ふと思うフォワードの層の薄さ

今シーズンのバルサの補強の主なターゲットは、バルデスとピントが抜けたGK、選手の層が薄かったCBであった。最終的には、それらのポジションにブラボ、シュテーゲン、マシップ、マテュー、フェルメーレンの5人が加わり、他にはアウベスの後釜としてドウグラス、セスクの抜けた所にラキティッチとラフィーニャ、アレクシスが抜けた所にスアレスという9人の新顔がバルサのトップチームに加わった。

GKは3選手の登録であり、一人怪我しても二人いるので問題はない。また、ブラボとシュテーゲンという信頼出来る二人がいるので心配はほとんどない。

DFは怪我人が全員回復すると人数オーバーとも言えるほど足りている。CBには、ピケ、バルトラ、マスチェラーノと新加入の2選手(マテュー、フェルメーレン)、SBにはアウベス、モントーヤ、アルバ、アドリアーノ、ドウグラスにマテューやフェルメーレンも起用できる。DFだけで10選手もいる。

MFはやや層が薄いが、大きな離脱さえなければ何とか上手く起用出来るだろう。DHにはブスケッツの一人とこれは寂しいが、Bチームのサンペル、ラキティッチ、マスチェラーノも起用可能と言えるだろう。CHには、シャビ、イニエスタ、セルジ・ロベルト、新加入のラキティッチ、ラフィーニャの5人がいる。MFでは6人いる。

層が薄いうえに信頼できるメンツも・・・

FWというとメッシーはある程度固定と考えてもいいが、他にはネイマール、スアレス、ペドロの3選手しかいない。もちろんここにBチームのムニルとサンドロが加わると6選手となるが、本当にこの6選手だけで乗り越えられるのかは心配な所である。

イニエスタをメッシーの位置で使う事やラフィーニャを前線で起用したとしても、選手の戦力には大きく不安要素がある。イニエスタを前線で起用した場合、中盤が手薄になるのは否めなくなる。

もし、メッシー、ネイマール、スアレスをスタメンで起用した場合、この3選手(実質ネイマール、スアレスの二人)の中で誰を下げても、大きく戦力は落ちるように感じる。ギリギリ考えられて、中盤を1枚増やすシャビの投入ぐらいしか私には考えられない。

ペドロ、ムニル、サンドロ、ラフィーニャには悪いが、3選手との実力差はあまりにも現段階では違いすぎると言える。

起用方法はスタメンにネイマールかスアレスのどちらかを起用せず、ペドロやラフィーニャをスタメンで起用し、流れを変えたい時にどちらかの投入が現実的である。そうでなければ、あまりにも選手交代に意味を持たせるのは難しくなる。

強豪との試合だけ3選手のスタメンで、そのまま使い続ける事を考えるのが良い選択になるに違いない。

25日のR・マドリードとの試合では、スアレスの起用と活躍に期待だが、ルイス・エンリケはベンチスタートにするようにも考えられる。ルイス・エンリケの起用方法にも注目される1戦になる。

私的にはデウロフェウをチームに残してほしかった所であった。ドリブルやスピードはどの相手でもある程度脅威になると考えているからだ。確かにプレーシーズンの守備の姿勢はあまり頂けるものではなかったが。

まぁたらればを言っても何も変わらないので、ペドロ、ムニル、サンドロ、ラフィーニャの中で大きく成長して、シーズン終盤には2選手ぐらい使っても納得できるまでに成長して欲しいものだ。

若手の成長とペドロの復活に期待したいFW陣である。

 
 

コメントを残す

このページの先頭へ