々トップ下の選手だったが、ボランチにコンバートされてからパスの才能が爆発した選手だったはず。レジスタという新たな役割を確立した選手でもあった。
ボランチのメッシに期待したいのは、チャンスメイクよりもゲームメイクである。自陣ではシャビの代わりとしてパスを周りに供給し、チームを遅行の攻撃でも押し上げの手助けをする。敵陣地に入った場合は、後方の位置からのサイドチェンジやスルーパスで決定的なパスを供給するのが狙いである。
高い位置になればなるほどスペースがなく、相手のチェックや囲い込みも厳しくなるのが近年のサッカーである。もしフィジカルの衰えから相手のマークを簡単に剥がせなくなった場合、メッシ自身も苦労するし、バルサのチームとしても得点を奪うのに苦労する。
メッシがよりフリーやスペースがある中でボールを受けるには、将来的には今のサイドでも難しくなると予想している。トップ下で出場するのももちろん良いが、その位置でも厳しいマークにあうのは目に見えている。今はメッシの得点力が絶対必要なのだが、将来的にはメッシが引退する前に、メッシ頼みのチームから脱却する必要があると思う。
もしそうでなければ、メッシ不在後は一気にチーム力が下がり、最悪優勝を争えるチームから外れる可能性も出てくるだろう。幸いなことにネイマールとスアレスがいる。スアレスは将来分からないが、ネイマールは間違いなく将来のバルサのエースストライカーになっているだろう。点取り屋としてだけでなく攻撃の中心として、バルサを引っ張ってくれる存在にまで成長しているはずだ。
今のイニエスタではないが、メッシもいつかバルサの中で主役の選手から、チームの勝利の為に泥臭いプレーや運動量を見せなければいけない時が来るだろう。
そんな時にメッシが活きるポジションがボランチのポジションだと感じる。将来的にメッシの実力がガクンと落ちた感じで考えているが、近い将来の話ではなく引退間際になるかもしれないが、ボランチでチームプレーに徹するメッシも見てみたいものだ。
超非現実的なボランチを成功させる為の3つのポイント
1つ目は、何と言ってもメッシの守備をしない姿勢の改善である。また、守備の為に運動量も求められる。今までは圧倒的な攻撃力で守備をしなくても許されはしてきたが、ボランチの位置に入ると絶対に守備力は求められる。おのずとスペースを埋める為のランニングを求められ、チームの守備のために一生懸命走らなければいけない。
2つ目は、ダブルボランチにする必要がある。中盤のアンカーにメッシ1人というのは守備面で心配な部分が多く、気の利いた相方が絶対的に必要である。ブスケツならその役割もこなしながら、チームの守備も助け、自分の特徴も出せると感じる。ブスケツありきのポジション変更と言っても過言ではなく、マケレレなどのように守備面で1人でもある程度守れ、周りにも気を使える選手ありきの話ではある。
3つ目は、全試合フル出場は不可能ということをメッシに受け入れさせることである。現在は守備の負担を減らしてるからフル出場でも大きくコンディションが落ちることはないが、年齢を重ねて体の回復にも時間がかかり、運動量も求められるボランチの役割で全試合に出場し続けるのは不可能だろう。今よりもローテーションや途中交代でピッチ内でプレー出来る出場時間を制御しなければいけない。
今まで書いてきてなんだが、メッシのボランチの実現は99%ないだろう。これまでは勝手な自分の願望だが、メッシがボランチとして攻撃のタクトを振ったら、ピルロを超えるチャンスメーカーとなると自分は信じている。メッシのポテンシャルなら、GKとCB以外なら世界のトップとして輝けるポテンシャルがあると、バルサファンは分かっているはずだ。多分メッシを長く見てきた人なら、それに賛同してもらえると勝手に自分は思っている( ̄▽ ̄)