バルセロナは無理する必要がないベルナベウクラシコ

クラシコの試合開始時間(日程)は11/21土曜日の26時15分なのでお間違いなく。試合が終わっても日曜日の早朝なので、少々無理して起き続けて応援しても良いかもしれませんね( ̄▽ ̄)

今回は「状況から怪我明けの選手にリスクを冒さなくても戦えるベルナベウクラシコ」というテーマです。

レアルに対して勝ち点3リードという状況から導き出す答え

今回のベルナベウクラシコは、正直レアルの方が有利な点がいくつもある。レアル陣は代表ウイークで招集されていないメンバーが多く、コンディション面で有利なのは明白である。また、ベルナベウというホームで戦えるのもレアルの利点の1つである。

しかし、バルセロナはこの試合に無理してでも勝たなければいけないという状況ではない。なぜなら順位表を見れば一目瞭然で、バルサが勝ち点3リードしていることである。例え負けても勝ち点が並ぶだけであり、ライバルチームに負けた以外のショックは少ないだろう。

逆に言えば、レアル側は絶対に勝たなければいけない試合ということである。代表監督の意図的かは分からないがアシストがあり、ホーム、バルサとの勝ち点差を考えれば、勝利以外は失敗と言えるだろう。

サッカーの試合では試合に入る状況も重要であり、変に勝ちたいメンタリティが強かったり、気負ったりするとチームとして上手くいかない場合が出てきてしまう。得点欲しさにバランスを崩すなんてこともあり得る。

バルセロナ側は「余裕を見せるではないが、変に気負わずにいつも通り気合いを見せて戦えば良いだけ」と言える状況である。この状況をリーガの対戦カードが決まった時には予想しておらず、バルサとレアルの対戦カードも踏まえて年内は最低勝ち点のビハインドが3差以内なら十分優勝できると思っていただけに、バルサの頑張りはここまで合格ラインを大きく超えているに違いない。

メッシとラキティッチはスタメンで起用しなくてよい

バルサ側から見て何よりも気になるのが怪我明けの選手が出場出来るかである。特にエースのメッシの状態は今週に入って毎日のように情報が入ってきており、最近の情報ではスタメン出場も可能という報道も多くなっている。

ラキティッチは少し謎だが、離脱期間も短くメッシ以上にコンディションが良いのは間違いないだろう。ラキティッチが使える方がシステムにも幅が出るので、ラキティッチのスタメン起用の方がメッシより高い気はする。

両者共に怪我から復帰したばかりであり、変にリスクを冒さずにベンチ起用が1番良いだろう。メッシとラキティッチがベンチにいることで試合途中で攻撃に変化も加えれるので、試合展開によって出場時間を変更するのがベストな気はするが、それはこれからの回復次第ということにもなりそうである。

上記にも書いたようにバルセロナは無理をする必要性は少なく、この試合で勝てば相手に大ダメージを与えれるのは間違いないが、この2人抜きでも勝機は十分に考えれるスタメンを構成することは可能である。

少々守備的で良いのでサイドの守備をカバー出来る布陣でスタート

代表戦でバルサには目立った怪我人が出ずに、足の状態が心配されたマスチェラーノもどうやら乗り切って返ってくる。ネイマールもフル出場でペルー戦では結構足を削られていたが、まぁある程度ネイマール自身は慣れっこの部分はあるだろう。

ベルギー代表対スペイン代表の試合が中止になったことで、予想よりもバルサに早く帰還できたこともバルサのスタメンを構成するにはプラスとなりそうである。ラキティッチとメッシを外したクラシコの予想スタメンは4ー4ー2の中盤はライン気味で

GKブラボ

DFアウベス、ピケ、ベルマーレン、アルバ

MFセルジ・ロベルト、ブスケツ、マスチェラーノ、イニエスタ

FWネイマール、スアレス

これが最もベストメンバーに近い布陣で間違いない。CBにはレアル戦でセットプレーの相性が良いマテュー起用もあるかもしれないが、安定感的にベルマーレン起用が安心して見れそうな気がする。

バルセロナは後半にメッシやラキティッチ投入で攻撃に変化を付けれることもあって、前半は0対0で十分である。決して守りに行くわけではないが、今季のリーガ第3節のアトレティコ戦のように焦らずに試合を進めれば良いという状況である。

例え前半で1点ぐらいビハインドを負っても、後半頭からメッシとラキティッチ投入で普段の4ー3ー3に戻してからの逆襲で良い。

レアルの分厚いサイドをえぐる攻撃を抑えるには、この4-4-2気味のシステムが最適である。サイドにSB(アウベス)とSH(セルジ・ロベルト)とCH(ブスケツ)の3人で対応可能になり、中央にはもう片方のCH(マスチェラーノ)と逆のSH(イニエスタ)でしっかり守れるだろう。

ネイマールも人数不利の場合は左サイドに戻ってくれば、レアルのサイド攻撃の回数をとても限定的に出来る。後はバルサがレアルの速攻を警戒し、ミドルレンジにもしっかり足を運びプレスをかければ、レアルに多くのチャンスは訪れないだろう。

守備を意識しながら戦い、バルサも速攻やネイマールの個人技で時よりチャンスを作る展開が理想的であり、前半は特に第3者が見ている分にはお互いにチャンスがなく面白くない試合がバルサには良い試合展開だと思う。

その為にはこの4-4-2を採用し守備の安定感を高め、後半勝負を視野に入れながらメッシやラキティッチの投入を考えるのが良いだろう。理想はメッシとラキティッチを投入する前にバルサがリードを奪って逃げ切って勝つことなのだが、その可能性もセルジ・ロベルトやネイマール次第では十分視野に入れておくべきだろう。

 
 

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