15/16CL第4節 11/4 バルセロナVSBATEボリゾフ 試合前の注目ポイント

チャンピオンズリーグのグループステージ第4節(日本時間11/4水曜日の28時45分キックオフ)で、BATEボリゾフ(カンプノウ)と対戦する。

・BATEボリゾフ

前回の対戦では4-4-2のシステムを採用し、今回の対戦でも変わらず採用してくるだろう。戦い方は前回と同じように守備的に入ってくると予想。まずはしっかり守備からという意図である。

前回の対戦からBATEがカンプノウというアウェイの状況で、積極的にボール奪取を狙うことはまずないだろう。攻撃もボールを奪ってからの速い攻撃が主になるだろうが、復活しかけのバルサに大きなダメージを与えるのは難しそうだ。

BATEには悪いが攻守ともにバルサが圧倒的優勢であり、バルサからしたらBATEの戦い方を警戒するというより、自分達の調子の良さを継続とアップさせることの方が気になる課題になる。

それでもBATEが一矢報いるなら、やはり前線からプレスをかけて先制点を奪いに来ることである。チーム全員で高い最終ラインでプレスをかけ、バルサのバックラインからのパスを奪いに行くことが唯一の勝機になるだろう。プレスが失敗すると一気にネイマールがスピードを上げてゴール前に侵入してきそうだが。

 

・バルセロナ

バルセロナはこのCLの試合ではマスチェラーノ(リーグ戦で残り1試合累積欠場)が起用できる。前の試合で怪我から復帰したセルジ・ロベルトとイニエスタも起用可能であり、徐々に怪我人が少なくなってきた印象を受ける。予想スタメンは、

GKシュテーゲン

DFアウベス、バルトラ、ベルマーレン、アルバ

MFマスチェラーノ、セルジ・ロベルト、イニエスタ

FWサンドロ、スアレス、ネイマール

欠場想定選手

ドウグラスとラフィーニャとメッシ(怪我)、ビダルとアルダ(制裁)

この試合では何と言っても出場時間の長いブスケツとラキティッチを休ませることを第1に予想。中盤はアンカーにマスチェラーノで、セントラルは怪我から復帰した2人で間違いないだろう。CBはバルトラとベルマーレンの前回の試合休んだ組で、もしかすると左SBはアドリアーノの可能性もあるかもしれない。前線は順番的にサンドロのスタメンを予想。

バルセロナのこの試合の最大の注目ポイントは、多少のメンバー変更でもヘタフェ戦同様に試合をコントロールするポゼッションサッカーの継続である。

ブスケツやラキティッチは恐らくお休みになるだろうから、その中でもセルジ・ロベルトやイニエスタが引っ張ってパス回しをする必要がある。中盤のスムーズなパス回しだけでなく、ビルドアップも重要になる。

BATEがもしかして前から来た場合、数週間前のようにあたふたする可能性もある。マスチェラーノがCBの間に入ったりして、ビルドアップをしっかり助けなければいけない。メンバーが違えども自分達の好調なサッカーを継続する必要がある。

また、攻撃ではセントラルやSBが積極的に攻撃参加する必要があり、ネイマールやスアレスがゴールを決めたとしてもアシストは周りの選手がする方がベストである。この2人以外もバルサは得点に絡めるという攻撃を見せておきたい。

守備では特に心配はないが、前線からのプレスと囲い込みをヘタフェ戦同様に実行してくれれば、間違いなくピンチは数回しか訪れないだろう。

大雑把に言えば特に心配する試合ではなく、良いポゼッションサッカーの試合をして勝つことが最低限求められる試合である。そして、今のバルサにはそれが出来るほどチーム状態が上り調子だと感じる。

 

バルセロナの注目選手

・DFバルトラ

前回のカンプノウで出場したエイバル戦では、結果的に自分のドリブルを取られてからの失点だった。しかし、状況さえあればドリブルで持ち上がることは重要であり、ビルドアップから攻めに行くぞという意図を感じさせる速いパス回しを期待。相方が恐らくベルマーレンなどで、スムーズにパスは回ってくるだろう。

・MFイニエスタ

怪我から復帰して慣らし運転を終えた感じで、この試合ではスタメンで出場するだろう。少しずつギアを上げる為にも、ドリブルやワンタッチ目で相手を振り切るプレーが見たいものである。この試合ではセルジ・ロベルトに高い位置を任して、バランスを取りながらビルドアップしてくれれば、バルサは安定してパス回しできるだろう。

 

BATEボリゾフの注目選手

・DFムラデノビッチ(24歳/セルビア)、FWロディオノフ(31歳/ベラルーシ)

 

余裕と言うほどではないが、対戦相手と現在のバルサの状況を考えれば間違いなく勝つべくして勝たなければいけない試合である。この試合では久しぶりの大量得点の試合を期待しても良いと感じる。ある程度の効率性さえ見せれば大量得点の可能性が高い気がする。

 
 

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