国王杯ベスト8 2nd 1/28 アトレティコ・マドリードVSバルセロナ 試合結果

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

マシップ、マテュー、バルトラ、アドリアーノ、シャビ、ラフィーニャ、ペドロ

選手交代

62分マスチェラーノ→マテュー、70分ラキティッチ→ラフィーニャ、76分ネイマール→ペドロ

欠場者

ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)、ブラボ(判断)、モントーヤ(判断)、セルジ・ロベルト(判断)

 

アトレティコ・マドリード  監督ディエゴ・シメオネ

GKオブラク

DFファンフラン、ミランダ、ホセ、シケイラ

MFラウール・ガルシア、マリオ・スアレス、ガビ、アルダ

FWグリーズマン、フェルナンンド・トーレス

モヤ、ヘスス・ガメス、リュカ、サウール、カニ、ヒメーネス、マンジュキッチ

46分グリーズマン→サウール、58分ファンフラン→ヘスス・ガメス、62分アルダ→カニ

試合詳細

バルセロナのメンバーは最近の鉄板メンバーがスタメン。バルサファンのほとんどが予想できるサプライズのないメンバーだった。

前半、激しい点の取り合いを制したのはバルセロナ

バルサボールから試合が始まるやいなや、前線からのプレスで試合の主導権を握ろうとするアトレティコに、開始38秒という時間でファーストレグで苦労してとった1点を取り返されてしまう。

マスチェラーノのフィードをカットされたボールがトーレスに渡り、当たりにいったマスチェラーノが軽くかわされ、トーレスの右足のミドルシュートはポストを叩きながらゴールに吸い込まれた。

ここでやっとアトレティコの布陣を確認。予想通りの4-4-2であり、前線からのプレスは4-3-3にも見えるほど人にしっかりマークをついていた。

対するバルサは通常通りの4-3-3だが開始間際の先制点を取られたことにより、少し浮足立っているように見えた。

しかし、先制点を取ったことが原因なのか、アトレティコのプレスはここからより一層激しくなるというより、バルサのつなぎの段階でひっかけてやるという守り方をしていた分、バルセロナの選手は少し落ち着ける部分があった。(たたみかけられてプレスをかけられたら、もう1失点したような流れだった( ̄▽ ̄))

少しだけだが落ち着きを取り戻したバルサに、待望の点が入るのに意外に時間は掛からなかった。

9分に、メッシーがサイドで攻撃のスタートの選手となり、中央からサイドに流れたスアレスのポストプレーを呼び込んだ。カウンターのお手本のように空いたスペースを使うバルサは、中央にフリーで走り込んだネイマールにピンポイントでスアレスからパスが送られる。キーパーとの1対1も絶好調のネイマールは簡単に攻略し、左隅にボールを流し込んでこの試合を同点とする。(トータルスコア、2-1でバルサ優勢)

このバルサの同点ゴールで、また2点必要なアトレティコは前線からのプレスをまた強めてくる。バルサはこのプレスを上手くかわせず、何度もひっかかり相手の攻撃を受ける。

アトレティコは前線の2選手のポストプレーを起点に、バルサのブスケッツの横のスペースを中盤の選手が前を向いてプレーし、サイドの高い位置からのクロスや仕掛けでチャンスを作ろうとしてきた。

このアトレティコの攻撃を最後の所でギリギリで踏ん張るバルサだったが、ボールの主導権も取れず、流れと内容ではアトレティコに完全に分があるように見えた。ルイス・エンリケがピッチ横で大きなジェスチャーで、選手達に指示しているシーンからもそれは読み取れた。(ルイス・エンリケはこれぐらい熱い方がキャラに合って、選手達も気合が入りそうな気がする( `ー´)ノ)

そんな流れで時間は過ぎ、27分にシケイラのクロスにグリーズマンが合わしたプレーが、アトレティコの最初の確実な決定機になった。アトレティコのミスにも助けられて「ふ~~~、良かった( ̄▽ ̄)」と思った矢先、アトレティコに決定的なチャンスであるPKが与えられる。

28分に、ファンフランのドリブルの仕掛けをマスチェラーノがペナルティーエリアのラインギリギリで倒してしまったように見えたが、主審はアトレティコにPKを与えた。このPKをラウール・ガルシアが左に蹴り込んで、トータルスコアは2-2となった。バルサの優勢は変わらないが、流れ上ヤバい雰囲気はあった。

その後も押し込まれるバルサであったが、36分に単発でラキティッチのゴール前のシュートというチャンスをシュートブロックで防がれた。しかし、それで得たCKを最近のバルサらしくなく、点につなげたバルセロナ。

ラキティッチの蹴ったボールをニアサイドでブスケッツがゴールに叩きこんだ(ように見えた)。後のリプレイでミランダのオウンゴールだったが、トータルスコアをバルサから見て3-2となり、また2点が必要になったアトレティコ。

そして、その後すぐにこの試合の最大の問題となりそうな場面が訪れる。ゴール前のグリーズマンのシュートがアルバのハンドによって防がれたが、主審は笛を吹かなかった。そして、主審にアピールするアトレティコの少し遅れた守備を、バルセロナは逆にこのボールで得点を決めてしまう。

メッシーが右でボールを持っていると、問題のハンドしたアルバが自分達のゴール前から相手のゴール前まで爆走してきた。そこにメッシーからピンポイントでパスが通り、その折り返しをネイマールがキーパーをかわしてゴール。

トータルスコアが4-2となり、3点必要なアトレティコは前半終了の笛と共に、アルバのハンドが見逃されたことに納得いかず、主審に詰め寄る選手が何人かいた。このことが後半の45分間を壊すことになるとは誰も知る由はなかった。

後半、人数の減ったアトレティコに為すすべはなかった

後半頭から、出来の良かったグリーズマンに代えて、サウールを投入したシメオネの采配の疑問はすぐに解けることになる。抗議か暴言か分からないが、前半終了後にガビが退場していた。これで10人になったアトレティコは、4-4-1で守備を固めるしか出来なくなった。

対してバルサは前半とはうって変わって、パスをつなぐのに凄く楽な試合展開になった。このまま時間だけが過ぎることを目的にパスを回すバルサに対して、アトレティコは主審と負けていることへのイライラか、ラフプレーが多くなってしまう。

ネイマールはやたら標的になった。プレースタイルなのか人間性なのか分からないが、ネイマールの所では激しいタックルと言い争いが多く見られた。逆にイニエスタの所では互いに敬意を見れるようなシーンが目立った。(この差は人間性!?( ̄▽ ̄)分からないが、ネイマールへのタックルはなんか理解できる気が・・・)

後半は子供には見せたくないようなプレーが目立つアトレティコになってしまった。特に47分のアルダの副審に対してスパイクを投げたシーンは、悪い意味で印象に残った。アトレティコの気持ちは分からなくもないが、絶対にやってはいけないプレーである。

前半の激しさとは違い、後半は静かに時間だけが過ぎていく。そして、試合終了の笛を聞くことになり、トータルスコア4-2でバルサは国王杯ベスト4進出を決めた。

試合結果

アトレティコ・マドリード2VSバルセロナ3

得点者

1分フェルナンド・トーレス(ア)

9分ネイマール

29分ラウール・ガルシア(ア)

37分ミランダ、OG

41分ネイマール

 
 

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