南米トリデンテのローテーション解決策!?

昨日はバルセロナがリーガ第3節でアトレティコを破り、開幕から無傷の3連勝を飾った。またクラブW杯のチケット発売開始日でもあって、10時からは一生懸命電話やネットの接続を試みて戦ったバルサファンが多くいただろう。

自分はその戦いに敗れたものであり、試合を見に行く人は是非楽しんでバルサの勇姿を生で見てほしい。バルサの2つの試合とも予定枚数終了の発表が出ていました(9/13の22時確認時)。

今回は「前線の南米トリデンテをどうやってローテーションする?」というテーマです。

スタメン外しは怪我とコンディション不良以外は基本無理!

先日のアトレティコ戦では代表でチームへの合流の遅れと移動距離が長く、前日の練習にも参加しなかった(お子さんの誕生の付き添いで)メッシが、ルイス・エンリケとの話し合いの結果、怪我のリスクとコンディション不良を理由にスタメンを外れた。

メッシがすんなりと納得したかは微妙であるが、チームのエースである特別扱いのメッシがスタメンを外れたことで、南米トリデンテ自体のローテーションも可能なのかもしれないと感じてしまう。

しかし現実問題、スタメンを外させることを理解させるのは困難を極めるだろう。メッシはピッチから外されるだけでも不快感を示すし、ネイマールは態度や言動に不満が大きく表れてしまう。スアレスはまだ分からないが、不満を募らせることは間違いなさそうだ。

本来ならローテーションと言うとスタメンを外れベンチスタートを大体は意味するが、この前線の南米トリデンテだけは他の方法で試合時間をコントロールするしかないだろう。怪我とコンディション不良以外なら、3人にサンドロやムニルにスタメンを譲る気は一切ないだろう。

例外としては国王杯の下部リーグの相手と戦う時や、消化試合の感じがあるセカンドレグやグループリーグの残り1試合はそこまで文句を言わなさそうだが、それを考えてもシーズンの前半戦では2・3試合あるかどうかだが。これだけの休息では足りないと言うのが本音である。

余裕の試合展開で途中交代によって休ませるしかない!

スタメン外しが無理なら、残る手段は全てスタメンで出場させる代わりに途中交代でベンチに下げるしかない。均衡した試合や強豪との試合以外は、なるべく交代枠を使って下げざるを得ない。

この事にはさすがに納得してもらわないと、全員フル出場になるので休ませる機会がなくなる。スアレスとネイマールはもちろんだが、今季からはメッシもちょこちょこ休ませたい。

年齢からくる回復に要するまでの期間や怪我のリスクを考えて、イニエスタのように大事な試合の前では15分でも休んで欲しいものだ。メッシは簡単に納得しなさそうだが、ルイス・エンリケが説得すれば数試合は交代OKを試合前には取れるだろう。

基本は「選手<監督」がチームの決定をする

今のバルサでは何故かメディアからもメッシがチームの全てを握っているような報道がよくあるが、基本は監督の決定が尊重されるべきであり、ルイス・エンリケが決定したことがチームとして進んでいく方向性になる。

選手采配や獲得選手の決定、チームの戦術や戦い方などは監督の意向に沿っていくものであり、選手やスタッフの意見は聞いても最終判断は監督がする。フロントが意見を言うものでもなく、ピッチの中での判断や決定は監督の意向が優先されなければならない。

とても初歩的なことだがメッシの件も含め、基本は選手の試合に出場したいという意見は全員一緒であり、誰かを特別扱いするのはあまり好ましくない。メッシだから許されているのであり、バルサではすこし奇妙な立場の逆転になっていることを再確認してもらいたい。

特に中学生から大学生ぐらいまでの年代の大体のサッカー選手が自分中心で考えるものであり、監督を尊重することを忘れがちな年代でもある。普通のことほど忘れがちだし、味方だけでなく、監督含めたスタッフやマネージャー、対戦相手、レェフリー、応援してくれる人にも尊重する気持ちを忘れないで若い子達にはサッカーをしてほしい。

 
 

1 Responses to “南米トリデンテのローテーション解決策!?”

  1. 茶飲み婆さん より:

    いつもおもしろい記事ありがとうございます。
    3人が昨年後半戦フル出場で固定したため、ルイスエンリケがメッシやネイマールに譲歩したような解釈が多いですが、私はそうは思っていません。疲労の未然マネージメントとしてローテーションではなく、コンディションが整わなかったからベンチスタート(ソシエダ戦のメッシ)、疲労等で守備ができなくなったら途中交代(ネイマール)がエンリケのルールだと思います。途中交代騒動以降明らかにネイマールは試合最後までしっかり守備に走るようになったと思いますし、メッシが今シーズン早期合流したのもそのせいだと思います。

コメントを残す

このページの先頭へ