15/16リーガ第9節 10/25 バルセロナVSエイバル 試合結果

試合結果

バルセロナ3VSエイバル1

得点者

9分バストン(エ)

21分スアレス(サンドロ)

48分スアレス(ネイマール)

84分スアレス(ネイマール)

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン  4-1-2-3

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、バルトラ、アルバ

MFマスチェラーノ、ラキティッチ、ブスケツ(C)

FWサンドロ、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

シュテーゲン、ベルマーレン、マテュー、アドリアーノ、ドウグラス、グンバウ、ムニル

選手交代

55分サンドロ→ムニル、55分バルトラ→マテュー

欠場者

ラフィーニャとイニエスタとセルジ・ロベルトとメッシ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)

 

エイバル  監督ホセ・ルイス・メンディリバル

4-2-3-1

GKリエスゴ

DFカパ、マウロ・ドス・サントス、パンティッチ、ジュンカ

MFエスカランテ、ダニ・ガルシア(C)、ケコ、ヴェルディ、乾貴士

FWバストン

イルレタ、リージョ、エキサ、エディ、ハイロヴィッチ、サウール・ベルホン、セルジ・エンリク

46分ダニ・ガルシア→エディ、53分ヴェルディ→セルジ・エンリク、79分乾貴士→サウール・ベルホン

試合詳細

バルセロナのスタメンは大体予想通りのベストメンバー。CBにBATE戦に続いてバルトラがスタメン起用されたことで、バルトラの株がルイス・エンリケの中で少し上がったのかもしれない。

前半、主導権を握れてはいないがバルサらしいサッカーに固執

エイバルは予想通りにハーフラインより少し前の位置からプレスをかけ始めた。最終ラインは少し低めだが、中央へのパスや縦パスをしっかり切ることでバルサの攻撃をスピードに乗らせない守備をしてきた。

バルサは試合立ち上がりからボールをキープしているものの、エイバルの前からのプレスでビルドアップに苦労する。前半は効果的な攻撃はやはりネイマールやスアレスに入らないと出来ない感じではあった。

3分にラージョ、カパのミドルシュートをブラボがセーブしたのが、この試合の初シュートとなった。

4分にバルサ、アウベスのクロスをスアレスがファーサイドでボレーシュートするが枠を捉えない。7分にもバルサ、ネイマールのFKからスアレスがファーにそらしサンドロが詰めるも、シュートは当たらなかった。

ここまで流れは悪くないものの、ボールを保持して進めていたバルサが、最初の悪いボールロストから失点してしまう。

9分に、バルトラがドリブルしたところをカットされてエイバルのカウンター。縦パスで通ったケコの1対1のシュートをブラボが1度は止めたものの、弾いたボールをバストンに詰められてバルサが失点してしまう。

先制した後もエイバルの戦い方に変化はなく、バルサの戦い方にも変化はなかった。そのまま両チームチャンスがないまま進んでいったが、バルサは何とか同点ゴールを奪う。

21分に、左のネイマールから中央で待っていたフリーのブスケツにパス。ブスケツが右の裏へパスを出し、走り込んでいたサンドロが折り返したボールをスアレスが頭でゴールに叩きこみ、バルサが同点に追いつく。

その後もバルサが後方でパスを回しエイバルがプレスをかける試合展開が続き、バルサは前半の残り時間にネイマールにパスが入らなかったことで、ほとんどチャンスらしいシーンは作れなかった。

34分にバルサ、ブスケツの左からのクロスをサンドロが合わせるも枠を捉えなかった。

39分にラージョ、ビルドアップの所で奪われて最後はブラボも抜かれてケコにシュートを放たれるも、戻ったバルトラのブロックでゴールを与えなかった。

前半は何度かバルサの悪いボールロストからエイバルのカウンターを喰らうシーンはあったものの、バルサはポゼッションサッカーに固執して戦い、今の調子とこのメンバーならある程度出来ることはやった感がある45分間であった。もう少し悪いボールロストが減ればなお良かったが。

後半、最後はやっぱりスアレスとネイマールが違いを見せ勝利

後半に入ってもお互いの戦いに変化はなかった。しかし、エイバルは中盤の要のダニ・ガルシアが負傷なのか交代していた。

47分にラージョ、右サイドのFKをバストンが飛び込んでダイビングヘッドするも、ボールに少し届かなかった分、威力なくブラボの真正面に飛んで抑えた。

ピンチの後にチャンスありではないが、バルサは後半立ち上がりに突如逆転に成功する。

48分に、ボールを奪い返したネイマールが左からドリブルで相手を引きつけ、ゴール前のスアレスへパス。スアレスはトラップし、強烈なシュートをニアサイドに叩きこんでバルサがやっとリードを奪う。

ルイス・エンリケにしては珍しく、早めに選手交代のカードを切った。55分に、バルトラとサンドロに代えてマテューとムニルを投入した。マテューの投入は少し謎だったが、バルトラのビルドアップが何度か悪い形で奪われていたのが、エンリケには気に食わなかったのかもしれない。

1点リードしてから少し余裕が出たのか、60分~70分はバルサペースで試合は進んだ。時より速いパスが連続でつながったり、球際での強さや頑張りでカンプノウのお客さんから歓声が上がることが多かった。

70分からはバルサは逃げ切りを強く意識したのかセーフティプレーが増え、エイバルはより攻撃的になっていた。その為、後方の選手が大きくクリアするシーンが目立ち、ボールは何度もピッチ高くけり上げられるシーンが多くなった。

それでも必死に守り危ないシーンを作らせていなかったバルサに、いきなりピンチが訪れる。83分に、主審の後ろを歩くマスチェラーノが何か主審に言ってレッドカードで一発退場。マスチェラーノのリアクションを見る限り、そこまでの事を言った感じではなさそうだが。

確実にピンチになると思われたバルサだったが、10人になったバルサでいきなり追加点を奪う。

84分に、中央で受けたネイマールがドリブルから左でプロアウェイして動いているスアレスへパス。スアレスは胸トラップでシュートするスペースを作り、2点目と同じようにニアサイドに強烈なシュートを蹴り込んだ。スアレスのハットトリックとなるこの試合3点目でバルサが追加点を奪い、エイバルを突き放した。

残り時間は10人になったことで全員が必死になり、前線の選手も必死にプレスをかけ始めた。そのおかげか10人を感じさせず、危なげないシーンも作らせずにバルサが逃げ切った。

終わってみればスアレスのハットトリックでバルサが3対1で勝利し、ゴールに直結するプレーはほとんどネイマールから生まれていた。最後はこの2人の個の力で勝利したものの、戦い方や選手達の顔を見た感じここから調子を上げるイメージを掴める試合となった。苦しい試合を全員で勝利できたのも、とても好印象を与えた。

 
 

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