最近の他のリーガのチームの戦い方はアトレティコ!?

約10日ほど前にバルセロナが敗戦したマラガ、国王杯でも戦うビジャレアルなどの戦い方は、とてもシメオネのアトレティコ・マドリードに似ている。

昨シーズンはバルセロナと6回も対戦して1回も勝てなかった。6試合で3得点しか奪えないという鉄壁な守りであった。

そんな鉄壁なアトレティコの守り方を、今シーズン取り入れている対戦チームが多い気がする。今回は、最近のリーガのチームの戦い方についてのテーマです。

アトレティコの守備ブロックと攻撃の特徴は?

アトレティコの守備ブロックの大きな特徴としては、まず何より中央が固いということである。4バックの最終ラインは比較的広く守っているが、中盤の4枚か5枚は最終ラインの4枚より横幅を狭く守ってくることである。

中央へのグランダーのパスを抹殺することで、バルセロナは攻めることが出来なくなっていた。また、前線の1枚か2枚もバルサのブスケッツの位置より低く守ることにより、中盤を6枚で守るのも特徴である。

サイドにボールを追いやって、そこで奪うのがアトレティコのボールの奪い方である。サイドにボールがある場合、選手全員で同サイドにスライドし、横幅のピッチの半分にフィールドプレーヤーが10人いると言っても大袈裟ではない。

攻撃では、守備から攻撃になると前線のFWにボールを預けることである。普通のカウンターの一つのようだが、中盤と前線の距離が近いことによりパスがつながる確率が高い。また、アトレティコの選手は前線でキープできる能力を持つ選手が何人もいる。

そこに中盤やサイドバックの選手が縦に走ってパスが通り、カウンターが発動される。普通のカウンターよりも手数は少しは掛かるしスタート位置も低いが、そこからつないで相手ゴール前まで行く上手さと強さがある

簡単にまとめると、中央を固めた守備ブロックを全員で構成し、サイドでボールを奪い、そこからチームの攻撃が始まる。普通のチームより横のスライドや押し上げる時に走る距離が多くなるので、運動量が多く求められる戦い方である。

他のリーガのチームも同様の守備ブロックを構成

バルサ対策で中央を固めた守備ブロックが今シーズンは特に目立つ。それも露骨にサイドを捨てているチームが多い

システムもほとんど共通で4-4-2であり、ブスケッツの位置でも簡単にパスを回させることを許さない守り方である。

攻撃ではチームによって少し違いはあるが、大体前線の選手のスピードを生かした攻撃が多い。まぁこれは今までとは大きく変わらないが。

このことによってバルセロナが苦戦する試合が増えることになるのは間違いない。サイドの選手を起点に攻撃しているバルセロナであるが、最後の攻撃の通過点は中央へのグラウンダーのパスがほとんど入る。

1つの中央へのパスでチャンスになれば良いが、敗戦したマラガ戦のように3つぐらい正確なプレーが連続しないと、中央へのパスも通せない状況になると勝利すら難しくなる。

来シーズンも含め、バルサ対策としての中央固めはより一層強化される状況になりそうだ。今でも勝つのに相当苦労するのにヤメて欲しいぜ( ̄▽ ̄)

 
 

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