リーガ第26節 3/8 バルセロナVSラージョ 試合前の注目ポイント

リーガ第26節(日本時間3/8日曜日の20時キックオフ)で、ラージョ・バジェカーノと対戦する。試合放送がWOWOWメンバーズオンデマンドが生放送で、夜中の1時からのWOWOWライブでの放送は少し遅れた再放送になるので、FCバルセロナの公式HPを見たりする人はご注意ください。

前回の対戦では、最終ラインの統率が出来ていなく裏へのパスで敗れたラージョ。今回の対戦では改善されているのか・・・。(前回の対戦の詳細は下の関連記事にあります)

ラージョはパコ・ヘメスが率いてから戦い方は一つしかない。前線からのプレス、高いライン設定、ボールを取ったら素早い攻撃、ボールを保持したパス回しからの攻撃などの超攻撃的なサッカーである。

カンプノウというスタジアムの試合でもその戦い方に変更はない。システムは4-2-3-1をベースとし、前線からのプレスを優先し、システムの形は様々に変更する。

前線3枚でバルサのバックラインのパス回しを追い回し、中盤の3枚にはタイトにマークしてくるだろう。ラージョの最大の強みはプレスといっても過言ではない。

少し余談となるが、前回の対戦の時に解説をしていた安永聡太郎氏が、ラージョにコーチの研修をしているときの面白い話で、一人が守備でチャレンジすると後ろの選手もチャレンジという攻撃的なプレスの話がある。「普通は一人がチャレンジしたらもう一人はカバー」なのに、そんな馬鹿なという指導方法だった。

 

対するバルセロナはブスケッツとネイマールの欠場が確定している。代わりのメンバーも不安な所はないので、特に大きな問題にはならないだろう。

システムは4-3-3で、いつもと変わらずに試合に入るだろう。この試合ではラージョのプレスに相当苦労するかもしれない。中盤を飛ばして一気に前線のメッシ、スアレスへのパスも増えるかもしれない。それぐらいラージョのプレスの前でのパス回しは大変な作業になりそうだ。

一番簡単に破る方法は個人で自分のマークをはがしたら、マークがどんどんズレてラージョの守備は混乱するだろう。この仕事が大いに期待出来そうなのがメッシとなる。また、高いライン設定のラージョの裏へのパスでも大いに期待したい。

ペドロ、スアレスの飛び出しがバルセロナの決定機になりそうだ。中盤や最終ラインからの長めのパスでも、ラージョの守備ラインを崩せることになるだろう。

この試合の注目ポイントは、ラージョのプレスをバルセロナがいかにいなすかである。良い意味でも悪い意味でも、このラージョのプレスが試合の鍵になる。破れたなら、大量得点も期待が出来る試合展開になるだろう。一切引かないラージョのサッカーにも個人的には注目してほしい

バルセロナのスタメンは次の試合まで1週間空くこともあり、ベストメンバーだろう。中盤のアンカーにはマスチェラーノ、最終ラインにはマテュー、前線にはネイマールの代わりはペドロで確定だろう。

私の予想スタメンは、

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マテュー、アルバ

MFマスチェラーノ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ペドロ

欠場想定選手

ネイマール(累積)、ベルマーレン(怪我)、ブスケッツ(怪我)、マシップ(判断)、ドウグラス(判断)

 

バルセロナの注目選手

MFラキティッチ(最近のこの選手の出来には頭が下がるレベルである。中盤の底での出場もあるかもしれないが、ポジションがどこでもハイレベルのプレーが期待できそうだ。相手のパス回しやプレスを、いかに運動量で崩せるかが注目である)

FWスアレス(遂にバルサに、はまったか。得点の量産の気配がする。元々チャンスは作っていたし決定機もあったが、個人の調子としてもどんどん上がっている気がする。得点に期待したい)

FWペドロ(ネイマール欠場により久しぶりのスタメンだろう。自分の特長を活かして、動き出しや裏への飛び出しで攻撃に貢献してほしい。相手の最終ラインの裏への飛び出しに、メッシがパスという映像が最高の形になりそうだ)

 

ラージョの注目選手

MFトラスホラス(中盤の真ん中で攻撃的な役割を多く担うテクニックのある選手。攻撃の起点や飛び出しにも注意)

MFカクタ(スピードがありドリブルに注意。パンチ力のあるシュートも当たれば怖い所がある。個人で相手の守備を崩せる貴重な戦力)

FWレオ・バティスタン(FWとして前線に何度も飛び込んでくる選手。後ろのブエナの動きと合わした前線への飛び出しの連携には要注意。ファーストディフェンスとしてよく走る選手でもある)

 

ホームのカンプノウでの試合となると、なぜか勝つだろうという楽観的な感じになるが、マラガ戦の敗戦といい油断できる相手はリーガにいない。

個人的に好きな監督であるパコ・ヘメスのチームとの対戦ということもあり、お互い攻撃的な姿勢での90分間の試合になるだろうが、最後には勝利して欲しい。

首位のレアルがビルバオに敗戦したことにより、この試合での勝利が首位交代の瞬間になる。絶対に勝ち点3が欲しい試合である。また、3月の最大のミッションだと思っていたクラシコでの首位交代が、勝ち点差を広げるミッションになることを願いたい。

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ