リーガ第35節 5/2 コルドバVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

リーガ第35節(日本時間5/2土曜日の23時キックオフ)で、コルドバ(エル・アルカンヘル)と対戦する。

コルドバは4-2-3-1のシステムで、全員で守備をするチームである。イメージとしては前節のヘタフェの戦い方に近い。ラインをPAの前に設定し、前線も中盤の守備に積極的に参加する。

攻撃ではリーガ最少得点数の21得点であり、前線にそこまで突出した選手がいるわけではない。守備にチームのベースがあり、数少ないチャンスを得点しようとしてくるだろう。

そして一番怖いのが、現在最下位の20位にするコルドバは降格圏脱出まで11ポイント差があり、実質降格が決まっていると言える。そこで来季に向けてチームが吹っ切れて、ポジティブに戦うことである。恐れを知らない前線からのプレッシャーを積極的にかけたりした場合、落ち着かない試合時間がいくらか訪れそうだ。

 

対するバルセロナはいつも通りの4-3-3で、前節のヘタフェ戦でローテーションをしたので、この試合ではどれくらいローテーションするかは不明である。予想スタメンは、

GKブラボ

DFモントーヤ、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

マシップ(判断)、ドウグラス(判断)

前節休ませた選手がスタメンならほぼベストメンバーに近い選手の顔ぶれになるが、ブスケッツや前線の誰かはスタメンを外れるかもしれない。今回のスタメンは意外に予想が難しい。

コルドバから圧倒的にボールを支配出来るであろうバルセロナは、いかに得点を奪うかが重要になってくる。ヘタフェ戦のような効率の高い攻撃が求められる。

サイドを広く使いパス回しを速くし、コルドバの守備組織を崩壊させる必要がある。前線の選手はもちろん、中盤の選手も高い位置でのプレーが求められる。

スペースが決して多くないコルドバの守備組織を崩すために、スペースを作る裏への動きとサイドアタックが重要になりそうだ。

守備ではプレスと囲い込みである程度コルドバを自陣に押し込めることになるだろう。特に心配はないが、ミスだけに注意すれば問題は大きく訪れないだろう。

今回の注目ポイントは、バルセロナの右サイドの攻撃である。恐らくアウベスが休養を与えられモントーヤが先発するだろう。メッシが中央寄りで位置する為、右サイドにはラキティッチと連携して右の攻撃も出来た方が、コルドバの攻略は早くなるだろう。

 

バルセロナの注目選手

DFモントーヤ(右の攻撃で大きく貢献してほしい。パス&ムーブを強く意識し、右サイドで何度も攻撃の動きを見してほしい。メッシへのショートパスだけではなく、裏へ飛び出すスアレスやネイマールへのアーリークロスも狙えると良いのだが)

MFラキティッチ(メッシを周りでサポートしながら、前線への飛び出しにも期待。スアレスのポストプレーをミドルレンジで決めるような攻撃が出来たら、引いた相手も警戒する部分が多くなるだろう)

FWメッシ(攻撃を引率し、ボールを数多く触り何度も攻撃してほしい。コルドバの人数をかけた守備に対して、引き付けてのパスがとても有効な攻撃になる。この試合ではパサー気味に活躍し、折り返しを決めるイメージがベストになりそう)

 

コルドバの注目選手

GKファン・カルロス(最近とてものっているキーパー。難しいシュートを防ぎ、チームの失点を一番後ろで防いでいる。反射神経が速く、のらしたくない選手)

DFパンティッチ(サイドバックでの出場になるだろうが、センターバックも出来る選手。俊敏性もあり、コルドバの守備を強化している)

MFカルタビア(バレンシアからのレンタル選手であり、テクニックのある選手。まだ若く、これから成長したらバレンシアでも活躍できる逸材)

 

チャンピオンズ前という意味だけではなく、リーガのタイトル獲得という意味で絶対に勝ち点を取りこぼしたくない試合になる。

落とし穴になる可能性を失くすために、しっかりとしたメンタリティで挑む必要がある。エンリケバルサにその心配は少ないが、一応気を付ける必要がある。

バイエルンとの大一番に問題なく挑むためにも、無失点での快勝を期待したい試合だ。リーガでの争いではレアルがセビージャ相手に勝ち点を落としてくれればと願いながら勝利を目指したい。

 
 

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