トップチームでの活躍が後一歩だったカンテラ選手達①

バルセロナのトップチームで活躍しているカンテラ選手は、カンテラ所属選手の全体の1%の数字にも達していない。

そんな中、バルセロナBでもキラキラ星として注目され、トップチームの試合でもチャンスを掴んだが、最終的には叶わなかったカンテラ選手達に注目したい。

自分の中で、特に期待したカンテラ選手を取り上げています。

マルク・バリエンテ(CB)

この名前のカンテラ選手を知っているということは、あなたはライカールト時代からのバルサファンである。

バルセロナではセンターバック登録だったが、カンテラ選手特有のボランチも出来るテクニックある選手である。

ライカールト時代のセンターバックのカンテラ選手の最有力候補の選手であったが、トップチームでのチャンスはほとんどなかった。

現在はセグンダのバリャドリードで活躍している。昨シーズンは4-1-4-1の中盤の底で、バルセロナ相手にも勇姿を見せていた。

アンドレウ・フォンタス(CB)

ペップによってバルサBから引き上げられた、パワーのあるセンターバックの選手である。サイドバックやボランチも出来、監督としては使い勝手が良い選手である。

怪我人などによって招集されたことは多かったが、試合への出場には多く恵まれなかった。

左利きの貴重な人材であり、レンタルで様子を見たが、最終的には現バルセロナの監督であるルイス・エンリケが、セルタ時代にこの選手を完全移籍で引き抜いた。

現在もセルタでレギュラーとして多くの試合に出場している。今シーズンの第10節の試合では怪我で出場出来なかったが、この後の対戦では対峙する強敵の一人になるだろう。

ジョナタン・ドス・サントス(MF)

ドス・サントス兄弟の弟である。キックの精度とチームへの献身的な姿勢で、バルセロナBのセンターハーフとして主に活躍した。

12年の夏からはトップチーム契約されたが、出番はほとんど訪れなかった。昨シーズン指揮していたタタ・マルティーノには気に入られて出場も増えそうだったが、怪我でシーズンの多くを棒に振ってしまった。

シャビとイニエスタというバルセロナの栄光時代の2人の陰に隠れて、活躍できなかった選手の一人である。

今シーズンから完全移籍でビジャレアルに加入し、ついこの間の第21節のリーガの試合では、ドス・サントス兄弟が揃い踏みでバルセロナの前に立ちはだかった。

ジオバーニ・ドス・サントス(FW)

上記のジョナタンの兄である。デビューした当時はバルセロナもロナウジーニョの時代であり、容姿やプレースタイルから第二のロニーとも呼ばれていた逸材であった。

左利きで右からのカットインするドリブル、キック、スピード、シュートなど持ち味が多くある選手だった。

活躍したい願望がありすぎるせいか少し個人プレーに走ることはあったが、それでもバルサファンの多くは大きく期待していた選手であった。

しかし、その期待はトッテナムへの完全移籍という形ですぐに打ち砕かれた。バルサのトップチームでの活躍は1年というとても短い期間であった。

その後は出場期間を得られずにチームを移動していたが、昨シーズンからビジャレアルで現在も活躍している。国王杯の対戦では要注意人物の一人である。

ガイ・アスリン(FW)

弱冠16歳でイスラエルのフル代表デビューを果たし、容姿とドリブラーということからメッシ2世と騒がれ、天才と呼ばれた選手である。

ドリブルの形はメッシとは違ったが、そのドリブルやテクニックは、バルサファンの胸を高鳴らすには十分なポテンシャルであった。

しかし、バルセロナB所属時代のルイス・エンリケ監督とはソリが合わず出場時間が失われ、Bチーム契約という契約延長オファーも断り、バルセロナを出て行ってしまった。

現在はセグンダのマジョルカで苦しんでおり、途中出場が5試合となっている。

 
 

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