日本代表ＶＳブラジル代表 実力差はどこ？
１０月１４日に日本代表ＶＳブラジル代表の試合がシンガポールで行われた。結果は０－４とブラジル代表の快勝で終わった。我らのネイマールが４得点と爆発した事はとても喜ばしい事である。
しかし、日本人として大差で負けた日本代表を見る事はやっぱり悲しい事である。今回は日本代表とブラジル代表の間の実力差について書きます。ネイマールの事ももちろん書きます。
■ 目次
判断力よりもそもそもかも・・・
シンガポールのピッチコンディションは悪い状況と呼べた。芝の至る所に砂がまかれており、ボールは少ししか滑らずボールも変な形で跳ねる事もしばしば見られた。
そんな中でサッカーをやった事がある人は分かるとは思うが、ボールを扱うのが上手い人はどんな状況でもすぐ慣れてしまうものなのだ。ネイマールがそうだった。開始１０分まではボールコントロールに苦しんでいたが、その後はほとんどピッチの悪さを感じさせなかった。
対して日本代表の選手の多くはボールコントロールに苦しみ、トラップする時のぎこちなさは見ていたら一目瞭然だった。それに加え首が振れている選手が少なく、判断の遅さと視野の狭さは正直見ていて悲しくなるレベルであった。
海外組の本田や香川や内田などの選手と比べれば、その能力に大差がある。国内組が多いメンバーでは、このレベルのパス回しが限界かと思えてしまった。
期待している柴崎もパス回しに精彩を欠いていた。パスをカットされゴールを入れられたブラジルの２点目などは、絶対にしてはいけないミスである。同年代のネイマールを見て、さらにこのミスをバネにして大きく成長する事に期待したい。
ボールを持った時の判断の差もあるが、ボールを持たない時のフリーランニングの差も大いに感じさせた。ブラジルの選手は攻撃時に緩急をつけて動いており、長い距離を走っており、日本代表の選手はそのマークに付くのも困難であった。スピードと俊敏性のある日本代表が、本来はこの動きをしなければいけないのだが。
選手個々の実力の差は少しというレベルではなく、遥かに差があると思ってほしい。バルサでも活躍するネイマールがいたこのピッチの中で、日本代表はほとんど全ての点においてブラジル代表に個人で劣っていた。
調子の良いネイマール
今シーズンはバルサでも得点を入れまくっているネイマールは、ブラジル代表でもその調子は変わらなかった。この試合では、２トップの一人としてピッチを自由に走っていた。
４得点という大活躍だったが、後半にあれだけのスペースを与えたら当たり前の結果とも言える。何より怪我なく試合を終えて、笑顔のネイマールを見れて今週末のエイバル戦でも期待できそうだ。スタメン起用ではないかもしれないが。
もう２週間を切った宿敵とのクラシコを勝つには、ネイマールの実力が不可欠である。また、ウルグアイ代表として２得点を決めたスアレスももちろん必要だ。
