CLベスト16 1st 2/24 マンチェスター・シティVSバルセロナ 試合結果
■ 目次
選手
バルセロナ 監督ルイス・エンリケ
スタメン
GKシュテーゲン
DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ
MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
リザーブメンバー
ブラボ、マテュー、アドリアーノ、シャビ、ラフィーニャ、セルジ・ロベルト、ペドロ
選手交代
71分ラキティッチ→マテュー、74分アウベス→アドリアーノ、79分ネイマール→ペドロ
欠場者
ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)、マシップ(判断)、バルトラ(判断)、モントーヤ(判断)
マンチェスター・シティ 監督マヌエル・ペジェグリーニ
GKハート
DFサパレタ、コンパニー、デミチェリス、クリシー
MFナスリ、フェルナンド、ミルナー、シルバ
FWジェコ、アグエロ
カバジェロ、マンガラ、サニャ、フェルナンジーニョ、ランパード、ヘスス・ナバス、ボニー
61分ナスリ→フェルナンジーニョ、67分ジェコ→ボニー、71分シルバ→サニャ
試合詳細
バルセロナのスタメンは予想通りのベストメンバー。対してシティはフェルナンジーニョを外すという、中盤に運動量のあるフェルナンドとミルナーを並べてきた。右にナスリ、左にシルバの配置。
前半、中盤争いで優位に立ちゲームを支配
シティは予想通りの4-4-2のラインのシステムであり、コンパクトな守備ではなく本当に真っ向勝負を挑んできた。ペジェグリーニの得意の前線からのプレスで、バルサのパス回しを止める為に、バルサのバックラインの4枚にマークを4枚つけるというバルサ封じを仕掛けてきた。
しかし前線のプレスが強くないこともあり、中盤の位置の3対2というバルサの数的有利によって、簡単にパスを回されてしまう。マークがつかみきれないシティは試合の立ち上がりこそ押し込めたが、5分過ぎからは混乱からかプレスがちぐはぐになった。
対するバルセロナはいつもどおりの4-3-3で、敗戦したマラガ戦同様集中して試合に入れた。立ち上がりこそシティのプレスで押し込まれるものの、中盤の空いたブスケッツを上手く使うことですぐに主導権を握る。
普通の4-4-2のシステムで挑んだシティは、バルセロナのテクニックとパス回しに前半は終始苦労する。普段のリーガよりスペースがある中での試合展開は、バルセロナにとってはとても楽にパスを回すことに成功した。
混乱したチームとしっかり試合を展開するチームではセカンドボールもバルサが拾う機会が多くなり、試合の主導権は時間が経つにつれ完全にバルセロナペースになる。
チャンスも11分と12分に作り出し、そろそろゴールが欲しい時間帯に先制に成功する。15分にメッシーの中央へのパスをコンパニーがクリアするが、それが目の前にいるスアレスに当たってスアレスの目の前にこぼれた。そのボールを左足でけり込むと、綺麗にサイドネットに突き刺さった。一瞬の出来事で、キーパーのハートにはノーチャンスの失点だった。
その後も相変わらず主導権を握るバルサは追加点を取れるだけのチャンスを作る中で、良い流れで追加点も取ってしまう。
30分に、アルバの裏に抜け出したタッチライン際で狙いすましたクロスを、走り込んだスアレスが右足で押し込んで2点目。貴重なアウェイゴールを2点も奪うことに成功する。
その後も主導権を握るバルセロナはチャンスはあるが、得点を奪えない。ここで3点目を取れれば、45分にしてこのシティとの戦いを終わらすことに成功したかもしれない。そう思わすほど、バルセロナは完全に試合を支配していた。
しかし、追加点を奪えずに前半は終了する。
後半、シティの攻勢をギリギリでかわして勝利
後半に入るとシティは中盤の数的不利を失くすために、前線の選手がマークをついたことにより主導権を握りだす。後半に入って気持ちを切り替えて集中していたのもシティの勢いを増す結果になった。
立ち上がりの5分間はセットプレーからジェコに決定的なシーンがあるなど、数回失点してもおかしくないピンチを迎える。50分からは少しゲームが落ち着くが、どちらかというとシティにペースがあるほど、シティの攻撃はバルセロナのゴールを襲ってきた。バルサも集中した守備でギリギリの所で踏ん張っていた。
しかしそのシティの攻勢は68分に実ることになってしまう。中央に走り込んだシルバが、ヒールで上手く落とした所にアグエロが突進。この試合終始止めれなかったシティのエースストライカーに抜け出されて、右足で見事にゴールを決められてしまう。
これでノリノリになったシティにアクシデントが起こる。73分に、クリシーがこの日2枚目のイエローカードを受け退場してしまう。10人になったシティはシルバを下げたことによって、攻撃の勢いを失くしてしまう。
ここからはやっと試合が落ち着き、バルサがボールをもって時間を進めることに成功する。1人少ないシティの攻撃に怖さがなくなったことにより、このままの結果で十分と思っている中、試合の最後の最後にバルセロナに決定的な追加点を奪うチャンスが訪れる。
アディショナルタイムの3分の終わる間際に、メッシーがサパレタにエリア内で倒されてPKを獲得する。これを決めて完全にシティの息の根を止めたかったが、メッシーのキックがハートに止められてしまい、その弾かれたボールをダイビングヘッドするも枠外に飛んでしまう。
このまま結果的には2対1の勝利となって良かったが、試合の流れや最後のPKを考えれば、もう1点欲しかった気がするまま試合は終了する。
国王杯のビジャレアル戦でのネイマールのPKが決められないシーンと、このメッシーのPKのシーンがついついダブってしまう。このPKがバルサの敗退の要因と言われないように、セカンドレグも集中して戦えば問題ないだろう。来週の国王杯で決勝進出を決めれば、このPK失敗の嫌なムードも吹き飛ぶだろう。
試合結果
マンチェスター・シティ1VSバルセロナ2
得点者
15分スアレス
30分スアレス
68分アグエロ(マ)
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