CLベスト16 2nd 3/18 バルセロナVSマンチェスター・シティ 試合結果

選手

バルセロナ  監督ルイス・エンリケ

スタメン

GKシュテーゲン

DFアウベス、ピケ、マテュー、アルバ

MFマスチェラーノ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

リザーブメンバー

ブラボ、バルトラ、アドリアーノ、ラフィーニャ、シャビ、セルジ・ロベルト、ペドロ

選手交代

83分ラキティッチ→ラフィーニャ、91分アウベス→アドリアーノ

欠場者

ブスケッツ(怪我)、ベルマーレン(怪我)、マシップ(判断)、ドウグラス(判断)、モントーヤ(判断)

 

マンチェスター・シティ  監督マヌエル・ペジェグリーニ

GKハート

DFサニャ、コンパニー、デミチェリス、コラロフ

MFナスリ、ヤヤ・トゥーレ、フェルナンジーニョ、ミルナー

FWシルバ、アグエロ

カバジェロ、サパレタ、フェルナンド、ランパード、ヘスス・ナバス、ボニー、ジェコ

46分ナスリ→ナバス、71分ヤヤ・トゥーレ→ボニー

試合詳細

バルセロナは予想通りのベストメンバー。対するシティは右のサイドバックにサニャ、前線はジェコではなくシルバを入れ、中盤の人数を厚くした感じ。

前半、異次元のレベルのメッシが輝きを放つ

シティは前線にターゲットマンを入れない、中盤でバルサを破るメンバー構成だった。4-4-1-1のような形で攻守を行い、バルサの中盤対策としても考えられる布陣の一つで試合を進める。

対するバルセロナはいつも通りのベストメンバーの4-3-3であり、試合立ち上がりからメッシがサイドに大きく開かず、中央寄りの布陣で試合を進める。

試合の立ち上がりに主導権を握ったのはシティだった。ボールを保持され、簡単にバルサはボールを奪えなかった。サイドバックが積極的にオーバーラップし、サイドで数的優位な状況を作り出すことに成功。しかし、中央を固めるバルサの集中した守備に危険なパスを送ることは出来ないでいた。

そんな主導権を握られている中でも、今年に入ったバルサはことごとくチャンスを作り出す。5分のネイマール、10分にメッシと決定機を作るが、ポストとハートの攻守に遭い得点を奪えないでいた。

試合の主導権もこの10分過ぎの時間帯ぐらいから、どんどんバルサに傾いてくる。その大きな要因はメッシの存在だった。チームの集中した守備でボールを奪ったボールを、メッシが相手ゴール深くまでボールを何回も持っていく。

メッシの所でボールが落ち着くバルサは、ボールの支配率も支配し出す。メッシが攻撃のスピードを上げるスイッチを手にしたバルサは、ここからほとんど自分達の思うように試合を進めていく。

何度もメッシの個人技でチャンスを作るバルサに、シティの守備は何度もファールで止めるシーンが多かった。チャンスを多く作り出し、試合を支配しているバルサに点が生まれるのは31分のことだった。

カウンター気味でメッシがジリジリシティ陣内にドリブルし、ネイマールが空けたスペースにラキティッチが後ろからの長いランニングでフリーでボールを受ける。飛び出したハートの頭上を付いたループシュートは、バーをかすめながらゴールに吸い込まれた。バルサがこの試合での先制点(トータルスコア3対1)を奪う。

その後もスアレスに決定機があるなど、シティの攻撃に対してピンチはほとんどなく、試合の流れを完全に掴んで前半は終了する。

後半、ハートの攻守で追加点は奪えないが・・・完勝

シティは後半頭から熱くなっていたナスリに代えて、ヘスス・ナバスを投入した。この交代が少しだけシティの反撃を加速させる結果となってしまう。

後半立ち上がりから5分間は、バルサのチャンスシーンが続く。5分間に何度あったのかと思うほどチャンスがあったが、ハートの攻守で得点は奪えない。

ここでペースダウンしたバルサに、シティは右のナバスを中心として反撃してくる。ナバスでボールが落ち着いたところに、周りの選手が飛び出してくることによって危ないシーンを何度も作られた。特に58分のナバスに深くえぐられた攻撃は、失点をしてもおかしくないほどだった。

前掛かりになるシティに対して、バルサはカウンターでチャンスを何度も作る。ネイマールのスピードを活かし何度も決定機になるが、この試合最高に当たっていたハートに全て弾かれてしまう。

ヤヤ・トゥーレのミドルシュートなど、少し遠い位置からのシュートは許すものの、決定機は許さないバルサの守備は安心して見れた。しかし、この試合最大のピンチは不意に起きる。

77分に、アグエロのドリブルをPA内で倒したと判定され、バルサファンには理解しがたいPKを与えてしまう。このPKのアグエロのキックを、シュテーゲンが横っ飛びで完璧に弾く。弾かれたボールもしっかりカバーし、シュテーゲンとバルサの守備に「あっぱれ」( `ー´)ノ

この失敗で事実上の終戦となったシティは、カウンターで何度もピンチになるが、ハートのファインセーブで失点だけは免れる。

スコアこそ最少得点差での勝利となったが、試合内容はバルサの圧倒的完勝と呼べる試合だった。ファーストレグも含め180分間を通して、試合の大部分を支配したバルサが、このまま次のベスト8のラウンド進出を決めた。

試合結果

バルセロナ1VSマンチェスター・シティ0

得点者

31分ラキティッチ

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ