上手さから見える激しさ、激しさから見える上手さ!?

先日のマンチェスターUの試合では結果としては敗戦だったが、選手達の頑張りと真剣さには好感触を得たのは間違いない。両チームともスタメンを代えた70分ぐらいからの方が、サッカーの試合としては面白かったかもしれない。

しかし、バルサの若手選手が懸命に頑張っているとはいえ、スタメンの選手との実力差は明らかに大きな開きがある。後半の終盤のように、頑張りだけで評価出来るのは若手と新加入の時期だけである。

今回は「バルサのトップチームと若手カンテラ選手の実力差は?」というテーマです。

別格含む、エリート集団のバルセロナ

バルサのトップチームには何人かの怪物クラスの選手がいる。メッシ、ネイマール、スアレス、イニエスタ、ブスケツである。一切代えの効かない選手とは世界にも十数人しかいなく、その内の5人はバルサに在籍している。

他のトップチームの選手もレベルが高く、他のチームなら中心選手となる選手ばかりでバルセロナは構成されている。エリート中のエリートが集まったチームである。

その分選手に求められる能力の基準はとても高く、並の選手では満足しないのが今のバルサファンである。

若手カンテラ選手は才能はあるが、一皮むけない

多くの才能あるカンテラ選手達が、今でもトップチームに昇格しようと努力している。しかし実際に昇格できる選手の割合は、1%にも満たないだろう。

サンペル、ハリロビッチ、アダマ、ドンゴウ、サンドロ、ムニルなど、才能ある選手達は多くいる。サンドロとムニルはトップチームかもしれないが、バルサBの雰囲気は否めない。

最近トップチームで遜色ない活躍を見せているカンテラ選手が2人いる。セルジ・ロベルトとラフィーニャである。この2人と若手選手達の違いは何かというと、プレーの継続性で間違いない。

若手選手達は1試合で数回輝くプレーをするが、その分ボールロストが多かったり、判断が悪い部分が多く見られる。フィジカル面は若く未熟なので大目に見ることは出来るが。

良いプレーを1試合とシーズンで継続的に見せることが出来ないカンテラの若手は、トップチームに昇格することが難しいだろう。恐らく今その状況に被って見えるのが、アダマ・トラオレである。

1試合で数回の切れ味あるドリブルや突破を見せるが、自分の形でボールを持てない場合や、そのボールを持つ術を知らないために、今回のプレシーズンにも呼ばれていないと考えられる。

マンチェスター戦で感じたバルセロナの選手達の技術の高さ

現在のバルセロナのトップチームのほとんどの選手が万全なコンディションではない。練習を始めて2週間ぐらいであり、フィジカル的な部分では体力やスピード感が明らかに劣っている。現段階のフィジカルが予想以上に高いのには驚かされるが(*´▽`*)

それでも10日ほど早く練習を始めているユナイテッド相手に、ほぼ互角の試合を演じた。どちらもあの時のベストメンバーに近い布陣であり、正直ボコられると試合前は思っていた( ̄▽ ̄)

それは決して相手にフィジカルで勝っていたわけではなく、技術と戦術理解度の高さでイーブンの試合に持っていけていたのである。

技術面ではボールを保持することでユナイテッドの攻撃を防ぎ、何回か苦労しながらもチャンスも迎えていた。戦術理解度ではやり方をほとんど変えていないバルサの方が、新加入選手の多いユナイテッドより有利な部分はあったので、プレスや囲い込みでボールを奪えるシーンはバルサの方が多かった。

ある程度のフィジカルがあり、やる気と戦う意志を見せれば、どんなチームとも戦っていけることが証明されたと言って間違いない。最後はバルサ馬鹿みたいだが、やはりバルセロナが強いチームだと感じた人は多いのではないか。

 
 

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