最近噂される中盤の補強リストに現実的に順位づけ①

21日にシャビから正式な記者会見で発表があると思うが、今回は恐らく退団の可能性が99%だろう。1998年10月にトップチームデビューをし、長くプレーしてきたバルセロナから、カタールのアルサッドへ移籍するだろう。

バルセロナの中盤は確実に選手層が薄くなる。イニエスタも決して若くなく、ラフィーニャ、セルジ・ロベルト、レンタル中のデニス・スアレスの若手がいると言っても、心配な点は多い。

今回は「最近噂にあがる中盤の補強選手を、現実的に考えて順位づけしてみた(1位と2位)」というテーマです。

現戦力を踏まえれば2選手も考えられる!?

まずバルセロナの現在の中盤の選手をおさらい。ブスケッツ、ラキティッチ、イニエスタ、シャビ、ラフィーニャ、セルジ・ロベルトである。レンタル中のデニス・スアレスも含めれば7人である。個人的にはバルサBチームのハリロビッチを昇格させてほしいが。

トップレベルで戦える確証がある選手は、順番的に上記のシャビまでの4選手になるだろう。今夏は補強禁止処分で加入こそできないが、冬までレンタルに出して、冬にバルセロナに正式に登録される中盤の即戦力が必要になる。

セルジ・ロベルトやデニス・スアレスの動向によっては2選手の獲得も考えられるかもしれない。2人獲得する場合は、1人は中盤のアンカーも出来る選手の獲得になるだろう。

最近噂に挙げられる選手は、ポグバ(ユベントス)、ギュンドアン(ドルトムント)、コバチッチ(インテル)、アンデル・エレーラ(マンチェスターU)、ピアニッチ(ローマ)に限らせてもらいます。コケは残留表明したので除外。

1位は値段的にもお手頃な選手、ギュンドアン

1、ギュンドアン(24歳) 2500~3000万ユーロ

来季で契約が切れることもあって、今夏のドルトムントからの移籍は確実の選手。移籍金は2000万ユーロぐらいと言われているが、競合もあって少し高くなるだろう。

選手自身はリーガかプレミアでのプレーを希望しているらしく、アプローチ次第では十番可能だろう。本気でプッシュすれば補強禁止処分のアドバンテージも含めても、60%ぐらいは獲得できるだろう。

プレー自体はあまり見たことがないが、プレー集を見る限りパスがとても上手く、ピルロのようにロングパスが上手い。足元の技術もあり、自然に左足がプレー中に出ていることからもプレーの幅は大きい選手だろう。セントラルだけでなく、アンカーに入れて攻撃的に置いても面白い存在になるだろう。

守備面でもドルトムント所属のこともあり、コンパクトなプレスはお手の物だろう。心配な点は長期の怪我により、プレーがかつてのキレに戻るかである。怪我前も多くのクラブが獲得を希望したこともあり、持っている実力は確かなものがある。

獲得難易度と移籍金も含めて、一番お手頃で実用的に活躍してくれそうな選手だと感じる。

2位は少し高額だがルイス・エンリケの教え子、ピアニッチ

2、ピアニッチ(25歳) 4000~5000万ユーロ

来シーズンもルイス・エンリケがバルサを指揮するなら、かつての教え子は戦術理解も速いだろう。冬の加入になっても連携面での不安が大きいだけである。移籍金は5000万ユーロほどと高額になるだろうが、実力は確かなものがある。

選手自身が焦ってローマを移籍する気はなさそうなので移籍しない可能性も考えられるが、バルサがオファーしたらルイス・エンリケ監督もあり、真剣に考慮してくれそうだ。クラブ間交渉は難しいだろうが。

リヨン時代から大きく成長し、パス回しが格段に上手くなった。ローマの中でも頭の回転が相当速い選手であるのは間違いない。足元の技術もあり、キックの上手さは若い頃から定評がある。プレースキックの無回転キックは大きな武器になるだろう。

守備では運動量を活かしながらしっかり守る選手だろう。ローマ自体もパス回しのサッカー主体であることもあり、プレスや現在のバルサのサッカーにはピッタリと合う選手だろう。

少しラキティッチと被っている選手にも思えるが、トップレベルの選手の確保という点では、ルイス・エンリケのかつての教え子でもあり、不安なくバルサの中に入ることが出来るだろう。

 
 

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