アレイクス・ビダル獲得 セビージャから2年連続良い補強に

バルセロナがチャンピオンズリーグ決勝で見事ユベントスを破り3冠獲得で喜んでいる中、ひっそりとそのニュースは流れた。セビージャからアレイクス・ビダルを正式に獲得したと言うニュースが。

今回は「良い補強になるであろうアレイクス・ビダルの紹介」というテーマです。

アレイクス・ビダルのこれまで

まず名前表記から、アレイクス・ビダルだけでなくアレイチュ・ビダルとも呼べる。WOWOWの表記ではアレイチュ・ビダルである。

このビダルは過去に一年間バルサカンテラに所属している。2000ー2001シーズンはバルサカンテラでプレーしている。

2008ー2009シーズンにエスパニョールでトップチーム契約を勝ち取るが、そこからは苦労人とも言えるほど様々なチームでプレーしてきた。

その才能が開花したのは、2011年に移籍することになったアルメリアである。アルメリアの一部昇格を助け、2014年のセビージャに移籍するまでの3年間で多くの試合に出場した。

セビージャで一気に名前が注目され、今年はヨーロッパリーグ2連覇に大きく貢献した。特に準決勝1stのフィオレンティーナ戦に初めて右サイドバックで先発すると、2得点の活躍でセビージャの決勝進出を導いた。

セビージャホームのサンチェス・ピスファンのバルサ戦では、ピケのパスミスからの失点シーンで、セビージャの同点ゴールになるガメイロにアシストした選手でもある。

移籍金は1800万ユーロ、その背景と注意点

ビダルは1989年8月21日生まれで、現在は25歳である。移籍金は1800万ユーロ+出来高400万ユーロと言われており、妥当な移籍金に近いが良い補強であるのは間違いない。デニス・スアレスの譲渡で移籍金を下げようと試みたという情報もあるが、その少しの怒りはさておいて。

セビージャからの2年連続の補強になる。CL決勝でも先制点を決めたラキティッチに続いての補強である。近年ではバルサはセビージャからケイタ、アウベス、アドリアーノ、ラキティッチなどを補強し、とてもセビージャと良い関係を築いている。また、その選手達は長くバルサで活躍している。

この移籍を成功させた背景には、バルサBの選手のレンタルが関係しているとも言われている。ハリロビッチやサンペル辺りが来季はレンタル契約でセビージャでプレーする可能性が高い。

バルセロナの今夏の補強禁止処分もあって、正式なバルセロナへの登録は来年の1月になる。それまではどこかのチームにレンタルする可能性が高い。バルサでの勇姿が見れるのは来年からとなる。

アウベスの後釜としての獲得が濃厚!?

バルセロナではアウベスの契約延長問題もあり、来季の右サイドバックは一番の不安点でもあった。そこにビダルの補強のニュースは、その声を完全にシャットアウトすることになる。

バルサでは右サイドバックでの起用が本命になる。高い位置の右サイドでもプレーできるが、メッシがいることやペドロの起用も考えれば現実的ではない。

選手の特徴としては、まず一番目に目につくのはスピードである。何と言っても速い選手の1人である。守備時のカウンター対策としても大きく貢献しそうである。

そして、攻撃的な選手であるというのが最大の獲得の決め手であるように感じる。アウベスに負けないぐらい積極的な選手である。初めはメッシへの遠慮もあってバランスを取るのに苦労するだろうが、1月に加入なら3月中頃にはある程度フィットするのではないだろうか。

パス&ムーブが得意な選手で、ワンツーの崩しもとても上手い。スペースに飛び込むことも出来、逆にスペースも作ることも出来そうだ。アウベスほど中盤の選手のように中でプレーできるような選手ではないが、サイドバックの選手としてはテクニックが高い選手である。セビージャでも何回も中に侵入してのプレーを見せている。

最終的に攻撃面で大きく貢献してくれる選手になるだろう。守備面では純粋なサイドバックではないだけに不安な点もあるが、高い位置からのプレスはセビージャでもしていることなので、下がった位置での守備が少し未知数ということで心配点も。

それでも今シーズン大きくブレイクした選手を安値で獲得できたことは、とても喜ばしいことである。これでアウベスの去就は確定的であるかもしれないが・・・。加入する冬までは右サイドバックに問題が出るが、それはまた今度に。

 
 

1 Responses to “アレイクス・ビダル獲得 セビージャから2年連続良い補強に”

  1. 名無し より:

    バルサファンですけどルイスエンリケのサッカーはバルセロナのサッカーではないと思います。間違ってたらごめんなさい

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