リーガ第32節 4/18 バルセロナVSバレンシア 試合前の注目ポイント
リーガ第32節(日本時間4/18土曜日の23時キックオフ)で、バレンシアと対戦する。
セビージャとパリと強豪とのアウェイとの連戦が続いて、久しぶりにカンプノウに帰ってきた感じがする。しかし、対戦相手がバレンシアと簡単には勝利出来ない対戦相手である。
現在4位のバレンシアは3位争いをしており、モチベーションも高いチームである。メンバーも豪華で注目選手に入りきらないほど良い選手が多数所属している。
バレンシアは4-2-3-1の形で、しっかりした守備をもとにカウンターで攻撃してくるだろう。高いラインで中盤をコンパクトにし、中盤に人数を割いて守ってくるだろう。
1つのバレンシアの狙いで、比較的高い位置からのプレスでバルサはボールの支配も難しい試合になるかもしれない。高い位置でプレスをかけ、積極的に先制点を狙ってくるかもしれない。可能性は少ないが。
激しいプレス、球際での強さを持ちながらテクニカルな選手が所属している。前節に戦ったセビージャに近いようなチームとも言える。球際や1対1で負けると、より難しい試合になるだろう。
対するバルセロナはシステムはいつも通りの4ー3ー3で、イニエスタが欠場する以外はベストメンバーに近いメンバー構成になるだろう。中盤とバックラインに少しの変更があるだろう。予想スタメンは
GKブラボ
DFアウベス、ピケ、マテュー、アルバ
MFブスケッツ、ラフィーニャ、シャビ
FWメッシー、スアレス、ネイマール
欠場想定選手
イニエスタ(怪我)、ベルマーレン(怪我)、マシップ(判断)、ドウグラス(判断)
バルサはバレンシアの守備組織とプレスをどれだけ無効化にするかが重要になる。バレンシアのカウンターにも要注意だが、しっかりボールをキープして試合を進めることが出来れば心配は少なくなる。
パリ戦での見事なボール支配があったが、バレンシアは簡単にパスを回させることはさせないだろう。バルサの戦い方を熟知しており、ボールの支配率は50台の後半のパーセンテージになると予想。
バルサはしっかりパスをつなぎ攻撃する為にも、左サイドが重要になりそうだ。パリ戦では空きやすい右からの攻撃が増えるかと思っていたが、自分達のストロングポイントの左でパスを回す機会が多かった。この試合ではイニエスタが欠場するが、代わりにシャビが出場するだろうからパス回しには影響しないだろう。
左でサイドを縦に突破してのクロスや、ネイマールのドリブルで中央へのパス、左を起点にしながら右のメッシがフィニッシュなど、左の起点の攻撃が重要になりそうだ。
この試合の注目ポイントは、バルサの左サイド対バレンシアの右サイドである。中盤の真ん中を突破するのは困難であり、サイドを起点に攻撃する回数が増えるだろう。バルサがボールを支配出来たらピンチは少なく、我慢しながら先制点を狙う試合展開になりそうだ。
バルセロナの注目選手
DFアルバ(古巣バレンシアとの対決。バルサの左サイドの攻撃を高めるためにも、何度も上下運動を期待したい。もはや壁のような守備には全く心配いらない)
MFシャビ(イニエスタ欠場時に試合をコントロールしてほしい選手。動きながらマークをはがし、何度もボールを受け周りを活かしてほしい。飛び出しでのアシストやゴールにも期待したい)
FWネイマール(調子が上がってきた将来の怪物候補の本命。実力もつけながら実績も積み重ねている。メッシの負担を減らすためにも、左サイドでの突破と飛び出しに期待したい)
バレンシアの注目選手
GKジエゴ・アウベス(最後の砦と呼ばれるのがお似合いの選手。バルサ戦では大量失点(アルメリア時代8失点)した試合もあれば、バルサの前に大きく立ちはだかる試合もある。GKが当たらないことを祈る)
DFオタメンディ(バレンシアのディフェンスの中心選手。最終ラインでカバーリング、対人共にレベルが高く、最後の所でバルサのゴールの前に立ちはだかる選手)
FWアルカセル(動き出しに大きな特徴を持ち、ゴール前に常に侵入してくる。裏への飛び出しも上手く、カウンターや速いクロスに合わして得点を狙ってくるので要注意)
100%を出したパリ戦から中二日での試合で厳しい日程だが、決して言い訳にはならない。パリ戦同様試合開始からテンション高めのバルサを期待したい。
今節はバルサがレアルより先に試合をするので、少しでもプレッシャーをかけたい。レアルの結果はそこまで気にすることはないのだが。
残り7試合となったリーグで優勝する為には、この試合では取りこぼしたくない試合の1つである。勝ち点3以外は失敗であり、カンプノウでの試合なら勝利のミッションは達成できるはずだ。