ロシアW杯で日本代表の最高はベスト8、最低はグループステージ最下位!

2018ロシアW杯が始まり、全チームのグループステージ1試合目が終わろうとしています。

優勝候補に挙げられたチームが勝利をおさめれていない大会となっており、波乱が起きるのはサッカーならではなので、これはこれで面白いですね^^

今回はロシアW杯に参加する日本代表と日本サッカーについてです。

 

日本代表なら最高ベスト8も可能、しかし最低グループステージ最下位もある!

・実力差がなくなっている各国の代表チーム

ロシアW杯の試合をみていると、優勝候補と呼ばれるチームの苦戦が目立ちますね。

いまや代表チームの名前だけで勝敗を予想するのは難しくなっており、それは各国の実力差がなくなっていることを意味しています。

実力差がなければないほど一般的には弱いと考えられるチームの下克上の可能性も高まり、勝敗予想や優勝予想は難しいものです。

これまでロシアW杯で全チームが試合を行っているわけではないですが、その中で実力的に明らかに厳しいと思われるチームは数チームくらい。

そして日本代表がその数チームに入っているかというと、僕の考えでは入っていません。

日本代表も世界との実力差を縮めており、まだ格下ではありますが下剋上や波乱を起こせるチームだと思っています。

 

・日本代表も初戦のコロンビア戦の結果次第では決勝トーナメント進出はいける

ロシアW杯での日本代表の結果を予想している人はいると思いますが、みなさんの予想はどうでしょうか。

全敗でグループステージ敗退

1分2敗でグループステージ敗退

1勝2分で決勝トーナメント進出

2勝1敗で決勝トーナメント進出

などの声が、多く聞かれるように思います。

 

僕の予想を書かせてもらいますが、1分2敗のグループステージ敗退です^^;

この予想は3試合すべてを予想したというよりも、初戦のコロンビア戦で日本代表が敗戦する確率が高く、そこからこの結果になるかなと思って予想しました。

逆に言えば、初戦のコロンビア戦で勝利、もしくは引き分けの結果を収めれば日本代表の決勝トーナメント進出も十分にあると思います。

 

・日本サッカー界最高のベスト8も可能な日本代表、逆に全敗もある

このロシアW杯で重要な試合は、どう考えても初戦のコロンビア戦です。

このコロンビア戦で日本代表のロシアW杯の結果がすべて決まるといっていいほどで、この試合には120%の力で挑むべきです。

日頃バルセロナの試合の中でも1試合がここまで重要な試合はなく、短期決戦のW杯だからこそ初戦が重要になってきます。

グループステージは3試合しかなく、初戦で敗戦すると決勝トーナメント進出するには残りの2試合を勝利しかほぼなくなります。

選手、コーチ陣にかかるプレッシャーはすさまじいものとなり、この追い込まれた状況で実力通り、もしくは実力以上の力を出せる代表チームはほぼいません。

 

日本代表が初戦のコロンビア戦に勝利することができれば、日本代表の決勝トーナメント進出の確率は70%を超えると僕は予想しています。

引き分けなら40%、負けなら15%といった感じです。

コロンビア戦に負けると、ほぼそこで日本代表のロシアW杯は終戦ですかね^^;

コロンビア戦に負けるとチーム状態は上がらずに全敗の可能性があり、さすがに日本人として全敗は避けてほしいものです。

なので初戦のコロンビア戦は日本代表にとって注目の一戦になります。

バルセロナからは対戦相手のチームですがジェリー・ミナの出場の可能性も高く、日本人のバルサファンでも比較的みてもいい試合だと思います。

コロンビア代表を応援している日本人はあまりいないと思いますが、ジェリー・ミナの活躍を祈りつつ日本代表の試合を応援してもいいかもしれませんね^^

 

決勝トーナメントに進出すれば一発勝負の試合となり、1試合を勝利して日本代表のベスト8も可能です。

しかし、一発勝負で2試合連続で日本代表が勝つ確率は極めて低く、現状の日本代表の実力ならベスト8が最高の結果になると予想しています。

 

 

「日本のサッカー」とはパスサッカー? 否、弱者のサッカー!

・「日本のサッカー」がバルセロナのようなパスサッカーではない!

ここからはロシアW杯の日本代表についてではなく、「日本のサッカー」についてです。

よく聞かれる「日本のサッカー」という言葉ですが、なかには日本のサッカーとはパスサッカーだと思っている人がいるかもしれません。

申し訳ないですけど、それは間違いというより日本代表にパスサッカーをできる実力はありません

ただパスサッカーを目指して戦うことは可能ですが、バルセロナのようにパスッカーを重視して戦っても、W杯のような大きな国際大会で良い結果を収めることは難しいです。

アジアの中ではトップ3に入っている日本代表なのでパスサッカーは可能かもしれませんが、欧州や南米など世界に目を向けると日本のレベルはしれています。

“パスサッカーはボールを扱う”という、サッカーの中では難しい戦い方であり、日本代表はそのレベルに達していません。

 

ブラジル代表、アルゼンチン代表、フランス代表、ベルギー代表と日本代表ではどちらが強いですか?

という問いに、多くの人は日本代表ではない!と言うはずです。

日本代表より強いブラジル代表、アルゼンチン代表、フランス代表、ベルギー代表でもパスサッカーはしていません。

むしろパスサッカーが出来るレベルではなく、各国とも自分たちの強みやエースを生かす戦い方、現実的な戦い方で優勝を狙っています

この現状で「日本のサッカーはパスサッカー」と言うことは難しいのではないでしょうか。

 

・チームへの献身性、走力で勝負する、「弱者の戦いでしかない日本サッカー」

それなら日本のサッカーとはなんぞやと言うと、表現は本当に悪いですが

「弱者のサッカー」です。

チームが団結して走力で勝負できることこそが、日本のサッカーだと思います。

 

日本人は自分のためというより、誰かのために動く方が力を発揮します。

欧州や南米ではどちらかと言うと個人主義な部分が多く、どちらが良いとか悪いとかいうつもりはありませんが、これはサッカーにおいて日本人の大きなアドバンテージになります。

サッカーは知っての通り1人の選手の力で勝利できるスポーツではなく、個の力を集めたものがチーム力であり、個の力がなくてもチーム力で勝つことができるスポーツです。

日本人はメンタル的に強いと思いませんが、誰かのために自分の労力を払うということができます

それは自分の能力の限界を超えることであり、それをサッカーの能力で具体的に言うと“走力”です。

日本はチームやチームメイトのために走ることができる選手が多く、これが日本サッカーの強みです。

 

日本はサッカーの技術も確かにあると思いますが、それはごく一部の選手だけです。

全体的に見ると高いレベルにあるとは言えず、それは世界でみたときに武器にはなりません。

日本のサッカーが世界と比べて大きなアドバンテージがあるとすれば、「チームへの献身性、走力」の2つです。

将来的にはこの武器を技術、メンタルの強さ、知性などと増やしていければいいのですが、現状ではこの2つが日本のサッカーの強みだと思います。

 

サッカーの世界大会で結果を残すにはこの2つを全面に押し出すことで確率は上がり、8年前の南アフリカW杯の岡田ジャパンの時がそうでした。

チーム全体でゴールを守り、よく走っていたチームで、特にテクニカルなチームではなかったです。

しかし結果としてはベスト16を果たし、決勝トーナメントで敗退したのもPK戦という運の要素が大きい勝負で負けました。

日本には自分たちの持ち味を発揮すればそれだけの力がもう現状であります。

あとは自分たちの強みを再確認し「弱者のサッカー」というものを実行すれば、まとまりのある日本人なので、W杯で決勝トーナメントに進出してもそこまでのサプライズとはならないと思います。

 

日本のサッカーのレベルはW杯の出場国の中では低い方なので結果を出すには運も必要ですが、ハードワークしているチームに神様も微笑んでくれるでしょう。

目の前の結果に集中せず長期的な目線でW杯を戦うという声も聞かれそうですが、日本サッカー協会が結果を残すためにハリルホジッチ監督を解任しました。

なので今回のロシアW杯では、試合内容よりも結果に集中してもいいかもしれませんね^^

 
 

2 Responses to “ロシアW杯で日本代表の最高はベスト8、最低はグループステージ最下位!”

  1. プラッシー より:

    まさに昨日の試合はサッカーの神様が日本代表に微笑んだ試合でしたね
    PKと数的優位は運が良かったですが、その運を勝利に繋げるためにしっかり走りゴールを守りましたね(大迫が決定機をブロックなど)

    それにしてもコロンビアはなぜクアドラードを下げたんですかね?明らかにカウンターを狙ってましたし、それならスピードがありドリブルで仕掛けられるクアドラードはむしろ必要だったはずなのに…
    あの交代で日本代表は守りやすくなったと思います。

    • バケンジ より:

      「プラッシー」さん、いつもコメントありがとうございます。

      日本代表の頑張りと、後半は試合巧者ぶりがみられましたね。
      個人的に日本代表はもっと頑張り走れると思っていますが^^

      日本代表はグループリーグの中で強いとは思いませんが、
      3チーム相手に勝つだけの力が、十分にあることを証明したように思います。
      (開始3分の退場とPKが試合の分かれ目となりましたが^^;)

      クアドラードの交代には驚きましたが、ぺケルマンは前半は耐えて後半勝負と考えているのかなと…
      後半にハメス投入で攻撃的に出たことでチームとしてバランスを崩してしまいましたね。
      ハメスのコンディションの悪さは目立ちましたし、体が重く全く走れない^^

      前半で同点に追いつけたことで色気が出てしまい、勝利を目指した交代が裏目となりました。
      結果論で言えばぺケルマンのこの2枚の途中交代が失敗と言えそうで、
      結果論で語られるのが監督としての責任の宿命ですかね^^;
      (10人なので勝ちにいかなくても引き分けでOKで良かった気はしますが)

      またのコメントお待ちしております。
      これからもよろしくお願いします。

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