リーガ第25節 2/28 グラナダVSバルセロナ 試合評価

試合での問題点

押し込まれたときにシティ戦同様、PA付近に大きなスペースが生まれてしまう。この試合ではグラナダのミスや、そこまで恐いシュートはなかったが、精度の高いチームなら点を奪われるのは時間の問題になるだろう。前線の1人はこのカバーに戻ってきた方が良い気がする。

この試合のバックラインの不安定さは見ていて心臓に悪かった。最後は個人の能力で守れていたが、相手も強いチームならこうはならなかっただろう。特にセンターバックのコミュニケーションが悪く、マークやカバーリングがガタガタだった。ラインも不安定であり、バルトラとマテューのコンビは厳しい感じがする。

試合を完全に決めるダメ押しゴールを奪えないのが、ここ3週間の問題である。国王杯のビジャレアル戦、チャンピオンズのシティ戦など、ファーストレグである程度勝敗を決定付けるだけのチャンスを決めきれない。試合を決める為にも、ゴールは積極的に取りにいってほしい。この試合の3点目のスアレスのパスは、いただけないプレーだった。

試合での良好点

この試合ではほとんどないが、後半は相手の弱点である裏への飛び出しを何度も積極的に実行できて良かった。見ている自分でも20分ぐらいには気づいたので、もっと早く実行出来たらもっと良かったのだが。

選手評価

()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ

GKブラボ(4)

この試合では押し込まれる時間が長く、集中力を切らさずに上手くプレーした。グラナダのミドルシュートも、ブラボがいると相当の安心感がある。ハイボールのキャッチングも見事だった。

DFアウベス(3)

試合開始直後に相手との接触でもしや!?と思ったが、その後は元気にプレーした。この試合では中盤でボールを持てないこともあり、攻撃参加は少なかった。守備では対峙するバングラに手を焼いたが、バングラの足は速すぎる。

DFバルトラ(2)

相手にPKを与えたシーンだけではなく、危ないシーンが何度もあった。ハイボールの処理、マークの受け渡し、1対1での対応と危なっかしかった。特にサイドの選手との1対1で、ズルズルPA内に下がるのは完全に修正が必要。

DFマテュー(3)

バルトラとのコンビの場合、相当相性が悪いと感じる。お互いに相手をカバーするというより、自分のエリアを守る感じでマークの受け渡しや相手の斜めの動きでマークのズレが発生する。マークが付ききれない分、相手への激しい当たりも影を潜めた。

DFアルバ(4)

相手の足の速い選手達への対応は良かった。裏へのボールの処理も上手く、逆サイドからの危ない所へのパスも良くカバーできていた。攻撃では出番はなかったが、地味に1点目の裏へのパスを演出。

MFマスチェラーノ(3)

味方選手の動きが鈍く、この試合はマスチェラーノの存在が大きく輝くことはなかった。マスチェ自身もそこまで調子が良い感じは受けなかった。疲れもあるかもしれないが、欠かせない選手なので踏ん張って欲しい。

MFラキティッチ(5)★

誰が見てもこの試合のMVP。得意の飛び出しや動き出しでは、裏への飛び出しでチャンスを演出。セカンドボールを拾い、その処理もとても上手かった。裏へのパスは精度とタイミングが抜群であり、実質2得点を演出。こんなに上手く体を使ってプレーをするのは良い発見だった。浮き球でのボールの処理が結構得意かも( `ー´)ノ

MFシャビ(3)

今までのシャビとは違う、積極的な飛び出しで攻撃していた。相手の弱点をすぐに見破るその戦術眼はさすがである。守備では、フィジカル的に運動量的に少し足りない部分があった。久しぶりの試合の出場は難しいのかな( ̄▽ ̄)

FWメッシー(3)

今シーズンのメッシが唯一の苦手とする!?かもしれない昼の時間帯のゲーム。やっぱりではないが、少し精彩を欠いた。それでも時より見せるパスやドリブルは、「凄っ!」と言ってしまうものだった。

FWスアレス(4)

グラナダのラインが高く、裏にスペースがある分、プレーしやすそうだった。スアレス的には、バルサが押し込まれる展開の方が良いのかも。チームの3点目は自分で決めて良かった。そのせいでルイス・エンリケも交代させたのかも( `ー´)ノ今日ぐらい悪童感があるスアレスの方が、活躍も期待できそうだ。交代させられた後の腕を組んで、首を横に振るシーンはなかなかのモノだった。

FWネイマール(2)

調子が落ちている数年後のエースは、なかなか戻ってきそうにない感じがする。どんどん調子が悪くなっており、V字回復はいつになるやら。1月はネイマールの活躍が大きい分、今はスアレスに期待したくなる感じのプレー内容。

MFラフィーニャ(4)

途中から入り、試合を落ち着かせた。今やドリブルは相当計算できる武器になってきている。「シーズン立ち上がりからこの活躍なら、ルイス・エンリケのお気に入り感も理解できたのだが」と今は思う次第だ。

MFブスケッツ(3)

ある程度試合を終わらすために投入され、それを無理なくこなした。パス回しではブスケッツが中盤に入るだけで、相当スムーズ感が発生。絶対に欠かせない選手である。

FWペドロ(3)

運動量が多く、ボールの奪取や動き出しでチームに貢献した。唯一の大きな不満点は、チャンスシーンでのループシュートだ。あのシーンでのループシュートは理解出来るが、ペドロのヒールキックとループシュートは確率が低すぎる<(`^´)>あんまり使ってほしくないプレーである。

最後のまとめ

来週のミッドウイークの国王杯セカンドレグのビジャレアル戦に向けて、何人かのローテーションを使いながらの勝利はとても良かった。

試合を決定づける得点をもっと早く決めてほしいが、このチームは今は出来ない時期のようだ。我慢しなければ( ̄▽ ̄)

この試合の内容は決して良くはなかったが、勝利の積み重ねによる勢いで、次のビジャレアル戦も勝利する為に挑んで欲しい。まずは、このタフな試合お疲れ様( `ー´)ノ

 
 

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