後半戦で選手一人一人に求められる役割③ CH編

後半戦にルイス・エンリケから求められている役割についてのテーマの続きです。今回はセンターハーフ編です。

CH(センターハーフ)

1、アンドレス・イニエスタ   30歳

センターハーフの絶対的に欠かせない選手。後半戦に限らず大事な試合では常にスタメンを張ることになる。前半戦で1か月近い怪我をした時は、チームのバランスが大きく崩れた要因の一つであった。攻撃に持ち味が多くある選手だが、エンリケバルサではブスケッツのようにチームのバランスを取るために守備での貢献が目立つ。攻撃では前線の3選手を活かすためにシンプルなプレーをしている。まだまだ世界的に見ても世界指折りのレベルのMFであるのは間違いない。

2、イバン・ラキティッチ    26歳

後半戦は基本的に多くの試合でスタメンを張ることになる。現段階の後半戦ではシャビよりも優先度が高い。近年のバルサのCHの中ではテクニックに難があるが、守備や動き出しやキックや運動量でチームに貢献する選手。ライカールトバルサ時代のファン・ボメルのような存在であり、中盤の位置でチームの為にハードワークするのがこの選手の役割である。加入当初のイメージとは良い意味で印象が変わっている。

3、シャビ・エルナンデス    35歳

近年とは違いスタメン出場する試合は減少する。ラキティッチの存在が原因である。しかし、後半戦は途中出場での投入の機会が多くなる。ラキティッチに代わって試合の後半でチームの攻撃力を高める為と、よりポゼッション率を高めて試合を落ち着かせる役割になる。少しの衰えは感じさせるもののバルサカンテラの見本の選手であり、試合での使い方によってチームに大きく貢献してくれる。まだまだバルセロナにとって価値ある選手である。

4、ラフィーニャ・アルカンタラ 21歳

後半戦はイニエスタやラキティッチを休ませる為に数試合スタメンを張ることになる。また、途中出場での試合数の方が多くなる。選手を休ませる為や、経験を積ませる為に出番は結構訪れる。ルイス・エンリケのお気に入りの選手であり、最近のプレーの出来はクレのハートを少しづつ掴んでいる。今後の成長を期待したいカンテラ選手である。

5、セルジ・ロベルト      22歳

後半戦はほとんど出番は訪れない。チームの5番手のCHの立場では試合に出場するのも困難になる。チームに怪我人が出ない限り、余裕のある試合での途中出場になる。最近のこの選手のプレーの出来とやる気は、私的にはもっと長く見たい選手の一人なのは間違いないが、ルイス・エンリケの信頼は低い。後半戦に限らずバルセロナで活躍する才能はあるが、その才能は試合に出場できないという立場で潰されることになりそうだ(>_<)

 

バルセロナのCH(センターハーフ)の選手の層は思っている以上に厚い。5番手のセルジ・ロベルトでさえ、リーガの強豪の相手以外なら違いを見せることは可能である。

しかし、強豪相手には3番手までのイニエスタ、ラキティッチ、シャビの3選手がほとんど出場する。後半戦に入ると強豪との試合が増え、勝たなければいけない試合が増えてくる中で、上位3選手の起用が主になる

ラフィーニャとセルジ・ロベルトの出番は、怪我人でも出ない限り後半戦は前半戦より減少するのは間違いない。しっかり練習して成長には期待したい。

 
 

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