リーガ第22節 2/8 A・ビルバオVSバルセロナ 試合前の注目ポイント

リーガ第22節(日本時間2/8日曜日の29時キックオフ)で、アスレティック・ビルバオ(サン・マメス・バリア)と対戦する。

今シーズンのビルバオの調子は本調子(現在勝ち点23の12位)とはいかないが、メンバーだけ見たらとても強力なメンバーが揃っている。

また、ビルバオのホームのサン・マメスはとてもやりにくいスタジアムである。12人目の選手とも言われるビルバオサポーターの声援は、ビルバオの選手達を調子に関わらず戦う集団にしてしまう。

ビルバオの最大の怖い所は戦う姿勢と諦めない姿勢が、画面上からでも分かるぐらい戦う集団であることだ。この姿勢が崩れない限り、試合の笛が鳴るまで気を許すことは許されない。

ビルバオのシステムは4-1-4-1で中盤を厚くし、プレスでバルサからボールを奪いカウンターの攻撃を狙ってくるだろう。また、手数を多くかけずに前線へクロスボールを送り、高さ勝負とファーサイドの飛び出しにも注意が必要である。

対するバルセロナは近年採用している4-3-3のシステムになるのだが、この試合では特に速いパス回しが必要になる。

ビルバオのプレスはとても激しいものになると予想できるので、それをかわすために速いパス回しでサイドの高い位置で1対1の状況を作ることで守備組織は崩れる。

1対1の状況ならディフェンスがずるずる下がり、ラインが下がるとこで中盤にスペースも多く生まれ、相手を自陣に押し込みバルサペースでピンチのシーンも少なく試合を進めれる展開になるだろう。

やっぱりこの試合でも相手を崩すのに必要なことは、サイドでの崩しになる。特にメッシとネイマールの個人技は、より明白にそれが分かる構図になる。

この試合の最大の注目ポイントは、ビルバオの激しいプレスの中でバルサはどうやってチャンスを作り出せるかである。カウンターなのか、速いパス回しなのか、サイドでの個人技なのか、サイドでの連携からの崩しなのか、そこが最大の注目である。

このことから、これから強豪との試合が増える中で訪れるであろう、困難な状況を打開するためのエンリケバルサの方法が見てとれることになる。最近のバルサを見る限り、カウンターとサイドの崩しが主であり、パス回しはそこまで速いパス回しにはなっていないのだが。

ビルバオとのサン・マメスの戦いでは、それが検証できるほど難しい戦いになる。油断は禁物である。

先発のメンバーは難しい試合を考慮すれば、ベストメンバーで間違いないだろう。これからはこのメンバーが基本で少しのローテーションでスタメンは構成されるだろう。

私の予想スタメンは、

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、マスチェラーノ、アルバ

MFブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ

FWメッシー、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

ベルマーレン(怪我)、ドウグラス(怪我)

 

バルセロナの注目選手

DFピケ(前の試合のミスを除けば、最近は安定したプレーが続いている。この試合ではゴール前で体を張る機会は多くなるだろう。どれだけ相手の攻撃を体を張って止めれるかに注目)

MFブスケッツ(ビルバオのカウンターを止めるにはこの選手の挟み込みとカバ-リングが重要になる。ポジショニングでも常に中央を簡単にやらせない為の位置にいる必要がある)

FWスアレス(得点は干上がっているが、その他のプレーでは活躍している。ネイマールやメッシーが点を取る為に中央で攻撃の起点を作ってほしい。出来れば、個人で打開して得点を期待したい)

 

アスレティック・ビルバオの注目選手

DFラポルト(若手のセンターバックの有望株の一人である。左利きでキックも上手いし、読みやカバーリングや対人でもハイレベルである。穴が少ない選手である)

MFイトゥラスベ(ビルバオのタレント揃いの中盤で目立ちにくいが、守備での力は本物だ。パスのつなぎでも非凡な才能を感じさせる。スペイン代表にも召集される要注意人物である)

FWムニアイン(前線や左サイドで大きく力を発揮するスピードのある選手。得点こそ少ないが、飛び出しやカウンター時には一番警戒しなければいけない選手)

 

ビルバオは不調だが、サン・マメスというバルセロナにとって相性の悪いスタジアムの試合であるので、油断どころか気合いを相当入れなければならない試合になる。

難しい試合だが、リーガの優勝を狙うならこういうスタジアムで勝たなければいけないという代表的な試合になる。

首位のレアルが勝ち点を落とした中、勝ち点差を縮める絶好のチャンスに勝ち点3獲得というミッションを、絶対にコンプリートしなければいけない試合である。

 
 

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