親善試合 7/25 バルセロナVSマンチェスターU 試合評価
■ 目次
試合支配率
※赤色はバルセロナ、黒色はマンチェスターU、白色は互角
バルセロナ5分、マンチェスターU20分、互角65分
ややユナイテッドペースだったが、バルサのイレブンの疲れが見え始めた後半中心であった。全体的にはイーブンな戦いであり、両チームに決定的な差はなかった試合ではあった。
試合での問題点
ベルマーレン起用時の相手FWに対するプレッシャーが基本的に弱い。ピケとのコンビしか見ていないが、最終ラインでは厳しくいけても、斜めの動きやトップ下のようにプレーする選手への対応がまだできていない。連携を高めコミュニケーションをとるしかないが、ハイレベルの試合でのベルマーレン起用は少し怖いかもしれない。球出しとしてはとても優秀で見ていて安心するのだが。
まだプレシーズン途中でコンディションも高くないので問題視しない方が良いのかもしれないが、数分間中盤にスペースが生まれる時がある。セントラルの選手が戻れずに、ブスケッツ1人で守備をすることがしばしばあった。パス回しの不用意なロストをなくし、集中して攻守の切り替えをすれば問題なくなるだろうが、暑さと疲れからか切り替えが遅い時間帯がぽつぽつみられる。
試合での良好点
この時期にしてはコンディションが良い状況の試合が出来たように感じる。前のLAギャラクシー戦から数日しか経っていないが、仮想スタメンの選手が長い時間良い試合を演じた。50分を過ぎる頃には鈍くはなっていたが、大方走れて集中した試合運びも出来た。試合内容だけなら十分満足できる内容ではあった。
攻守の切り替えが遅れる時もあるが、基本的にはプレスの囲い込みが速く、ボールを高い位置で奪う回数が多かった。試合を通してユナイテッドのカウンターを喰らった感はあるが、前線からのプレスと囲い込みで狙い通りの奪い返す場面が何度もあった。誰が出ていてもその姿勢は変わらず、今シーズンも少々のローテーションをしても勝っていけそうだと感じさせた。
ちょっと目についた選手
・バルセロナ
MFセルジ・ロベルト
中盤のセントラルでは2列目からの飛び出し、パス回しで活躍。後半の右SBには驚かされたが、攻撃面ではほとんど問題はなく、守備面でのマークの受け渡しだけが問題であった。かつてのガブリのように、今シーズンは様々なポジションでプレーする可能性があるかもしれない。マルチな才能に少し驚き( ̄▽ ̄)
MFラキティッチ
後半のメンバーでは格の違いを何度も見せた。若手中心のメンバーの中、1人だけトップチームのスタメン級のプレーレベルであった。ゴールにはならなかったがシュートシーンが目立ち、ハングリー精神と地味に追い込まれている立場を理解しているようであった。
・マンチェスター・ユナイテッド
FWデパイ
あまり多くのプレーに関与はしなかったが、時よりスピードと上手さを見せた。ユナイテッドでは1.5列目で出場しており、ルーニー以上に活躍しなければ、ユナイテッドの躍進はないだろうと思わせた。ルーニーを活かすならポジションは逆に感じるが、ファン・ハールはデパイに期待しているんだろうな( ̄▽ ̄)
FWヤヌザイ
レベルの高い選手と再認識。放出候補とも言われていたと思うが、動き出しやゴール前でのプレーは並の選手ではないと実感。ユナイテッドファンではないので厚かましいが、左サイドにヤヌザイの方が良い気がしなくもないパフォーマンスの高さであった。
最後に一言
1対3と負けたのはとても残念だった。しかし、この時期でこの試合を演じれたのは良い意味の誤算であった。しっかり練習している証拠であり、プレシーズンに合流する前から練習していた選手が多いのではないかとも感じられた。
若手選手の頑張りも良い印象は継続され、ムニルのヘッドは惜しかった。若干ムニルがペドロのようにゴール欠乏症感の気はするが、またすぐにゴールを決めてくれるだろう( `ー´)ノ
次はチェルシーと、また厳しい相手で負ける可能性が高い試合ではある。負けても親善試合なので問題はなく、良い試合を演じることに集中してほしい。これまでコンディション面では100点満点に近い調整のように感じる。
タグ:マンチェスター・ユナイテッド, 試合評価