《質問》アーセナルの指揮官ベンゲルはバルセロナの監督に合う?

コメント欄に質問があったので回答したいと思います。

『初めて質問します。

ベンゲルがアーセナルを今シーズンで退団します。ありえないとは思うんですがバルサの監督をやった場合、戦術面なども含めてバルサに合うと思いますか?』

貴重なコメントありがとうございます。コメント欄は記事の下部にあります。質問・疑問点だけでなく、思ったことなど何でも書いて頂けるとありがたいです。

 

見解・回答

1で「アーセナルで面白いサッカーをしていたベンゲルならバルセロナでも問題なし」

2で「ポジションチェンジが豊富なベンゲルサッカーはバルサに革新が起きるかも」

3で「まとめ」

について書いています。

 

1、アーセナルで面白いサッカーをしていたベンゲルならバルセロナでも問題なし

・ベンゲルはバルサにぴったりな監督

ベンゲル監督の退任には僕も驚きました^^;

バルサのOBではありませんが、ベンゲル監督ならバルセロナでも問題ないというより、ぴったりな監督と言っていいのかもしれません。

ポゼッションサッカーをベースにしている監督で、バルサに合わないはずはないと思います。

来期もバルベルデ監督が指揮するからありえない話ですが、バルサの新監督就任とベンゲルの去就が重なっていたら、後任候補に間違いなく入っているのではないでしょうか。

ベンゲル監督と言えば22年間アーセナルの監督なので想像をしたことはなかったですが、ベンゲルバルサを地味に見たいと僕は思います。

 

・ユースや若手の選手を積極的に起用するところもバルサにぴったり

ベンゲル監督と言えば若手選手の育成に定評があり、バルサのカンテラ選手を何度も引き抜いたことは有名ですね。

セスクやベジェリンがその代表例で、アーセナルの若手の引き抜きにはバルサも困ったことです^^;

ベンゲルは若手選手を積極的に起用する監督で、選手に対して過保護とも思えるくらいの信頼感を与えてくれるので、バルサカンテラには大きくプラスに働きそうです。

今まで何度も引き抜いてきたバルサのカンテラ選手を、自分の好きなようにトップチームに昇格できるのですから、ベンゲル監督自身もバルサの監督のオファーがあれば乗り気でしょう。

近年はカンテラ選手の少なさが問題視されているバルサですから、そういう問題からもベンゲルは現在のバルサにぴったりなのかもしれません。

 

・近年のベンゲルのアーセナルは面白みがない現実サッカーを実行していますが昔は…

といっても最近のベンゲル監督は良いイメージがありませんね^^;

チームとしての結果も出ていなければ、試合内容も面白みがなくベンゲルバルサに反対する人も多そうです。

ベンゲルのフォローではないですが、ベンゲルはアーセナルで苦しい時期を耐えて過ごしたように思います。

 

現在のアーセナルのエミレーツ・スタジアムの建設費を何年にもわたって支払う必要があり、補強費用がほとんどない中チーム運営をして、CL出場権を獲得しないと支払いができないという追い込まれた状況での指揮は苦しかったはずです。

選手の売却に追われた状況もあり主力選手が抜けていくという、チームの支柱が定まらずここ10年は苦しみました

ベンゲル監督は大金をつぎ込んでの補強には反対で、数年かけて若手選手を育ててチームの主力に育てるも、その選手はチームが勝てないことで抜けていくのですから、さらに勝てないという負のスパイラルです。

ベンゲル監督の手腕が問題だったのかもしれませんが、優勝を狙うクラブなのに選手のステップアップの踏み台となるクラブになってしまい、売るクラブのイメージを持たれたことが問題でした。

これも新スタジアム建設の影響が強く、この期間がなければベンゲルのアーセナルはもっと長期的に勝ち続けるチームになっていた印象です。

 

03/04シーズンのリーグ無敗優勝(26勝12分)など、2000年代初期のエレガントなフットボールはサッカー界で良い意味で異物感だったことは忘れてはいけないですね。

CL優勝が飾れなかったので歴史的に忘れ去られていますがシーマン、キャンベル、ヴィエラ、リュングベリ、ピレス、ヴィルトール、アンリ、ベルカンプなどの時代はめちゃくちゃ強かった。

恐らくペップバルサに引けを取らないほど面白いサッカーという印象です。

 

近年はバブルなプレミアの中でお金を使わないことで良い選手を獲得せず、トップ4から完全に脱落してしまいました。

ベンゲル監督も元々はポゼッションサッカー信仰者なのに、できないと感じているのか、時代の流れに乗ろうとしているのか、結果を追い求めて中途半端なサッカーになってしまいました

まだポゼッションサッカーを重視していたらアーセナルのファンも我慢できたのかもしれませんが、面白くもない現実的なチームなのに勝てないことに嫌気がさしてきたのかもしれませんね。

ベンゲル監督は最近は叩かれていますが、ポゼッションサッカーというバルサスタイルに近い信仰者で、手腕もしっかり評価すれば良い監督というお話でした^^

最近サッカーを見始めた人は強いアーセナルを知らないとは思いますが、2000年代初期のころのアーセナルは本当にエレガントなサッカーしていたんですよ。信じられませんかね^^;

 

 

2、ポジションチェンジが豊富なベンゲルサッカーはバルサに革新が起きるかも

・選手を信頼した革新的なベンゲルバルサができるかもしれない

ベンゲルは最低限のチームの約束事以外は、選手の自主性に任せる監督という印象です。

2000年代初期の強いころは4-4-2のシステムで、両CBと中盤のアンカーの役割を任せる3人以外は、状況をみながら自由に攻撃参加をしており、相手は流動的な攻撃にどう対応すればいいか分からないほどでした。

ゴール前に両SHだけでなく、中盤のヴィエラが飛び出してゴールを決めたり、時にはSBが入ってきたりと、攻撃時のシステムはほぼなかったですね。

ただチームのバランスさえ取れていればOKという戦い方で、こういうサッカーをバルサでも見せてくれるのではないかという期待感があります。

 

ベンゲル監督は選手に絶対的な信頼を寄せてくれて、選手にはある程度の自由が与えられます。

将来的にサッカーはシステムという言葉の意味は薄れて、流動的なサッカーになると思われるので、その第一歩という意味でベンゲルバルサは良いのかもしれません

ベンゲル監督はポゼッションサッカーならきっちりとした戦術はない印象ですが、選手たちがポテンシャルを発揮すれば爆発的な強さにつながるという期待感があります。

 

 

3、まとめ

・ベンゲルはバルサに合っている

・ベンゲルバルサなら革新的なサッカーになるかもしれない

 
 

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