もう一段階上に行くにはルイス・エンリケが・・・
もうクラシコの敗戦を引きずっているバルサファンは少ないだろうが、敗戦から学ぶことは忘れてはならない。(もちろん、勝った試合からも学ぶことを忘れてはならないが)
「前の試合より次の試合はさらにより良く」という選手個人でもそうではあるが、チームとしてもそうである。今のバルサがより良くなる為には、監督のルイス・エンリ自身がより良くなるのは必須項目の一つなのは間違いない。
■ 目次
作戦ミスを犯したらどうすれば???
クラシコの試合が終わった後のコメントでルイス・エンリケが「自分達が思った試合展開にならなかった」というコメントがあった。また、相手チームのセルヒオ・ラモスも「バルセロナは相手に試合を支配される事に慣れていないから、大きなダメージを与える事が出来た」というコメントがあった。
今回のクラシコではバルサが自分達の思ったペースで進めれた時間は、長く見積もっても30分ぐらいだと思う。強豪との試合になれば、試合を支配する時間は自ずと短くなり、困難が増えるものなのだ。
今回のクラシコでの大きな敗戦の要因になったのは様々な意見があるだろうが、私はルイス・エンリケの変化に対する対応の悪さだったと感じている。試合プランが思ったように進まない事は山ほどあるもので、試合中に修正や変化を加えるべく指示をしなければいけない。
前の記事(下の関連記事の中にあります)にも書いたがクライフが言うように、試合前に用意したプランがそのまま上手く出来る事は少なく、開始5分を見て何が起きているかを見極めて、いかに修正できるかが監督に求められる能力なのである。
その点でルイス・エンリケは経験不足感は否めない。今までの公式戦を10数試合見た中で、試合中の戦術や戦略をたてるのに上手くないというのが印象を受ける。
どっちかというと試合前に想定した何個かのプランに沿って、選手交代も行っているように見える。また、パリ戦やレアル戦のように苦境になった時の打開策が少なく、常に同じペースで戦っている感もある。
これが出来たら一流の監督なので困らない問題なのだが、これにもっと積極的に挑戦して欲しいと私は思う。攻撃的に行って点を取られて負ける試合や、早い時間帯に点を取られる事もあるかもしれないが、恐れないでほしい。
バルサファンが求めるのは・・・
バルサファンは負けた場合、私のように文句やボロクソいう事も多々あると思うが<m(__)m>、次の試合では常に期待を持って試合を見ている。もちろん相手を圧倒して大量得点で勝つ試合を見たい。
しかしそれよりも、選手達が攻撃的に積極的にプレーし、激しく戦っており、選手のポテンシャルを出し切った試合を見たいのである。私の中では選手のポテンシャルだけならバルサは、どこにも負けていないと思う。
勝ち負けは運にも左右される事もあるので保証はできないが、チームの全てを出し切った試合が出来るように、ルイス・エンリケにはこれからも努力してほしいと思う。
これがバルサファンの最大の願いだ(^O^)/