CLベスト8 2nd 4/21 バルセロナVSパリ(PSG) 試合評価

試合での問題点

対戦相手のパリの状態が状態なだけに、問題点は少なかった。強いて言うならば最後のダラケと省エネモードが出すぎたくらいか。しかし、点差が開いているため選手達の理解も出来てしまう分、ボールを回して試合を終えた方が良かったかもしれない。ラスト20分は自陣での変なボールロストが結構多かった。

試合での良好点

内容ではなく選手達の姿勢は素晴らしかった。守備的やネガティブな立ち上がりにはならず、自分達から主導権を握るためプレスをかけたのが良かった。安全スコアまでもっていき、前半の間で完全にベスト4進出を決めた。

選手評価

()内は、1~5段階評価で3が普通、5で最高、★はマンオブザマッチ

GKシュテーゲン(4)

安定したセーブとフィード能力で、無失点で試合を終えた。ディフェンスラインの裏のカバーも完璧で、申し分ない出来だった。

DFアウベス(4)

久しぶりにピンポイントクロスを見た感じがした。ミドルシュート、ハーフラインからのロングシュートなど調子の良さを感じさせる。対人でも勝っており、積極的に攻撃に参加していた。

DFピケ(3)

大きな仕事はなく、試合終盤の変なキープなどだけが印象に残っている。高さでは圧倒的な存在を見せ、セットプレーでも1度惜しいシュートがあった。

DFマスチェラーノ(3)

出足の速いインターセプトと当たりの強いプレスで、自分より背が高いパリの2トップを封じた。ピケ同様大きな出番はなく、攻撃の始めの起点としてしっかりパスをつなげていた。

DFアルバ(4)

カバーリングや豊富な運動量で左サイドを支配した。中への絞りは安定感があり、守備での不安はほとんどない。オーバーラップがほとんど無視されていたのが可哀想だった。

MFブスケッツ(4)

中盤の中央でどっしり構え、ほとんどディフェンスの前のスペースを使わせることはなかった。攻撃でもいつも通り安定感があり、特に言うことなし。

MFラキティッチ(3)

右サイドを広くカバーし、アウベスが高い位置にいる分飛び出しは少なかったが、メッシのフォローやアウベスへのフォローもこなし、右サイドの最終ラインのカバーも行った。

MFイニエスタ(4)

先制点のドリブルはさすがであり、怪我前と変わりないプレーを披露。腰の怪我だけが心配で、イニエスタ自身のプレーとチームへの貢献は今シーズンとても高いレベルで維持されている。

FWメッシー(3)

試合終盤は最近の試合にあるようにゴールが欲しく、その分直線的になったドリブルが何度もカットされた。前半は中盤の位置で試合をコントロールするのに一役買った。

FWスアレス(4)

バルサの前線の中で一番気合いが入っていた選手。プレスで走り回り、攻撃ではサイドに流れてボールを何度も受けた。得点はなかったが、その姿勢がチームを引き締めた要素は大きかった。

FWネイマール(4)★

久しぶりの試合の流れの中からのゴール。調子が上がってきた最近ではドリブルもキレており、5月には止められない存在になっているかもしれない。チャンスをしっかりゴールに結びつけた2得点は素晴らしかった。

MFシャビ(3)

イニエスタの代わりに入り、それなりに試合をコントロールした。後半最後はチーム全体としてダラケていたので、試合のコントロールは難しかった。

MFセルジ・ロベルト(3)

ブスケッツの代わりにアンカーの位置に入り、それなりに仕事をこなした。守備ではまだまだ未熟な場面が目立つが、攻撃では結構安心してパス回しが出来ている。ポジショニング含め、さらに成長することを願う。

FWペドロ(3)

積極的にボールを呼び込み、何度もボールを受けた。プレスでもしっかり仕事をし、後はゴールだけといった感じか。

最後のまとめ

思っていた以上に 苦労をしないでチャンピオンズのベスト4進出を決めれた。良い意味で省エネが出来、連戦が続く中で休むことに成功した。

準決勝の抽選は24日にあり、土曜日には完全に対戦相手が判明している。大逆転をしたペップバイエルンになりそうな気がするのは、バルサファンだけだろうか。

チャンピオンズは2週間後になり、それまではリーグ戦に頭を切り替える必要がある。リーガは残り6試合であり、チャンピオンズが再開されるまでに行われるエスパニョール、ヘタフェ、コルドバの3試合は全勝が必須である。特に今週末のバルセロナダービーは難しい1戦になりそうだ。

 
 

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