スペインの審判問題は良い方向に進んでいる!?

14/15シーズンは審判の笛と対応に納得がいっていない試合が増えているように感じる。それはバルサファンだけならず、その他のリーガのチームの「フエラ!フエラ!フエラ!」コールからも想像できる。

今回は自分勝手な主観も相当多いかもしれないが、多分共感してもらえる最近のスペインの審判についてのテーマです。

ちなみにバルサのリーガ前半戦におけるファール総数は、192回の1試合平均約10回。受けたイエローは、31枚の1試合平均約1、6枚。

リーガ全体ではファール総数は、5345回の1試合平均約28回(1チーム約14回)。受けたイエローは、1131枚の1試合平均約6枚(1チーム約3枚)。バルセロナは例年通りのクリーンなチーム( ̄▽ ̄)

3回のアトレティコ戦から見る最近の審判事情

1月にリーガと国王杯でアトレティコとトータル3回戦ったバルサであるが、その試合の全てで審判の笛に疑問がつくシーンがあった。

1、リーガ第18節でのメッシーのハンドとPK贈呈

バルサの2点目となるドリブルをスタートするワンタッチ目がメッシーの手に当たっていた。(バルサファンだが自分はハンドの判定)

アトレティコの得点となったPKはメッシーが倒した判定かもしれないが、ほとんど接触がなかった。(リプレイ映像では触れていないようなシーンであり、自分はPKではない判定)

2、国王杯1stでのブスケッツが倒されてのPK

ブスケッツがファンフランに蹴られていたシーンだが、そこまでの決定機と接触ではなかった。(あの接触でのPKは、日本代表の本田のコメントを借りればバスケットボールか!?)

3、国王杯2ndでのペナルティーエリアギリギリのファールがPK、アルバの決定機のハンドの見逃し

ファンフランの突破をマスチェラーノが止めたシーンだが、足はペナルティーエリアの外にあり、体はほぼライン上だった。(きわどいプレーなので判定はどちらでも取れただろう)

グリーズマンのゴール前のシュートがアルバの手に当たったシーンだが、手が体から離れており、手がないとシュートがそのまま多分ゴールしていた。(明らかなハンド。多分主審が見逃したのだろうが、あれを見逃すって!?)

 

上記の3試合でもあるが、PKの判定に不可解なシーンが多すぎる。また、スペインはあまりにもハンドに敏感であり、肩や胸のトラップ(敵チームの歓声)ですらハンドを取られることもある。

スペインの審判のレベルが高いか低いかはさておき、判定の基準に対して納得いかない点が多くあるというのが最大の問題である。

基本ディフェンダーの選手が倒れれば笛が鳴りやすく、正当な激しいタックルもファールになりやすい。

イエローカードの出す判定にも個人差でバラバラである。少し前のリーガではハンド=イエローという定義があり、すぐにイエローが出ているシーンが見られた。しかし、最近では出さない審判が増えてきている。

また、スピードに乗って突破するシーンではイエローがほとんどだったが、今シーズンでは1度の注意を挟んでイエローが出されることが多くなっている。

審判問題だが、審判の基準の以降時期で今は混乱!?

上記のように今シーズンになってから少し変化している部分が多々ある。上記はその一部だろうが、審判の基準が変化してきているのは事実である。

簡単に変更を言えば「ファール数は少なく、イエローも少なく、流れを止めない」である。今までのリーガでは笛でプレーが中断されるシーンが多すぎた。倒れればファールになると言っても過言ではなかった。

長年継続していたものを変更する時には、多少の混乱はつきものである。言い方を変えれば、「それに慣れるまで時間がかかる」とも言える。

現在はその移行時期であり、審判の判定の基準の個人差にはいつも以上に開いているように思える。だから、来シーズン終了するぐらいまではイエローやファールの判定の基準に、戸惑うシーンが増えるだろう。(心の準備をしておこう( ̄▽ ̄)。目指している判定の基準には皆が賛成の意見に間違いない)

まだまだ「審判の改善あり」は変わらない

ネガティブな話題だけでは悲しくなるので、ブラジルW杯からのセットプレー時に使われる「バニシングスプレー(消えるスプレー)」は大成功であった。こんな大きな審判の改善の成功例もある。

また審判問題に戻るが、最近ではイタリアでゴールラインを割った割っていないなどで、特にゴールラインテクノロジー導入が話題になっているが、それも必要なのかもしれない。

しかし、流れを止めないという部分ではやっぱり審判がしっかり裁くのが1番である。これを成功させるには、何よりも近い距離での目視の確認が重要になる。

これが出来ていないのが今の審判問題であると思う。特にペナルティーエリアのファールにはデリケートな部分はあるが、近い距離での判定には選手達も納得しやすい。(もちろん誤審はダメだが)

その為にはゴール裏にいる審判がもっと権限を持つべきだ。あの審判は意味あるのかというほど、何をしているか分からない。主審より近い距離で見ているのに、明らかな誤審のPKの判定に何も言わない審判は意味あるのか。

近い距離で見るには審判の数を増やすのが手っ取り早い解決策の一つだが、これでは判定する人が多すぎて逆に判定の基準で問題が出るかもしれない。

このように審判問題は簡単に解決する問題ではないが、少しづつでも改善してほしいテーマである。

 
 

1 Responses to “スペインの審判問題は良い方向に進んでいる!?”

  1. がわっち より:

    アルバのハンドは人間の本能が働いたから審判も見逃したのでは?と思います。
    僕もあのコースにボール飛んで来たらびっくりして手出しちゃうと思います。

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